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上位大分をホームに迎えるも0-2で敗戦

2020年09月27日 

秋晴れのもと迎えた今季7試合目(第22節)、アサスタ名物・西からの強風がフラッグをはためかせる中、ホームでの連勝を狙う我らがヴィアティン三重。リーグ2位のヴェルスパ大分に勝利し上位進出を狙ったが、決定機に得点を奪うことができず0-2で敗れた。

ヴィアティン三重 0-2 ヴェルスパ大分
(前半0-1・後半0-1)

  • 41分:ヴェルスパ大分・中村真人⑱
  • 56分:ヴェルスパ大分・利根瑠偉⑪

試合終了後・上野監督コメント

インタビュアー:試合全体を振り返ってください。

上野監督:まずホームで勝つことが出来ず本当に申し訳なく思います。選手たちはよく頑張ってくれました。しかしながらチャンスで得点することが出来ず、逆に前半終わり際のコーナーキックでマークを外してしまって失点しました。後半、もう一度みんなで力をあわせてやろうと誓って臨みましたが、また自分たちのミスからカウンターを受けて失点してしまった。

その後、交代で入った選手たちも頑張ってくれて何度かチャンスを作ることができたのですが、相手ゴールをこじ開けることが出来ず、ヴェルスパ大分さんの方がチカラが上回っていたと感じました。それでも我々のチーム力でそこを打開していきたいと思いますし、まだ試合も続きますので、もう一度みんなで力をあわせて次の奈良クラブ戦に向けて準備をしていこうと思います。

インタビュアー:前節と比べてメンバー変更がありましたが、何か意図があれば教えて下さい。

上野監督:メンバーが変わってもチームとしてやるべき事は同じです。全員で頑張ってボールに寄せて、そこで奪って自分たちの今まで通りのサッカーを続けていく。全員攻撃・全員守備をやっていく。それは変わりません。前半何度かチャンスを作ったのですが決められませんでした。交代で入った選手たちもよくやってくれましたが、チャンスで決めきるチカラを練習でもっと付けて行こうと思います。

VTM:今日はいろんな場面で強風の影響があったと思います。昨シーズンも含めて風上に立った時にそれを活かせていないという印象を受けましたが、風上に立った場合には「風上だからこうしよう」といった具体的な指示はされているのでしょうか?

上野監督:風上だからこうしよう、といった指示はしていません。我々がいつもやっているサッカーでクロスからチャンスを作りましたし、広く広く攻撃していってチャンスを作ることもできました。決め切れなかったことは非常に残念です。ミドルシュートなど何度か選手たちがトライしてくれて惜しい場面もありましたが、チームとしてやるべきことを徹底するということを優先するように伝えています。逆に風下に立った時には下からボールを繋いでチャンスを作ってくれましたし、選手たちはよくやってくれました。

塩谷仁選手 試合終了後コメント

インタビュアー:2試合続けてゲームキャプテンとして試合に臨まれましたが、試合を振り返っての感想をお願いします。

塩谷選手:自分がキャプテンということは気負うこと無く、チームとしてやるべき事をやることを第一に考えていました。

インタビュアー:今日は風の影響が大きかったと思いますが、それについてはいかがでしたか?

塩谷選手:アサスタが風が強いということは分かっていることで、それは相手も同じ条件です。そこで勝ち切れないという自分たちの弱さが出てしまったと感じています。

インタビュアー:上位チームとの対戦でしたが監督からはどのような指示がありましたか?

塩谷選手:相手の順位に関係なく、一試合一試合闘っていくしかないので相手がどこであろうとチームとして勝利を目指してやっていこうと言われました。その中で勝てなかったのは自分たちに責任があると思っています。

VTM:後半は下でボールを繋いでチャンスを作っていこうと言う意図が伝わってきましたが、途中でパスが相手に引っかかってしまう場面も多く、相手に読まれてしまっているのかな?と感じるところがありました。プレーしながらそういった感触はありましたか?

塩谷選手:風の影響もあったので下でボールを繋いでいこうという意図はありました、それもありますが相手に引っかかってしまった時にいかに切り替えて守備に行けるかが大切なんですが、そこの部分がまだまだ足りていなかったと感じています。

VTM:今日で7試合が終わり、リーグはほぼ半分まで来ました。この先1試合も落として欲しくないという思いも込めて、次節からの意気込みを聞かせて下さい。あわせてサポーターへのメッセージもお願いします。

塩谷選手:今節はホームで情けない負け方をして、チームとしてもう一度引き締め直さなければならないと思います。来週の練習から気持ちを引き締めて週末の試合に臨みたいと思います。

サポーターの皆さんへは、今回負けてしまってとても申し訳なく思っています。僕たちはもっと闘う姿勢を見せ、ひたむきさ、全力のプレーを出していかないと自分たちが掲げている目標には届きません。もっともっと強い気持ちを見せて闘って行きますので、ここからまた応援をよろしくお願いします。

前半・チャンスを作るも決めきれず、セットプレーから先制点を許す

風上に立った前半、いつもどおりにコンパクトに保ちつつ丁寧にパスを繋ぐ攻撃を展開する。怪我で離脱した㉜井上丈に代わって左サイドバックに入る⑰野垣内俊、⑦塩谷仁からのクロスで何度かチャンスを迎えるもゴールを奪えない。

そして41分、相手の左からのコーナーキック。マークに付ききれず頭で合わされて失点。その直後に左サイドから⑦塩谷仁の絶妙クロスに⑳荻野広大と⑰野垣内俊が飛び込むが惜しくも枠を逸れてしまう。

後半・カウンターから失点、猛攻を仕掛けるもゴールは遠く…

56分・ピッチ中央で相手ボールを奪い、攻め上がろうとしたところで背後からボールを奪われ一気にカウンターを食らう。必死に戻るも簡単にかわされ追加点を許す。

その後、70分に怪我明けの⑱佐藤洸一・㉞原口拓人、76分に⑩北野純也、85分に⑮河村英侑を投入し分厚い攻撃を見せるが相手の固い守備を崩せず苦しむ。⑱佐藤洸一・⑩北野純也がゴール前に迫るも決めきれず、最後まで相手ゴールをこじ開けることが出来ずに試合終了。勝てば上位進出が狙えたものの敗れたために13位に転落した。

7試合を終えて13位、しかし3位との勝点差はわずか「5」

7試合を終えて2勝3敗2分・勝点8で13位。厳しい闘いを経てこの順位は厳しい結果と言える。しかし現在3位のいわきFC(勝点13)から13位のヴィアティン三重(勝点8)まで、試合数に若干の差があるものの勝点差はわずか「5」しかない。次の2試合でひっくり返る可能性もある混戦状態。

今節に関しては上野監督の言葉にもあったように決してヴィアティンのサッカーが悪かったわけではない。決定機に決められなかったことが大きな課題と言える。目指すサッカーは日々浸透し成長している手応えはある。しかし今節は大分の完成度が高く、うまさと強さが際立った。

目指すサッカーは変わらない。掲げる目標も変わらない。またここから変わらずに前を見て突き進むのみ。次はアウェー奈良での百年構想クラブ対決。良い流れを掴んでまたアサスタに戻って来てくれることを期待する。

フォトギャラリー①

フォトギャラリー②

公式記録

NEXT MATCH 10/3 SAT vs 奈良クラブ

  • 試合日程:2020年10月3日(土)
  • 対戦相手:奈良クラブ
  • 試合会場:ならでんフィールド
  • 開始時間:13:00キックオフ