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NEWSヴィアティン・マニア

笑顔と悔しさと寂しさと、それぞれのホーム最終戦。

2019年11月24日 

苦しい苦しい90分だった。

誰もが勝ってホーム最終戦を締めくくりたい、今のヴィアティンなら勝てる、そう思って臨んだホーム東員でのJFL第29節。しかし東京武蔵野シティFCは強かった。

それぞれの想いを胸に臨んだホーム最終戦は、笑顔と悔しさと、ほんの少しの寂しさを残して幕を閉じた。

 ヴィアティン三重 0-1 東京武蔵野シティFC
(前半0-0・後半0-1)

82分:東京武蔵野シティFC・石原幸治⑱

試合終了後・上野監督コメント

ホーム最終戦、残念な結果になりましたがたくさんの方にお越しいただいて本当にありがとうございました。

選手たちは一生懸命頑張ったと思います。やはり武蔵野さんの力が上回った結果だと思っています。この悔しさを忘れずに、最後の1試合が残っていますので全力で準備をして闘っていきます。

失点の場面はあとでビデオを見て確認しようと思いますが、左サイドで怪我をしたのか交錯したのかわかりませんが、変な抜かれ方といいますか、ビデオで見ないとわかりませんが…、みんなが身体を張って守っていただけに、あそこはチカラが及ばなかったと感じます。やはり武蔵野さんは速かったのと、カウンターの場面は威力があったと感じました。

また切り替えてアウェーでの最終戦に向けてベストを尽くしていきたいと思います。

VTM:前節、今節とあまり良いところがなく、ヴィアティンの良さである距離感を近くしてパスを繋いでゴールに近づいていくというプレーが封じ込められたような印象でした。チームとしての完成度が高まってきたと感じているなかで、それが出せなかった要因はどこにありますか?

前節、今節とおっしゃるように、完成度は高まってきたものの、ここに来て急にそれを発揮することが出来なかった…。前節については広い方、広い方に持っていくことが出来なかった。広い方へ持っていくことが出来れば、我々の得意とするコンビネーションを見せたりいろんな攻撃ができるのですが、そこの広い方へ持っていくことが出来なかった。

こういう部分はシーズン開始当初から見られる「チームのクセ」といいますか、そのクセのようなものが課題として残っていると感じています。

前半のはじめの様に、うまく行っている時は広く使うことができています。そこから自分たちの攻撃を作っていくことができるのですが、しかしどうしても狭い方、狭い方へ持っていってしまう。そこは我々の課題ですね。

頑張って修正しようとしたのですがうまく行かず、申し訳なかったと思います。そこは1週間しっかりやって、選手たちを導いて行きたいと思います。

VTM:今日の相手、東京武蔵野シティFCさんは奪ってからの球さばきが速かったことが印象的でした。ヴィアティンも球離れが速く、リズムよくあれぐらいやれるのに、という見方をしてしまったのですが、先程おっしゃられたチームのクセなどがそれが出来なかった要因になるのでしょうか?

武蔵野さんは「リアクションサッカー」しっかり守ってカウンターを狙ってくるというスタイルだと思います。我々がボールを奪われた瞬間にパパパッと速くボールを展開していく。それが皆さんには球さばきの速さとして「攻撃が速いな、攻撃がするどいな」と印象付けられるのだと思います。

一方われわれは組み立ててボールを進めていくサッカーです。奪われた瞬間の攻守の切り替えも警戒してはいたのですが、やはり速かったというのは実際感じています。今日はありがとうございました。

東京武蔵野シティFC・池上監督コメント

試合前のスカウティングでは実力的に同じぐらいだと思っていました。注意すべきところは北野選手に毎年やられているので、あとはセンターバックの身長が高い選手によるセットプレーのケアを一週間やって今日の試合を迎えました。

前半はチャンスが沢山ある中で、セットプレーでも取れなくて、後半にはピンチがやってくるだろうと選手たちにはハーフタイムに「かなり危ない流れ・状況だぞ」と話しました。この展開でこれまで負けてきているので、しっかり引き締め、集中して入って欲しいと伝えて送り出しました。

選手交代のところで、怪我明けのキャプテンの石原、同じく怪我明けの田口の二人を出しました。怪我明けということで20〜25分しか出せないという制限がある中、0-0で持ち堪えてくれたので、ラスト30分で勝負をかけました。結果的にチャンスを作って1点取れたので、最後は守りに入って最後5分は守備に重点を置いてやりました。

お互いに順位争いが掛かった難しい闘いでしたが、非常に良いゲームが出来たと感じています。また、三重のあたたかいサポーターの方たちにも最後は声援を頂いて感謝しています。以上です。

VTM:我々ヴィアティン側の印象としては、ほとんど良い部分を出すことが出来ずにやられてしまったと感じているのですが、得点シーンもあっという間に展開されて奪われてしまいました。ヴィアティンが失点するパターンとしてはよくある取られ方(一気に展開されての失点)でした。あの場面はどのような狙いからの得点だったのでしょうか?

私たちのストロングポイントは、しっかり守備をするというところから入って、奪ったあとにできるだけ手数をかけない、ワンタッチ、ツータッチでボールを進めていくということをトレーニングでもやっていますので、その良い形が作れました。あとは距離感です。得点シーンは前の選手の距離感が良く「入りそうだな」という感触がありました。

ただ、三重さんのディフェンスラインは非常に固い、強いという印象で、ボランチも含めてしっかり守ってきます、なかなか崩すことが出来ず0-0もしくは1-0で負けるかな?という展開になると思いながら進めていたので、1点とることができ、順位争いにも繋がってホッとしました。今日はありがとうございました。

前半・再三のピンチを迎えるも必死に凌いで0-0

試合開始からペースが掴めないヴィアティン、相手は固い守備で早々にヴィアティンの攻撃の芽を摘む。そして奪ってから素速い展開で一気にゴールに迫りサイドからクロスを放り込む。

今節初スタメンの㉟奥村の守備が冴える。④寺田とのコンビネーション、ボランチの㉓西村仁志、⑳森主のサポートもあって武蔵野の攻撃を跳ね返す。

ファールからのフリーキック、何本もコーナーキックを与えるがGK㉑加藤大喜がパンチングで跳ね返す。そんな場面を何度も迎える。

攻撃では両サイドの⑱塩谷・⑯寺尾にボールが回る機会が少なく、起点が作れない。前半はわずかシュート1本。

後半・開始からペースを掴むがゴールが遠い。そして耐えきれずに失点。

後半立ち上がり、サイドのスペースを活かして前へ持ち上がる場面が増える。

チャンスを迎えてもボールを奪われたあと一気にピンチを迎える。守護神・加藤大喜がギリギリのところで防ぐ。

⑥坂井・㉚平信が交代で入りやや流れを引き寄せたかに思えたが武蔵野の守備は固く決定機まで至らない。

その後もボールを保持してもゴール前まで至らない、フィニッシュに持ち込めない、ストレスが溜まる。そんな時、ボールを奪われたところから左サイドを破られる。あっという間の展開だった。それまで全員で必死に守っていたゴールはいとも簡単に破られてしまった。失点。

終盤、コーナーキック、フリーキックのチャンスを得るが相手も必死に身体をぶつけて守る。全員が最後の力を振り絞ったがアディショナルタイム4分は短かった。悔しさに満ちたホーム最終戦となった。

82分・あの男が帰ってきた、加倉広海!

その瞬間は82分、失点の直後にやってきた。

2018年4月1日以来、実に1年8ヶ月ぶり。長い怪我からの復帰が2019ホーム最終戦。背番号11・加倉広海が帰ってきた。わずか10分ほどのプレータイムだったが登場した瞬間は会場が沸いた。

勝点3は掴めなかったが、初スタメンを飾った奥村、怪我から復帰した加倉の登場で喜んでくれたファンは少なくなかったはずだ。

笑顔と悔しさと寂しさと。それぞれのホーム最終戦。

今日の東員町スポーツ公園陸上競技場は早い時間からファンが集まり、いつも以上の興奮と笑顔に溢れていた。それぞれに今シーズン最後のホームゲームを楽しみ、チームを後押しして悔いを残さないゲームにする。そんな熱気がみなぎっていた。

観客数は1,216人。ホームゲーム15試合フル参加のサポーターもいれば、前回の三重ダービーでファンになった人もいれば、今日が初めての試合観戦という人もいただろう。

もちろんヴィアティンのゴールが生まれ、勝利の喜びを共有することができれば良かったが、そう簡単じゃないのがフットボール(このフレーズが続いている気がするが)。そして勝敗だけじゃない楽しみ方を見つけるのがヴィアティンの楽しみ方でもある。

今日のホームゲームは1年の集大成と言わんばかりに多くのサポーターが思い思いのスタイルでヴィアティン愛を表現し、最後の1秒まで声を枯らしてチームを後押ししてくれた。

そして最後の集合写真を撮ったあとは少し寂しさも感じた。

しかし今季のJFLはまだあと1試合ある。最終順位を大きく左右する一戦になる。遠く宮崎でのアウェーゲームになるが、最後までヴィアティン三重の勝利のためにチームを後押しして欲しい。

We are VEERTIEN, FOOTBALL PLEASURE!!!

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