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王者Honda FCに二度のリード、そして痛恨のドロー!

2019年10月21日 

「よく頑張りました、選手たちは本当によく頑張りました。惜しかった…。」試合終了後、会見場に現れた上野展裕監督はそう口を開いた。

圧倒的な強さを誇り、首位を独走するHondaFCをホーム東員に迎えたJFL第24節、塩谷の2ゴールで勝点3を掴みかけるも88分に失点、痛恨のドローという結果に終わった。

ヴィアティン三重 2-2 Honda FC
(前半1-0・後半1-2)

41分:ヴィアティン三重・塩谷 仁⑱(アシスト・平信㉚)
67分:Honda FC・石田 和希㉒(FK)
84分:ヴィアティン三重・塩谷 仁⑱(アシスト・井上㉜CK)
88分:Honda FC・遠野 大弥㉖

試合終了後・上野監督公式記者会見コメント

よく頑張りました、本当によく頑張りました。惜しかったです。

あそこで勝たせてもらえないのがHonda FCさん、強いチームだと思います。Honda FCさんは普段とメンバーを何人か代えてきました(Honda FCは10/23に天皇杯準々決勝・鹿島戦を控えている)しかし、Honda FCさんのチームとしての闘い方は変わらないので、キツイ試合になると予想していました。

ですが、選手たちがお互いの距離を縮めてどんどんボールへチャレンジしてくれて、チャンスを何回も作ることができましたし、そこからボールを奪ってうまくカウンターに繋げることはできませんでしたが、惜しい試合だったと思います。

後半勝ち越して2-1になってこのまま行けるかなとは思いましたが…(1点返されてドローで終わってしまった)でも選手たちはよくやってくれたと思います。またしっかり練習して次の試合に備えたいと思います。

VTM:前節(「安い失点をしてしまった」と監督が言ったソニー仙台FC戦)にくらべて守備の意識が高く、相手にボールを持たれても最後のところでしっかり守り切り、相手に決定機を作らせていない印象でした、前節から一週間でどういったことを徹底されたのでしょうか?

「天皇杯2回戦、湘南ベルマーレ戦でやったことをHonda FC戦でもやろう」と選手たちには言いました。

強い相手に対してどうすればいい勝負に持ち込めて、僅差に持ち込み勝つことができるのか?選手たちはそこをよく理解して、一週間しっかりと準備をしてきました。そして練習でやってきたことをしっかり発揮してくれて、先程も言った通り選手たちは良くやってくれたと思います。

VTM:球際の強さや気持ちの部分でも前節に比べて強いものを感じられました、そういった部分の話もされたのでしょうか?

Honda FCさんはJFLで最も強いチームですし、天皇杯も勝ち進んでいます、そしてこれまで一度も勝っていない相手です。過去には大差で負けたこともありますし、今季の対戦でも負けています。なんとかここホームで、一世一代の闘い・勝負を見せようと。全員で気持ちを高め、ひとつになって闘おう、そう話して選手たちを送り出しました。

記者:王者相手に本当に惜しい試合でした、しかし厳しい見方をすれば二度リードしたにも関わらず勝ちきれなかった。格上相手にリードした時にはどういった闘い方をするべきなんでしょうか?

23節でHonda FCさんに東京武蔵野シティFCさんが勝利しました。このとき武蔵野シティさんは「リトリート」(ディフェンス時の守備戦術の言葉で、相手にボールを奪われた際にはできる限り素早く自陣に戻り、守備陣形を整える戦術)引き固めて、そこからカウンターと言う闘い方に徹底して勝利しました。そういう闘い方もありますし、我々は違う方法(これまで練習でやってきた、普段どおりの闘い方)でやりました。

(練習でやってきたことを全員が発揮し、良い闘いを見せることができたものの、直接FKからの失点とGKがシュートを弾いてしまっての失点でドローという結果を踏まえて)キーパーの大喜はまた頑張って練習してくれると思います。

1失点目のフリーキックも普段練習してきたとおりの形でした。同サイド(壁がなくゴールを空けているゾーン)はGKの責任という約束にしていましたが、そこを決められた。そしてその失点が尾を引いて2失点目(シュートを弾いて失点)にも繋がったのだと思います。

本人はかなり落ち込んでいましたが、まだ若い選手ですしこの経験を糧にしてもっともっと成長していってくれると思います。

記者:ということは、強い相手だとしても闘い方は変えないというのがヴィアティンのサッカーなんですね。

そうですね、コンパクトに近い距離を保って繋いでいく。後半の最後は疲れも出て少し間延びしてしまいましたが、選手たちは本当によくやってくれました。今日はありがとうございました。

前半・守備の時間は長くなるも、塩谷のドンピシャヘッドで先制!

スターティングメンバーを一部入れ替えてきたHonda FC、対するヴィアティンは古川大悟㉘がサブにまわり、北野純也⑩が先発、ディフェンス陣は前節スタメンの西村竜馬㉟がサブ、寺田匡史④がスタメンに入った。

立ち上がりからテンポよくパスを繋ぐHonda FC、前線から素速くボールを追いプレッシャーをかけるヴィアティン、気迫あふれる闘いぶりを見せる。Honda FCがボールを保持する時間は長くなるものの、守備の連携が良いヴィアティン、ひとりがボールに寄せればスペースには素速くカバーリング、相手に決定機を作らせない。Honda FC、前半のシュート本数はわずかに3本。

人数をかけて守り、ボールを奪うと一気にスピードをあげてHonda FCゴールに迫るヴィアティン、ポゼッションでは相手が上回るもリズムは悪くない。

35分・風上に立つ前半、風を計算してファーサイドに高くあげた井上㉜のコーナーキックにファーサイドの野垣内⑰が合わせるがキーパーが阻止。

続く41分、チャンスが訪れる。

ディフェンスラインを高く保った寺田④が相手GKからのロングフィードをヘッドで大きく戻す、前線の北野⑩が落としてワンタッチのパスを繋ぎ、キャプテン西村仁志㉓がタメを作る。その間に右サイドから駆け上がる平信㉚、中には坂井⑥、北野⑩、そして左サイドから相手DFの背後を取り、平信のクロスに合わせて一枚中に入った塩谷がドンピシャヘッドでゴール、完璧なカタチで王者Honda FCから待望の先制点を奪った。

後半・FKから失点、勝ち越し、そして…。

後半に入っても一進一退の攻防が続く。先制点を奪ったこともあり、後半に入っても強い気持ちを全面に出したプレーを見せHonda FCと互角の闘いを見せるヴィアティン。不運は67分に起こった。

ペナルティエリアのすぐ外でヴィアティンにハンドのファール、Honda FCにフリーキックが与えられる。

キッカーから見て左側に壁を作り右側を空けてゴールに構えるGK加藤大喜㉑、Honda FCのキッカーは左利き・石田選手㉒。壁を超えて鋭く弧を描いたボールは加藤大喜の手をかすめること無く、右サイドネットに突き刺さった。

互角の闘いを見せ、最後のところで完全に守ってきただけに落胆を隠せない選手たち。うなだれ、天を仰ぐ加藤大喜。

しかし同点にされても気持ちは切れていなかった。53分に坂井に代わって入っていた古川㉘に続き、72分に北野から寺尾⑯、78分に進藤㉒から蓮沼㉗が入りサイドから更に攻撃を仕掛ける。古川と寺尾の投入で右サイドが活性化、それにつられて左サイドもリズムが良くなりサイドからの攻撃を展開するヴィアティン。

両チームに疲れが見え始めてきた84分、その時がやってきた。

右からのコーナーキックを得たヴィアティン、一度はクリアされ再びコーナーキック。蹴るのは左利きの井上丈㉜

1本目のCKは野垣内、寺田ら中央の長身選手を狙い、2本目のCKは中央に相手の意識を引きつけて、ニアに塩谷と寺尾が走り込む。そして塩谷仁の見事なヘッドが炸裂!残り6分で勝ち越しゴールを奪った。

しかしこのままでは終わらなかった。誰もがこのまま逃げ切れる、逃げ切りたいと思った88分、相手陣地でボールを奪われ一本の縦パスで中央を破られる。縦パスを受けて走るのは途中交代で入ったHonda FCの㉖遠野選手(JFL得点ランキング7位)、そのままドリブルで駆け上がり強烈なミドルシュート。

シュートコースは加藤大喜の守備範囲内、しかし風に乗ったシュートは思いのほか強烈だったのか、もしくはブレ球だったのか、加藤大喜の手を大きく弾いてゴールに吸い込まれていった。

そして試合終了のホイッスル。王者の本当の強さを最後に見せつけられてドロー。今シーズン、最も悔しい勝点1となった。

フットボールの面白さが詰まった試合内容、JFLの魅力に溢れた試合会場

結果は本当に悔しいドローだった。しかし、最後の1秒までわからないのがサッカーだ。王者に立ち向かうチャレンジャーの姿、王者を苦しめたチャレンジャーの姿、そしてそれに屈しなかった王者の姿、最後の最後までフットボールの面白さが詰まったゲームだったと言える。その面白さは1,030人の観客全員が感じてくれたはずだ。

そして、この日は10月最後のホームゲーム&ハロウィーンDAY!思い思いの姿に仮装してくれたサポーターで試合前から大いに盛り上がった!そしてHonda FCサポーターのみなさんも一緒になって試合前恒例の円陣コール!JFLならではの光景、JFLだからこその魅力を会場に来てくれた全員で楽しむことができた。

会場の雰囲気が伝わる写真をフォトギャラリーに収録したのでぜひともご覧いただきたい。

今季のJFLも残すところあと6試合、チームが掲げる4位以内という目標を達成できる可能性はまだ残されている。強い相手との闘いを経てチームは確実に成長している。

あと6試合、共に闘おう。We are VEERTIEN, FOOTBALL PLEASURE!

第21回 JFL・第25節(アウェー)

  • 対戦相手:流経大ドラゴンズ龍ケ崎(15位)
  • 日程:10月27日(日)
  • 会場:龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド
  • 開始時間:13:00キックオフ

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