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雨の大阪、激闘の末スコアレスドロー。JFL第17節 vs FC大阪

2019年07月27日 

雨の大阪。激しい雨が降るなか始まったJFL第17節。

サマーブレイク前、FC大阪との心と身体を削り合うような激闘は、スコアレスドローで勝点1を分け合う結果となった。

FC大阪 0-0 ヴィアティン三重
(前半0-0・後半0-0)

試合終了後、上野監督インタビュー

VTM:前節、今節と、ここ2試合続けてヴィアティンらしいパスを繋いで前へ進んでいく場面をあまり作れていない印象を受けます。その要因はどこにありますか?

今日は特にイージーなミスが多かったです。先週はピッチコンディションが良くなかったのでミスしやすかったというのはありましたが、今日はとてもいいピッチでしたので、イージーなミスは減らしたかったです。FC大阪さんのプレッシャーはかなり激しかったです…とはいえイージーなミスが多かったのは良くない点です。

VTM:坂井選手の負傷で、いつもより早い時間に平信選手を投入することになりました。平信選手のプレーはいかがでしたか?

パワーがあり、高さがある相手に対して、平信のスピードはとても効果的でした。そして彼はあの身長でも空中戦が強いんです。身体の「しなり」があるので、身長が低くても身体を寄せて空中で競ることができるという特徴があります。とても良かったと思います。自分でボールを持ち出してチャンスも作ってくれましたし、坂井が負傷してしまいましたが彼が十分補ってくれました。

VTM:今日は内容的に厳しい試合でしたが、ドローという結果についてはどのように受け止めていますか?

選手はよくやってくれました。とても惜しい試合でしたが、テクニックやパワー、高さで勝る相手に無失点でのドローでしたので今日の内容を考えれば妥当な結果だと思います。オフを挟みますので、リフレッシュしてまたギアをひとつ上げてしっかり練習していきたいと思います。今日はありがとうございました。

前半:7本のシュートを守護神・加藤大喜が跳ね返す

ディフェンスの裏やサイドのスペースにロングパスを立て続けに送り、一気にゴール前に迫りくるFC大阪攻撃陣。強力なシュートを㉑GK・加藤大喜がことごとく阻止。センターバックの④寺田、前節累積警告で出場できなかった⑰野垣内も相手より先に位置を取り、相手FWを自由にさせない。

試合序盤からFC大阪の大型ディフェンス陣と激しくぶつかり合う⑥坂井。貪欲に前を狙うが簡単には崩せない。

36分・⑥坂井が負傷退場、代わって㉚平信投入。0-0のまま後半へ。

後半・平信がボールを運んでチャンスメイク

⑥坂井に代わって入った㉚平信翔太、58分に決定的な場面を迎える。

⑰野垣内がボールを奪ってからパスを繋ぎ、㉓西村仁志がドリブルで持ち上がり、平信のループシュート。自陣から一気にゴールまで持ち込んだ場面。関わる選手全員が動きながらパスを受け、相手が陣形を整える時間を与えなければビッグチャンスを作れる、というお手本のようなシーンだった。

一方、前半同様にロングボールで一気に縦方向に突破するFC大阪。クリアボールも再び拾ってゴール前に高いボールを放り込む。ギリギリのところで跳ね返す④寺田。ボランチの㉓西村仁志、⑳森主も守備に回る時間が増える。

69分・⑩北野に代わって⑬藤牧投入、74分には決定的なチャンス到来!

⑯寺尾からのパスを受けた⑬藤牧、左足のアウトサイドでダイレクトシュート。相手GKの間合いよりもワンテンポ早く打ったからこそ、決定的な場面になった藤牧らしいシュート。

最後まで激しいぶつかり合いが続いた試合はアディショナルタイム3分が過ぎて試合終了。後半に放った3本のシュートが、2度の決定機を作った。前節でも上野監督が言っていた「決めるべき場面で決めていれば…」という言葉が頭をよぎる。

しかし、FC大阪の猛攻を守りきって無失点で試合を終えられた事は評価に値する。結果だけをみれば悔しさしかないが、内容を考えれば上野監督が言う通り、妥当なドローだったと言えるのかもしれない。

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