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二度目のジャイアントキリングは100回大会に持ち越し!

2019年08月15日 

何が勝敗を分けたのか。

120分の激闘を終え、PK戦4-5での決着。相手がJ2だったから?相手の実力が上だったから?失礼を承知で敢えて言うなら、PKを1本阻止した相手GK・富澤選手の実力が上だった。

でもやはり勝負の世界、結果がすべて。V・ファーレン長崎が強かったからこそ我々は敗れた。最後まで熱い闘いを繰り広げてくれたV・ファーレン長崎のみなさんには感謝の気持ちを伝えるとともに、ぜひとも天皇杯を最後まで勝ち進んでもらいたい。

正しい理論と意思が合えば、実力が上のチームが相手でも闘える。

天皇杯2回戦、湘南ベルマーレ戦に勝利したあと、上野展裕監督が会見で言った言葉である。

3回戦もこの言葉をヴィアティンの選手たちが体現してくれた。前半に2失点したものの、そこから追いつきその後も十分にV・ファーレン長崎を苦しめた。

試合に敗れはしたものの、最後まで見どころたっぷりの試合を展開してくれた選手たち、それを後押ししてくれたサポーター、応援してくれたファンのみんなで胸を張って誇れる2019年の天皇杯だった。

試合終了後・上野監督インタビュー

記者:まず最初に今日の試合を振り返ってください。

試合内容の前に、台風が近づいているにも関わらず多くの方が会場に来てくださって本当にありがとうございました。ゴール裏、メインスタンドをあわせて100人を超えるサポーターの皆さんが我々の応援に駆けつけてくれました、観客数も2,600名ということで、本当に多くの皆さんが会場まで来てくださってありがとうございました。

試合内容については、前半・少し間延びをしてしまった時にセカンドボールを奪われて2失点してしまいました。しかしそのあと選手たちが頑張ってくれて、セットプレーからでしたが2得点できました。そのあとも後半、延長と追い詰めることができました。決定機をたくさん作ることが出来たのですが、決めきれなかったことは残念ですけれども、選手たちは本当に良くやってくれたと思います。

記者:予選から通して総括するとどんな天皇杯でしたか?

三重の決勝も準決勝もギリギリでしたし、湘南戦がギリギリじゃなかったですが(笑)今日も長崎さんにも勝てるかなと思いましたが、やはり長崎さんはチカラがあるので及びませんでした。リーグ戦と並行しての闘いでしたが、天皇杯を通じて選手たちは伸びてくれたと思っています。

けが人が出たり…今日も坂井が出られたら良かったのですが、怪我で出られませんでした。けれどもみんなで天皇杯の出場権を掴みましたし、3回戦までくることができました。本当に良くやったと思います。ありがとうございました。

VTM:格上のチームとのこういった闘いは今のチームにとってどのような収穫・効果がありますか?

今日も「いつもやっていることをやりきろう!」ということを話しました。湘南戦も特別なことをやったわけではなくて、自分たちがシーズン初めから練習でやってきたことを出そうと。今日もそれを出し切って「自分たちはできるんだ!」ということを証明しようとみんなで誓い合って試合をしました。

当然チカラがある相手ではあるのですが、格上だからということを意識せずに自分たちがやってきたことをどれだけ試すことができるか?通用するのか?というのが大切なんだと思います。

VTM:試合前に言われていた「湘南戦の結果がまぐれじゃなかった」ということを十二分に発揮できた内容でしたが、それについて選手たちにはどのような言葉をかけましたか?

ほんとうに良くやったと伝えました。2点ビハインドから追いつくことができたし、最後ももう少しのところまで追い詰めることが出来た。そこで得点できなかったことについては私からは何も言わなかったのですが、キャプテンの西村仁志がそれについてみんなに話していて、そこの課題をこれからの練習でもっとやっていこうと言ってくれていました。キャプテンらしい言葉で全員に伝えてくれました。

VTM:ハーフタイムで交代になった西村選手は怪我だったのでしょうか?

はい、アキレス腱をもともと痛めていて、前日も練習には参加できていなかったにも関わらず頑張ってくれました。塩谷も怪我を抱えている中、本当に良く頑張ってくれました。

VTM:結果的には負けてしまいましたが、見どころたっぷりの素晴らしい試合をありがとうございました。

いやー、悔しいですね!最後に藤牧の惜しいシュートもありましたし、最後詰めるところも何度も何度も、誰が詰めるのかまで徹底して練習してるんですけどね…。

そうですね、決定機に出ていくチカラ、走力で負けてしまうんですよね。でもそこを早めに察知して対処する。後半に入ってからはそこが良く出来ていました。久しぶりに出た稲森も良くできていました。

今日はありがとうございました!

来年の100回大会でヴィアティン旋風を巻き起こせ。

二度目のジャイアントキリングは来年の100回大会に持ち越しということにしよう。記念すべき100回大会ではヴィアティン旋風を巻き起こせるように、またJFLの試合に気持ちを向けて、JFLの難敵を相手にしのぎを削って実力をつけておこう。

長崎のみなさん、ありがとうございました!

そして最後に、試合を終えたあとヴィアティンの選手たちに、そして長崎出身の寺田選手に長崎サポーターのみなさんから温かい拍手とエールを贈っていただきました。

試合に負けた悔しさと、あの皆さんからの拍手を糧に、また天皇杯の舞台に戻ってきます!ありがとうございました(^^)

We are VEERTIEN! Football Pleasure!!!

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