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塩谷仁インタビュー:the INTERVIEW 2020

2020年03月21日 

昨シーズン、ルーキーイヤーながらチームトップとなる14ゴールを記録。タフなプレーで存在感を示し、爽やかな笑顔で多くのファンを獲得した塩谷仁。スター性も十分な彼は今季、背番号「7」を背負うことになった。いつしか14番の次に重みのある番号となった背番号7。その重み、意味を理解しつつも気負うこと無くやってくれそうな期待を抱かせる選手だ。

今回のインタビューではこちらの勝手な想像を超える回答を聞き「なるほど彼の魅力の根源はここにあったのか」と納得させられてしまった。今季24歳を迎える若きエースのリアルな言葉をぜひ読んで欲しい。

自分の100%を発揮して「もう一度観たい!」と感じてもらいたい

VTM:学生サッカーを終えてJFL1年目のシーズン、成長できたと感じるのはどんなところでしょうか?

まずは環境の変化による成長ですね。学生だったときはチームメイトや仲間が応援してくれるというのが普通でした、それがヴィアティン三重でプレーするようになって、サポーターやお客さんがお金を払ってスタジアムに来てくれている。そこが大きく違っていて、応援してくれる人たちには僕の知らない人も居て、僕のプレーを初めて観てくれる人もたくさんいるので「プレーに対する責任」が(学生時代とは)全く変わりました。

日頃の心持ちだったり、試合に臨むときの雰囲気だったり、勝ちにこだわること、頑張ることは当たり前で、自分の持てる100%のチカラを出さないといけない、そのプレーを観て気持ちよく帰ってもらいたい、もう一度観たい!と感じてもらいたいんですよね。

VTM:素晴らしすぎる!(思わずうなるインタビュアー笑)そういう気持ちはどれくらいの時期から芽生え始めたのですか?

うーん、最初はちょっとわからないところもあったのですが、ホームでのアツい声援ももちろんですが、アウェー戦まで来てくれるサポーターの方を見るとやっぱりグッと来ますよね。ほんとアツいなって。

試合を重ねるごとにそのアツさを感じるようになっていって、本当に凄いなと思ったのはやはり鈴鹿とのダービー(第27節・観客数4,014人)ですね。あれは本当にすごかった。

あの試合で「もう一度観に行きたい!」と思ってもらえるようなスコアだったり、プレーを見せられなかったのは残念でしたが、選手としてはあれだけの大観衆の中でプレーさせてもらえるのは本当に嬉しかったです。鈴鹿アンリミテッドFCというライバルが存在するからこそ、あれだけの舞台になったという点も大切なところだと思っています。

そういったところでひとりの選手として成長できたのではないかと感じています。

VTM:失礼ながら、想像していた回答とは随分違っていて…(笑)もっとプレー面の話になるかと思っていたので、ちょっと感動しちゃいました(笑)

えー?そうですか!?(笑)

持ち味は全力プレー。そして目標は昨年のゴール数を超えること。

VTM:では、昨シーズンを振り返って課題と感じるのはどういったところでしょうか?

そこはハッキリしていて…、怪我ですね。シーズン前に怪我をしていて開幕に間に合わなかったのと、夏に何試合か出られなかったことです。気をつけていても怪我してしまうことはあるので仕方ない部分はありますが、より気をつけようと思います。食事や練習前のストレッチ、練習後のケア、補強のウエイトトレーニングなど、怪我を減らす努力をしていこうと思います。

シーズンを通して怪我が多かったと思っていて、やっぱり学生から社会人になって、当たりの強さやスピード感が違うので、怪我が多いというのはまだまだ自分は甘いなと思いました。プレーする責任というのにはそういった部分も含まれていると感じています。

VTM:さて、いよいよ昇格という明確な目標が目の前まで来ました、そんな中で塩谷選手に求められているのは何だと思いますか?

それはゴールだと思います。そこは昨シーズン1年見てくれていた人たちから期待されるところでもあると思いますし、ゴールももちろんなんですが「ピッチで全力で闘う姿勢」というのが僕の持ち味で、それに加えてゴールを決めるというところにこだわりたいと思います。

それが僕に期待されている部分だと思っています。

去年のゴール数(14ゴール)は確実に超えたいです…倍ぐらい行きたいですね!(笑)僕がゴールを決めて、チームを勝たせる選手になれれば良いと思います。