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井上丈インタビュー:the INTERVIEW 2020

2020年03月27日 

身長162cm・体重57kg、チームで最も小柄な選手、井上丈。そんな彼を目の前にすると小柄に感じるが、ピッチに立った彼はその小柄さを全く感じさせない、ダイナミックで躍動感のあるプレーを見せる。昨シーズンはチーム3位の出場時間を誇り、上野監督のサッカーには欠かせない左サイドバックとして定着。今季もさらなる活躍が期待される。

今季の課題はアシストを増やし、ミスからの失点を減らすこと。

VTM:ヴィアティン三重に来て1年、上野監督の元でプレーしてどんなところが成長できたと感じますか?

新潟ユースにいた頃、1年間上野さんに指導してもらったことがあります。その時にパスワークやチームでの約束事など、昨シーズンやったような事をやっていました。

そして久しぶりに再会してJFLの舞台で一緒にやらせてもらうことになったのですが、当然ユースの頃よりプレーのバリエーションも豊富ですし、上野監督は上に行くために24時間ずっとサッカーの事を考えているんだろうなという印象で、僕ら選手がピッチでそれを表現できる、表現させるために練習も細かいところまで考えてくれています。

それはとても刺激があって、ユースのとき(上野監督時代)はボランチをやっていたのですが、昨シーズンは左サイドバックで出させてもらって、そこで求められるのは攻撃も守備もしっかりやる事。個人的にはアシストを増やしたいという考えていたのですが、セットプレーでしか決めることができなかったので、今年はそこをさらに追求したいと思っています。

守備の面ではいらない失点が多かったので、失点を減らす、できれば失点せずに完封できる試合を増やす。そうすれば昇格にも繋がっていくと思うので、頑張ってやっていきたいですね。

守備も攻撃も50:50、広く見渡して状況にあったプレーを。

VTM:左サイドバックというポジションで、攻撃と守備のウエイトは自分の中ではどれぐらいの比重なんでしょうか?

どちらかに比重があるということは特に考えていません。試合の中での状況によって考えてプレーしているので、どちらか片方が重要ということはありません。

全体を見渡せるポジションなので、攻撃であっても守備であっても状況を見ながらストレスなくプレーできています。

どうしても失点したときはセンターバックの責任のように見られがちですが、僕らもディフェンスの選手なので僕らにも当然責任はありますし、バックライン全員でコンビネーションを高め、しっかりコミュニケーションをとってやっていきたいと思います。

VTM:昨シーズン、特に成長を感じた部分をあえてひとつ上げるとすれば?

強いて挙げるならば「守備の対応」ですね。最後クロスが上がってくる時にしっかり最後まで人についていくといった部分ですね。

13節・ホンダロック戦の1失点目、僕がマークについている選手に決められて失点してしまいました。練習からずっとマークに付くように言われていたにもかかわらず、試合の時にマークに付ききれずに失点してしまった…。それから練習の中でもしっかりと落とし込んで、そこへの意識を徹底して取り組みました。

それ以降はクロスを上げられてシュートを決められる場面は無くなったのでそこは成長したと感じています。

見どころは、サイドハーフと連携したスピードある攻撃

VTM:では、その成長した部分も踏まえて、今シーズンは井上丈のこんなプレーを見て欲しい!そんな注目ポイントはどこでしょうか?

そうですね、昨シーズンは仁(塩谷仁選手)と良い連携ができていました。僕がボールを受けたら仁がしっかり顔を出してくれて、そこからパスを出して僕も上がっていく、速いパスを繋いでの連携プレーです。そういった僕の前にいる選手とのコンビネーションが大切になってくると思うので、誰とコンビを組むにしてもそこは見どころのひとつとして注目して欲しいですね。

VTM:今季は新加入選手も多くて、チーム内での争いも激しくなっていると思います。昨年の自分を超えるために努力している点などあれば教えて下さい。

居残り練習を最後までやってるんですが、コーナーキック、フリーキックの精度を高めたいと思っています。昨シーズンも蹴らせてもらうことが多かったのですが、そこはこだわって質を高めるための努力をしていますね。

流れの中からゴールに繋がるアシスト、そして精度を高めたセットプレー、そこにぜひ注目してほしいですね。今シーズンも応援よろしくお願いします!