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雨の宮崎、アウェーでホンダロックにドロー。

2021年06月14日 

 

第22回JFL12節、アウェー宮崎で14位のホンダロックSCと対戦。11節を終えて3勝3分5敗の勝点12、13位のヴィアティン三重。枚方、高知に連敗してリーグ序盤ですでに崖っぷちに立たされているだけに、なんとしても勝点3・勝利が欲しいところ。そして13位・14位と下位に沈むチーム同士の対戦は非常に激しいものとなり、互いに1点ずつを取り合いドロー、勝利を掴むことはできなかったが、相手の猛攻を守りきっての引き分けは一歩前進したと言えるのかもしれない。

 

ホンダロックSC 1-1 ヴィアティン三重
(1-1/0-0)

  • 35分:⑨酒井達磨・ヴィアティン三重
  • 42分:⑰牧野翔太・ホンダロックSC

 

試合後監督コメントはこちらのページからご覧ください

 

第12節・スターティングメンバー

 

 

前半・酒井達磨の初ゴールで先制!しかし同点に。

 

綺麗に生え揃い緑色が光る生目の杜のピッチ。しかしながら至るところに大きな水たまりがあり、たっぷりと水を含んだ芝は思うようにボールが転がらない状態。アップ前には運営のみなさんが必死に排水作業をしたものの、時折降る雨でまた元通りに。

 

両チームともに短いパスを繋いだ試合運びは難しいと判断、中盤を省いてロングボールを裏へ送り込む大味な試合運び。ヴィアティン三重はFW⑨酒井達磨・⑤菅野哲也がスペースへ抜け出てチャンスを作る。しかし相手ディフェンス陣は長身でフィジカルが強く潰されてしまう。セットプレーも先に跳んでクリアされる場面が多い。

しかし35分、フリーキックのチャンスにキッカーは⑯橋本拓門。右脚から放たれたボールは大きな弧を描いてゴール前へ。そして競り合いに勝った酒井達磨がヘッドでスラして見事なゴール!昨シーズンのリーグ得点王がついに移籍後初ゴールを決めた。

スタンドに向けて叫ぶ酒井達磨「ゴール決めたぞぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

 

しかし42分、相手コーナーキックをゴール前で跳ね返したボールを拾われ、豪快なミドルシュートを決められ同点。またしてもフリーでシュートを打たせてしまう場面を見て、過去の大量失点が頭をよぎる。1-1の同点で後半へ。

 

後半・相手の猛攻を全員でしのぎ切る

 

後半も互いに中盤を省略しロングボールを放り込む展開。攻守の印象は両チーム互角だったように思うが、決定機は相手の方が多かった。公式記録を見てもわかる通り、ヴィアティン三重のシュートはゼロ。サイド攻撃からシュートを打つ手前までは持ち込むものの、フィニッシュの前にボールを奪われ、潰される。勝ちたいのは相手も同じ、強い気持ちは相手も同じ。しかしシュートゼロでは絶対に勝てない。

 

 

試合を通して決定機は相手の方が多かったが、ヴィアティン三重の守備陣の奮闘、そしてGK①森建太の好セーブが目立った。止めていなかったら少なくともあと3点は失っていたはずだ。

 

 

ここ2試合で多くの失点があり、キーパーの森はただならぬ想いでこの試合に臨んだことだろう。この日はいつも以上に大きな声を上げ、全員に細かくコーチングをする姿が見られた。失点はゴールキーパーだけの責任ではないが、どのポジションよりも辛く責任を感じざるを得ないポジションだと言える。その責任を果たすべく、何度も何度もピンチを救った。

 

後半は互いに無得点で試合終了。悔しいドローとも言えるし、よく頑張ったドローとも言える。そんな内容の試合だった。

ピッチサイドで選手たちの息使い、気迫を感じながら90分間ずっと目を凝らして見届けた。選手はもちろん、ベンチも含め全員の勝ちたい気持ちが伝わってきた。ボールを弾き返すたびに大きな声で気合を放つディフェンスの選手たち、ライン際ギリギリまで滑りながらボールを追いかける中盤の選手たち、大きく蹴られたロングボールにいち早く追いつこうと全力疾走する前線の選手たち。

 

 

全員の気持ち・気迫は痛いほど伝わってきた。それでも相手を上回ることが出来なかった。まだ何かが足りていない。

試合前、ロッカーを出る時にベテランの⑰野垣内俊が大きな声を上げていた「自信を持ってプレーしよう!!」。その自信を取り戻すには試合で結果を残すしかない。今日の試合で戦術的な部分での自信を取り戻すのは難しいと思うが、1失点におさえ最後まで守り切って掴んだ勝点1をどのように受け止めるかが重要だろう。

わずか勝点1及ばず昨年は6位に甘んじ昇格を逃した。苦しみぬいて手にしたこの勝点1がリーグ終盤戦で活きてくるよう、来週のホームゲームでヴィアティンらしい闘いで勝利を掴み、さらなる自信を取り戻そう。

6月13日の貴重な勝点1を大切に。

 

 

ホームチームよりもダンマクが多いんだ!!!

 

まず、ダンマクは枚数で勝負するものではない(笑)この試合にもアツいサポーターがたくさん駆けつけた。九州勢・大分出身の⑨酒井達磨、鹿児島出身の㉝奥村泰地らのご家族も来られていた。雨にも関わらず試合前から大量のダンマク張り。ゲーフラを掲げ、ナイスプレーには大きな拍手。九州でも東北でもそこには必ずオレンジ色のダンマクがびっしり張られる。JFL最強のサポーターたちがいつも後ろから選手たちを後押しする。

闘いはまだまだこれから!全員でもっともっとフットボールを楽しもう!ココロひとつに、ヴィアティン三重!

 

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