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NEWSヴィアティン・マニア

第4節 ソニー仙台戦・事前インタビュー

2019年04月06日 

第3節、アウェー都田でディフェンディングチャンピオンのHondaFC戦に0-1で敗れたヴィアティン三重。

負けはしたものの失点は前半2分のフリーキックでの失点のみ。すべての選手が90分間常に走り続け、王者を相手にプレッシャーをかけ続け、失点シーンを除けば相手にチャンスらしいチャンスを与えることなく闘い抜いた。しかし得点が奪えず悔しい敗戦。ホーム東員でのFC大阪戦と比べると闘う姿勢、強い気持ちが全面に出ており、チカラを出し切っただけにその悔しさは大きい。

敗戦という結果を除けば、第3節の印象はとてもポジティブなものだった。その印象を携えて4月3日、トレーニングが行われていたNTNグラウンドを訪れた。そこには明確な課題とテーマに向き合い、生き生きとした表情でプレーする選手たちがいた。

野垣内俊選手・背番号17

VTM:ディフェンスに関しては2節の大阪戦と比べて3節のHondaFC戦ではかなり良くなってたように思います。3試合が終わってディフェンス陣の完成度・連携についてはどう感じていますか?

Honda戦については、セットプレーからのもったいない失点でした。あれは自分たちで改善・修正できるプレーだったと思います。他の部分についてはボールを持つ相手選手に対して、選手一人ではなく、チーム全員、二人三人で囲いこんで奪って、そこからカウンターを狙うという形で、王者HondaFCを相手に十分通用したと思います。その部分では相手はすごくやりづらそうにしていると感じました。

VTM:チャンスらしいチャンスもほとんど与えませんでしたよね?

どちらかというと僕たちのゲーム運びができていたので、その中で負けたことがすごく悔しかったです。選手全員が出し切って、やりきったと感じていただけに、その分すべての選手がとても悔しい顔をしていました。でも確実に次に繋がる試合だったと思います。

VTM:守備については一定の成果を感じてはいますが、攻撃には課題があると思います。守備から攻撃に繋げる部分や守備陣にできる攻撃の改善という点ではどんなことを意識していますか?

「チーム全体でコンパクトにする」という事を意識しているので、コンパクトな陣形の中でディフェンスが高い位置でボールを奪えば、相手のゴールにより近いところから攻めることができます。そこからあとは後ろ(DFライン)からも含めて「最後の質・精度」を高めることが必要だと思います。あとはシュートも少ないので遠目からの思い切ったシュートも必要だと思います。そういった意識を高めていきたいです。

VTM:センターバックのペア、寺田選手との連携・コミュニケーションは取れていますか?

普段はすごく優しい男なんですが、試合になるとガツガツ行ける選手なので、横にいてくれると頼もしいです。あとは僕ができるだけカバーに行ったり、指示を出したりしていい距離でプレーできているので、これをしっかり続けて行きたいですね。

VTM:次節は首位のソニー仙台戦です。リーグ序盤で強いチームと対戦が続きます。第4節に向けての意気込みを聞かせてください。

できればここ(第3節)で勝って勢いを付けていきたかったのですが、強豪Hondaとの対戦で、できる部分もたくさん感じているので、次のソニー仙台戦でもそこ(強い相手に対してもできるという事)を示していきたいと思います。

VTM:ファンのみなさんにヒトコト!

遠い仙台ですが、来れる方はぜひ来てください!来れない方には勝利を手土産に帰ってきますので、ぜひ期待してください!応援よろしくお願いします。

原口拓人選手・背番号34(今季新加入)

VTM:第3節 HondaFC戦で初先発、原口選手自身のコンディションやチームとのフィット具合はいかがでしょうか?

かなりいい感じで「フィットさせてもらえてる」と思います!コンディションもとても良いです。

VTM:Honda戦では原口選手のボールの持ち方やパスの受け方がすごく良い印象を受けました。攻撃の選手として原口選手の持ち味はどんなところでしょうか?

ゴール前でのドリブル、パス、シュートなど、ゴール前でどれだけプレーできるかが僕の仕事です。Honda戦は勝てなくて、シュート本数が少なかったですが、ゴールに向かうプレーは増えてきていると思います。あとは繰り返し練習して精度を高めていくだけですね。

VTM:Honda戦は負けはしましたがFC大阪戦に比べるといろいろな面で改善されたと感じました。ソニー戦に向けて攻撃陣が課題や修正点として上げているのはどういった部分ですか?

選手それぞれが「個」にならずに、チームでしっかり意図を持って崩せるように動くこと。待って待ってという姿勢ではなく、自分たちから動いたり、ドリブルで仕掛け続けることがゴールをこじ開ける鍵になると思います。

VTM:藤牧選手と近い距離でプレーすることが多いと思います。コミュニケーションは取れていますか?

しっかり取れてます!特に練習ではひとつひとつのプレーを確認し合って、お互いの感覚をすり合わせています。とても大事な作業です!

VTM:ファンの皆さんにヒトコト!

先週のFC大阪戦ではスタジアムに来て応援してくれる皆さんの熱をすごく感じました!試合以外でも地域の熱意をすごく感じるので、絶対に勝利を届けたいと思います!応援よろしくお願いします!

寺尾俊祐選手・背番号16

VTM:HondaFC戦では左サイドのスペースを駆け上がったり良いプレーがたくさんありました。その半面、ボールを持って相手に距離を詰められた時には潰されてしまう場面が何度かありました。寺尾選手個人としての次に向けての修正点・改善点はどんなところでしょうか?

スペースが自分の周りにある時はスピードであったり、ドリブルでボールを運べたり、自分の良さとして出せたと思います。ただ、スペースがない時、囲い込まれたときの打開策、選択肢が少ないと感じています。そこは顔を上げて、視野を広く持つことで修正できると思います。今日の練習でもそれを意識していました。ワンタッチ、ツータッチではたいて、自分が前に出るというプレーをしたいです。「もうちょっと前で仕事をするイメージでやるとうまくいく」と監督からアドバイスをもらいました。それを今日は意識して練習したら、けっこう上手くいきました。

VTM:上位チームにはフィジカルが強く、身体の大きい選手が多いですが、フィジカル面についてはどう感じていますか?

課題しかないですね(笑)!相手に当たられると難しい状況になるので「当たられない・触られない」その距離感を徹底して作っていくしかないと思っています。僕や(塩見)仁が時間を作れる選手なので、そこが潰れてしまうと攻撃の幅が作れない、ワンパターンになってしまうので、そこは気をつけていきたい部分です。

VTM:練習を見てるとすごく良い雰囲気だと感じます。上野監督の指導はどう感じていますか?

「監督が思い描くサッカー」がとてもわかりやすいので、選手としてもやりやすい、目指しやすいです。みんなが同じベクトルでサッカーをやれているという感覚があって、攻撃も守備も全員が動くサッカーというのがコンセプトとしてあるので、大阪戦のように良さが出せないと何も出来ないという感じになってしまいます。HondaFC戦はそういった良さが出せたので、勝てなかったのがもったいなかったし、とても残念でした。

VTM:次節、ソニー仙台戦に向けての抱負を聞かせてください。

勝っていないですし、点も取れていないので…、でも守備面はチームとしてうまくいっているので、攻撃では結果を第一に求めて闘いたいと思います。

VTM:ファンの皆さんにヒトコト!

アウェーが続きますし天皇杯予選も絡んでくるので、コンディション作りという点では難しいところもありますが、サポーターのみなさんの声が本当にチカラになります。ぜひ、試合に来てアツい声を送ってください!応援よろしくお願いします。

練習取材・インタビューを終えて

第3節を終えて1勝2敗。3試合を終えて得点1・失点3。新体制のスタートとしては決して満足できる結果ではないかもしれない。とは言えまだ3試合が終わっただけ。悲観するには早すぎる。そんな中、練習の雰囲気は緊張感もあり、和やかな場面もあり、監督・コーチはもちろん、選手たちの表情はとても良かった。

上野監督は練習中に常に大きな声を出している。「今の良いぞーー!」「そこ、もうちょっとだ!!」「今のタッチは素晴らしいぞ!」「上手くなったな!!」

阪倉コーチも同様に大きな声を出している。「戻る時はダッシュだろ!!」「そこ、遅い!!」「もっと強く行け!!」

ひとつのプレーの完成度が少し上がれば、上野監督がさらにそれを引き上げるような声をかけ、物足らない部分やあと一歩の部分を阪倉コーチが厳しくカバーする。筆者の主観ではあるが「良い部分・足らない部分の整理が付きやすい」そんな印象を持った。

そんな中、選手たちは考えて、走って、また考えて。繰り返し繰り返しトレーニングすることで上野監督のサッカーが少しずつ少しずつ浸透してきている。勝つことは簡単ではない。簡単ではないからこそ、勝利を掴むために選手たちは必死にトレーニングに励んでいる。

毎週練習の取材をしていて感じたこと。開幕前より選手たちの表情やプレーが生き生きと、伸び伸びとしてきた。上野監督のサッカーに対する理解度が高まり、実戦での手応えや課題を肌で感じることで、個々の選手が、ヴィアティン三重が少しずつ前進している様子が練習の雰囲気からはっきりと伝わってきた。

明日は首位のソニー仙台戦。春の日差しを浴びて青々と輝く仙台のピッチで、オレンジの戦士たちが躍動することを願う。勝利に向かって全力で闘ってきて欲しい。

 

第21回日本フットボールリーグ第4節・試合情報

  • 試合日程:2019年4月7日(日)
  • 対戦相手:ソニー仙台FC(現在1位・昨年通算4位)
  • 試合会場:みやぎ生協めぐみ野サッカー場B
  • 開始時間:13時キックオフ