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坂井将吾インタビュー:the INTERVIEW 2020

2020年02月19日 

 

2013年にヴィアティン三重に加入、今季8年目のシーズンを迎えるベテラン・坂井将吾。

三重県リーグ2部時代を知る唯一の現役選手となった彼に、今シーズン最初のインタビューを依頼した。着実に成長を続けるチームにおいて、加入から8年経った今もその輝きを放ち続ける彼の今シーズンにかける想いを語ってもらった。

サッカーが心から楽しく感じた2019シーズン

VTM:まず最初に昨シーズンは坂井選手にとってどんなシーズンでしたか?坂井選手個人として、向上したところや課題を感じる点を聞かせてください。

上野監督、阪倉コーチの体制になって、チームのスタイルを学ぶことから始まり、毎日刺激があって「向上心を掻き立てられる」シーズンでしたし、サッカーをやってて本当に楽しかったです。そのチームのスタイルを確立していく中で、強い相手にも勝てる!という自信を持つこともできました。課題としては攻撃の最後のところでの精度や、ひとつひとつのプレーで勝敗が分かれるところで、もう一歩勝ちきれなかったシーズンでした。

VTM:それらを踏まえて、坂井選手個人としてはとても充実したシーズンでしたか?

そうですね。毎日の練習が楽しみでしたし、試合に出る出ないに関わらず1年を通して楽しめたシーズンでした。

持ち味は、誰とでも合わせられる柔軟性

VTM:今季FW6人、それぞれの持ち味があると思うのですが、あらためて坂井選手の持ち味、チームとして求められている役割を聞かせてください。

チームとしては、まず得点することはFW全員に求められていることだと思いますが、守備で前からプレッシャーをかける、プレッシャーをかけるスイッチになる役割や中盤を助けるといった部分などが求められています。FWというポジションですが守備で求められる事も多いです。

攻撃ではコンビネーションの部分で他の選手と合わせる事に関して、自分は誰とやっても合わせられるのが持ち味だと思いますので、試合に出たときの状況でしっかりそれらを果たすことが求められていると思います。

VTM:昨シーズン、前からのプレッシャーがすごいというのはヴィアティン三重のウリでもあったわけですが、相当キツかったですか?

やっている時はやっぱりキツかったですけど、キツい中で天皇杯を勝ち進むことができたりとか、HondaFCさんと良い試合ができたりとか、手応えがあったのでキツい中でも楽しむ事ができました。そこは今季ももっとガンガンやっていきたいと思います。

樋口士郎アカデミーダイレクターとの縁

VTM:すこし話が逸れますが、新しくなった選手プロフィールページに《好きな言葉・ファイン!(樋口士郎)》とありましたが、あれはどういう言葉なんでしょうか?

坂井将吾選手プロフィールページ

あれは高校の時から、良いプレーをすると士郎(樋口士郎アカデミーダイレクター)さんが「ファインや!!」とファインプレーだという意味合いで褒めてくれていました。当時、選手みんなで「おー!出たファイン!」と言って喜んだりしていて、それが良いプレーの指標のようになっていました。

去年からヴィアティンU-15のコーチをやらせてもらっているのですが、士郎さんがアカデミーダイレクターになられたので、U-15の練習中に「ファイン!ファイン!」と言っているのを見て「あ〜懐かしいな〜、これやっぱりいいな〜!」と思ったので好きな言葉として挙げました。

VTM:樋口士郎アカデミーダイレクターとまた一緒にサッカーをすることになったことはどのように感じていますか?

まさかここにきてまた一緒に出来るとは想像もしていませんでした。本当に素晴らしい縁に恵まれたというか、とても嬉しく思っていますので、しっかりとその縁にも応えたいと思います。長くサッカーをやっているといろんな巡り合わせがあるもんだなと感じるとともに、自分は恵まれていると思いますので、士郎さんから色々教わってもっと勉強していきたいと思います。

VTM:先ほどU-15の話もありましたが、トップチームの選手をやりながらスクールコーチもされている坂井選手にとって、スクール生を教えることの意味、スクール生との関係性は選手としての自分にはどのようなモチベーションになっていますか?

スクール生の中にはトップの試合を観に来てくれている子が多いですし、よく試合を観に来てくれる子ほど、僕らを単なるコーチとしてではなくトップチームの選手であり、ひとりのアスリートとして見ていると感じています。

試合中だけでなく、子どもたちと関わる時間においてはひとりの選手として、ひとりのコーチとしてお手本でありたいと思いますし、ひとりの人間としてしっかり取り組みたいと感じています。

また、スクールに来てくれる子どもたちもヴィアティンのファミリーです。自分はトップチームでの経験を伝えられる立場でもあるので、そういったものをスクールにも落とし込んでいけたら、クラブにとっても地域にとっても良いことだと思います。それも踏まえて、サッカーを教えるだけではなく「自分が伝えられるのは何か?」を考えながら関わらせてもらっています

今季にかける想い。〜昇格のために全てをかける〜

VTM:今季はどんな1年にしたいですか?

去年があっての今年という部分があると思うのですが、チームとしては去年のベースがあるところに新しく入ってきた選手たちの力をしっかりと上積みして、昇格に向けてどれだけ戦術的にも高いところまで持っていけるか?精度を上げていけるか?勝敗に繋がる勝負どころを掴めるか?というところが重要になってくるので、そのためにも1日1日を大切にしてチーム全員でやることが大事だと思います。

個人としては昨シーズン多く試合に出させてもらいましたが、それで保証されているものは何もないので、また1からじゃないですが、必要とされる時にしっかりと自分の役割を果たせるように毎日取り組んで行きたいと思いますし、昇格に向けて全てをかけてやっていこうと思います。

VTM:チームの成長とともに古株の選手も少なくなってきました。県リーグ時代からのヴィアティン三重を知る数少ない現役選手として「J3昇格」についての想いとサポーターへのメッセージを聞かせてください。

今まで「三重にJリーグを」ということでやってきましたが、ついにそれが現実的なところまで近づいてきました。それは今までクラブに関わって下さった全ての人達が築いてきたからこそ、ここまで辿り着いたものだと思っています。僕はそういう人たちと長くやってきた一人として、歴史や想いに感謝の気持ちをもって応えたいと思っています。

また、県リーグ時代からずっと応援してくれているサポーター、新たに応援してくれるようになったサポーターのみなさんも同じ気持ちだと思いますので、本当にここでサポーターも選手も、もう一歩チカラを出して一緒になって…、この最後の壁というのはみんながひとつにならないと絶対に乗り越えられないと思うので、みなさんのチカラを貸してもらいたいです。

ヴィアティン三重に関わる全員のチカラを結集して、必ず昇格しましょう。