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【7/12(土)岩手戦】試合結果・コメント
7月12日(土)に行われましたJFL第16節(アウェイ)、いわてグルージャ盛岡戦の試合結果をお知らせいたします。
試合結果
第27回日本フットボールリーグ 第16節
■日時
7月12日(土)15:00キックオフ
■対戦
いわてグルージャ盛岡 2-0 ヴィアティン三重
(前半 2-0 / 後半 0-0)
- 4分:岡﨑 大志郎(岩手)
- 36分:藤本 憲明(岩手)
■会場
いわぎんスタジアム・Aグラウンド
■メンバー・スタッツなど
http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=2398&f=2025A0011611_spc.html
間瀬 秀一監督 試合後コメント
―― 総括
今週、今日来たメンバーと来てないメンバー含めて、このグルージャ戦に必要なことをしっかりと準備して、良いトレーニングをして、ここに来ました。試合前も選手たちが強い気持ちを持って、いつにないぐらいの強い言葉・大きな声を掛け合って、この試合に臨みました。結果として0-2。そして、この試合を難しくした入りの1失点目。ボールとゴールの間に我々の選手もたくさんいて、それでも個の能力で1点目をこじ開けられて、まず難しい試合になりました。そこから当然、0-2で折り返した後半は点を取って逆転する絵を描いて臨んだのですが、今日のグルージャ、そしてグルージャの選手たちに我々は歯が立たなかったのが現実だと思います。勝たせられないことの責任は間違いなく私、監督ですし、今日選手たちは自分たちが持っているものを出し切って、やり切って、相手の方が上でした。走力、球際、そしてボールを持ったらキープ、ゴールに向かう。相手に上回られたと思います。足りてないものをどうするかと言ったら、伸びしろはあると思うので、そこに目を向けて次の試合の準備をしたいと思います。
―― 準備したことができなかった結果なのか、相手が上回ってきた結果なのか。どう見ていますか。
選手たち、スタッフ含めて、私が描く必要なことをこの1週間やろうとしてくれました。準備した内容で言うと、まずはしっかりとボールを動かして敵陣に入ってゴールに迫るということですけど、ボールはどれだけ動かしても得点にはならないですけど、それが自陣じゃなくて、敵陣に入って動かすということですね。それをしっかりトライしてくれましたけど、グルージャに上回られたと思うのは、グルージャの選手1人1人、攻撃的で上手な選手だと思うんですけど、守備のところでも守備戦術そして球際のところでも、怠らない闘いを彼らがやってきたことに対して、(ボールを)動かすことはできたんですけど、ゴールに中々向かえない。そして守備面は、個の能力が高い、たくさん点を取れる選手がいるグルージャに対して、自分たちは1対1の局面で守れないところは、ゴール前の守備陣の距離を密にしたところでカバーをしあう。ということだったんですけど、早々に、それだけ人数がいた中でもそれを上回った個に、得点されたので、選手たちは一生懸命やろうとしてくれたんですけど、それでは届かない相手となってしまったと思います。
―― 久しぶりの先発となったGK稲葉選手の起用の意図は?
今は、森建太とアガシ(稲葉 亜我志)のどちらかが出る形になっていますが、森建太で言えば経験があってコーチングに長けている。後ろからチームの守備を構築する能力があると思っています。アガシの場合は逆に、若くて試合経験は浅いので、チームの守備戦術・構築、コーチングはまだまだ伸びしろもありますけどサイズがあるので。どの試合も90分を振り返ると、枠に飛んでくるシュートの数は多いわけじゃないですし、一つ一つ彼の能力で止めることができれば、というのが彼に望むことであり、今回失点はしてしまいましたが、いくつかハイボールを含めて彼の特徴で抑えた場面もあったと思います。
#17 稲葉 亜我志選手 試合後コメント
―― 久しぶりの出場は悔しい結果となりましたが、どんな気持ちで臨みましたか。
古巣というのはありますが特に意識はしていなくて、自分が久々にチャンスをもらえて、チームを勝たせるために何ができるかってことを考えて挑んだのですが、早々に1本目のシュートで自分が弾き切れなくて失点してしまったので良い流れをもっていけなかったですし、自分自身もシュートを止めてノッていくタイプなんで、1本目を止めれなかったのが大きかったかなと思います。
―― 2失点は裏を取られ、上手くループで決められました。
ボールに対して中途半端に出てしまって、何とか我慢してループを打たせない距離感を保つこともできたと思いますし、相手が巧かったと言えばそれまでなんですが、自分ができたことはあったと思うので、もっと突き詰めないとチームを勝たせることはできないですし、自分がやるべきところはそれなので、あと14試合に活かせるようにトレーニングへ繋げたいと思います。
―― 遠方でのアウェイでしたが三重から多くの方が来てくれましたし、古巣からの声援もありましたね。
すごいありがたいことです。三重からこれだけの人が来てくれるのも、勝利の期待を込めてのことだと思いますし、その期待を裏切ってしまったことはほんとに申し訳ないので、三重のサポーターのためにあと14試合は全試合勝てるようにやるのが、自分たちの務めなので、そこはブレずにやっていきたいですし、いわてのサポーターの方は、相変わらず暖かくて、ほんとに良いチーム・良い人たちだなと思わせてくれたので、いまだに応援してくれる人もたくさんいるので、そういう方のためにも、個人としてはもっと活躍しないといけないなと思います。
谷奥 健四郎選手 試合後コメント
―― 今日の90分をベンチから見ていて感じたことは。
僕がピッチに立つ時にいつも考えていることでもありますが、Jリーガーになって新人研修で一番最初に”Jリーガーは顧客満足のためにある”という話をされて。今日ヴィアティンのサポーターが来てくれて、誰から何を感じたのか。そこに尽きるかなと思っています。サッカーは、勝つか負けるか引き分けるか分からないし、すべてが上手くいくゲームばかりではないスポーツだと思っています。ただその中で、何か心に訴えかけてくるようなものはあると思っているし、そう信じてやってきていて、それが無ければサッカー選手である必要はないと思っています。一番僕が思っているのは、岩手まで来てくれたファン・サポーターの皆さん、ライブ配信で見てくれたファン・サポーターの皆さんに、申し訳ないゲームをしてしまったなと思っています。
―― 残り14試合、厳しい状況の中でもチームは進んでいきますが、キャプテンとしてどうチームを作っていきますか。
今言った話と真逆になるかもしれないですけど、それでも僕らは前を向かないといけないし、いつまで下を向いていても、何も落ちてないわけで。次の飛鳥戦はホームでゲームができるという中で、今日応援してくれた人がどれだけ来てくれるか分からないですけど、人の心に火をつけるようなプレーができないのであれば、それはサッカー選手ではないし、1人の選手としてどうあるべきか、どうなっていくべきなのか、みたいなものを痛感した試合だったなと思います。
どんな状況であれ、次の飛鳥に勝つために、やるのみなので。1人1人が目の色を変えてやれるのかどうか、それだけだと思うので。僕はやります。
―― 谷奥選手に対して、そういった期待は大きいと思います。
見に来てくれた人に何を残せるのかが、サッカーの醍醐味だと思うし、ヴィアティンのサポーターは、負けたからダメだったと言うのではなく、それでも全力を尽くすところとかに、僕たちは応援してもらっているところがあると思っていて。絶対そこに馴染んではいけないし、甘んじてはいけないけど、そんなこともできないのかというゲームを今日はしていたので、次のゲームは見に来てくれた人が何かを持ち帰れるようなゲームに必ずしたいと思います。