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崩れた守備と自信、高知に3失点で敗れる。

2021年06月05日 

ヴィアティン三重はじめての高知遠征となる第23回JFL・11節。相手は昨シーズン最終節にJ3昇格を阻まれた高知ユナイテッドSC。(過去記事参照:昇格をかけた最終節、高知に敗れシーズン終了。)勝点12、リーグで連勝中の8位、天皇杯でも勝ち進み調子を上げてきている。一方ヴィアティン三重は勝点11、前節はホームで負けて12位、上野監督は「瀬戸際に立っている」と語り、並々ならぬ決意で臨む。しかしその決意は実らず1-3で敗戦。前節で崩れた守備を立て直すことが出来ず、自信を失ったプレーはミスを生み、今季5敗目を喫した。

 

○ 高知ユナイテッドSC 3-1 ヴィアティン三重 ●
(前半 2-1|後半 1-0)

  • 3分:㉑藤井義治・高知ユナイテッドSC
  • 6分:⑩山藤健太・ヴィアティン三重
  • 12分:⑨長尾善公・高知ユナイテッドSC
  • 47分:⑧西村勇太・高知ユナイテッドSC

 

試合終了後・上野監督会見

 

上野監督・試合総括:コロナ禍の中で三重からたくさんのサポーターさんが高知まで駆けつけてくれました。にも関わらず、今日はひどい試合をしてしまいました。本当に申し訳なく思っています。試合については、集中を欠き、覇気のないプレーをしてしまいました。それが失点に繋がったと思います。前半の2失点、後半もミスからの失点…、やはり前半の集中力を欠き、覇気のないプレーが今日の敗戦に繋がったのだと思います。まだ試合は続きますので選手たちと猛省してもういちどやり直していきたいと思います。

 

VTM:ハーフタイムで2名の選手を入れ替え(⑧澤 → ⑪早坂・⑱佐藤 → ⑨酒井)、やや流れがよくなりチャンスが増えました。前半の試合展開も踏まえてあの交代の意図を教えて下さい。

上野監督:⑪早坂は怪我が治っていつでも行ける状態にありました。もともとサイドハーフが本職ですので後半から起用しました。⑧澤は本来ボランチの選手ですがサイドハーフで頑張ってくれました。得点力やアシストの正確性に関しては早坂の方が高く、なんとしてもゴールが欲しかったので投入しました。⑨酒井達磨についてはコンディションが良くなっていましたのでフレッシュな力を加える狙いで⑱佐藤洸一と交代させました。

 

VTM:前節、非常に悔しい負け方をして今日の試合を迎えました。どのような準備をして今日の試合を迎えましたか?

上野監督:前節はホームで非常に悔しい負け方をしてチームとしてはギリギリの状況にあると思っています。選手たちも自分たちで助け合い、声を掛け合って「全身全霊で臨もう」という気持ちでいます。もうこれ以上負けるわけにはいかない、勝って三重に帰ろうと誓い合って来たのですがこういう結果になってしまいましたので、もう一度選手たちとやり直したいと思っています。

 

高知ユナイテッドSC・西村監督コメント

 

高知・西村監督・試合総括:今日は我々にとって初めてリーグ戦3連勝がかかった試合でしたので、チャレンジして自分たちで勝利を掴み取ろうと選手たちには伝えました。そのためには前半後半ともに、早い時間帯での得点が鍵を握ると考えていましたのでそこで得点できたことが今日の試合の良かった部分だと思います。

 

記者:相手のスカウティングについてですが、両サイドバックが上がってくることを予想していたと思います。そこに出来たスペースを利用するということをおっしゃっていましたが非常にうまくできたのではないでしょうか?

西村監督:そうですね、ヴィアティンさんのチーム戦術がはっきりしていたので、そのストロングポイントをいかにウィークポイントに変えるか?それには相手を見て判断することが必要です。そこはピッチで選手たちがうまくやってくれました。自分たちのアグレッシブなスタイルをベースにしながらも、そういう意味ではいろんなサッカーができるようになってきたと感じています。(ストロングポイントを消すという)やり方というのは相手があってこその話ですので、今日は早くから縦パスを相手のスペースに出すことができた、一番有利に進められる方法をとることができた。選手たちが相手の嫌がることを試合中に見つけてやってくれました。そこはとても成長を感じました。

 

VTM:ヴィアティンとしては攻守に渡ってしっかりと抑え込まれたという印象でした。そこはしっかりと分析をされたのだろうと想像したのですが、それについては準備したことがばっちりハマった、手応えがあったという印象でしょうか?

西村監督:あくまで私の考え方なので恐縮ですが、サッカーというのはチームを作る上で自分たちができるサッカーを踏まえ「やりたいサッカー」があると思います。そのやりたいサッカーの精度を高めていくことが指導者、チームの成長になると考えれば、当然はっきりとした特徴が出てくるのだと思います。それに対して相手がどう出てくるのか?どうかわすのか?を考え準備する。これがサッカーの面白いところだと思います。

その形を考えるのは指導者かもしれませんが、実際にプレーするのは選手ですので、ベンチがどれだけ声をかけても出来ないことがあります。前半できなかったことを後半できるようにする。それを探しながら、考えながら対処する。そういう意味では今日は良いプレーをしてくれたと思っています。

 

前半・早々に失点、すぐに追いつくが再び失点。2-1で折り返す

 

前節ディフェンスが崩れて4失点、試合後に「DFの本来の良さを取り戻したい」と語った上野監督は③穂積諒に代えて②大竹陸をスタメンに起用、その他は前節と変わらぬ布陣で臨む。開始早々相手右サイドからのフリーキックをニアで合わされ失点。前節は開始1分、今節は開始2分での失点から始まった。

 

続く6分、右サイドから㉔池田直樹のクロスに合わせたのは⑩山藤健太、移籍後初ゴールで同点に追いついた。

 

同点に追いついて勢いを取り戻したいヴィアティン三重。しかし12分、ゴール前でマークに付き切れずに追加点を許してしまう。前半はその後全くチャンスを作ることが出来ず1点のビハインドで後半へ。

 

後半・早坂/酒井を投入し流れを変える、しかしミスから失点しそのまま取り返せず…。

 

ハーフタイムに2名を交代投入 ⑱佐藤洸一 → ⑨酒井達磨、⑧澤 朋哉 → ⑪早坂 翔。足元のテクニックを持つ⑪早坂が右サイドでボールを保持、⑨酒井も身体を張って足元にボールを収め得意のドリブルで緩急をつけ、少しずつペースを掴みにかかる。しかし47分、手薄になったDFの裏に抜け出されそうになり②大竹が追う、スペースに①GK森建太が飛び出す。「オッケーイ!!!」と森建太の声がピッチに響いたが連携ミス、大竹が更にスペースに蹴り出してしまいGK森建太は飛び出したまま、無人のゴールに流し込まれて失点。後半の反撃ムードが消沈。

 

後半から投入された二人が前線で奮起、それに呼応するように⑦塩谷、⑯橋本らが走る。少し選手同士の距離感が変わったのか前半は引っかかってばかりだった短いパスが通るようになり相手ゴールに迫る場面が増える。右サイドから㉔池田&⑪早坂が、左サイドから㉜井上&⑦塩谷が攻撃を仕掛けるが決定的なところまでは至らない。最大のチャンスは80分、⑨坂井達磨がドリブルで抜け出しそのままゴールに向かって突き進む!相手ディフェンダーが必死に身体を寄せたことで大勢を崩した酒井、シュートは枠の外へ。喉から手が出るほどゴールが欲しい酒井、天を仰ぐ…。

 

さらに87分、左サイドから⑤菅野がドリブルで駆け上がりライン際ギリギリのところで中に放り込む、合わせたのは⑦塩谷、しかし密集の中で相手GKに阻まれゴールならず、決定的な場面だった。

 

後半は終始ヴィアティンペースで進んだが、何度も危ない場面があった。両サイドバックが攻撃参加をしてカウンターを受けると一気にピンチを招く。相手ゴール前でのセットプレーにセンターバックの二人が参加した後に狙いすましたカウンターで一気に持ち込まれる。ヴィアティンの選手たちがポジション構わず必死に高知の選手を追いかける場面に、何度も肝を冷やした。シーズン開幕当初は堅いディフェンスを売りにしていたが、相手に先行されることで攻撃的な布陣になり、守備の穴を一気に突かれる場面がここ数試合続いているように思える。今節を終えて失点数15はリーグワースト4位。

 

終盤には⑰野垣内・⑬高橋虎太郎を投入するが追い上げることはできず試合終了。苦しく辛い試合を終えた選手たちは肩を落とした。

 

 

今季のリーグ10試合を終え残り22試合。楽観的な要素はひとつも無いがまだまだ試合は続く。J3昇格を目指し強い気持ちで掲げたスローガン「突破」の二文字。いま超えるべき壁は何なのか?突破すべきものはどこにあるのか?それをピッチ上で表現しきれない選手もいれば、ピッチに立つことも叶わず表現する機会すら得られない選手もいる。残りの22試合をどうやって闘い抜くのか、まずは目の前の一戦に集中し、一週間後の宮崎で一歩でも前に進む姿を見せてもらいたい。

ココロひとつに、ヴィアティン三重。

 

 

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