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再開後初戦は新宿に悔いが残るドロー!

2023年09月04日 

 

1ヶ月のサマーブレイクが明けてJFL再開。再開後の初戦はラピスタに4位のクリアソン新宿を迎えてのホームゲーム。中断前は4試合勝利がなく思うように勝点を積み上げられなかったヴィアティン三重。トレーニングマッチをいくつかこなし、良い内容・結果で手応えを掴んだであろう中断期間を経て勝点22・9位で迎えた第19節。

試合は開始早々にチャンスを作ったヴィアティン三重だったがその直後の前半4分、新宿が最初のチャンスに頭で押し込んで先制する。そこから怒涛の攻撃を展開するヴィアティン三重。25分にはエース⑩田村翔太がミドルシュートを突き刺して追いつく。さらに猛攻を仕掛けるヴィアティン三重、何度もチャンスを作ったが追加点は奪えず後半へ。後半も攻撃の手を緩めず良い守備から良い攻撃を展開し、再三相手ゴールに迫る場面を見せる。90分で21本のシュートを浴びせたヴィアティン三重だったが、追加点を奪えないまま1-1で試合終了。試合を優位に進めていただけに悔やまれる結果に終わった。

 

第25回 JFL第19節・試合結果

ヴィアティン三重 1-1 クリアソン新宿
(1-1/0-0)

  • 4分:②瀬川和樹・クリアソン新宿
  • 25分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重

 

前半・早々に失点するも田村のゴラッソで追いつく!

 

ラピスタで今シーズン三回目のナイトゲーム、やや気温が下がった18:00、クリアソン新宿ボールでキックオフ。中断明け初戦の今節もスリーバック、ベテラン⑰野垣内を真ん中に、右に②谷奥、左に⑲児玉を配置。中盤には16節以来のスタメンとなる⑯橋本が入り、サブにはチーム最年少19歳の㉝石井大生がリーグ戦初のベンチ入り。

 

 

開始2分、自陣中盤で⑬安西が厳しいプレスをかけてボール奪取、左サイドからボールを運び⑤菅野に預けて縦のスペースに走る⑩田村へスルーパス。左サイドを抜け出したところから中央を走る㉟寺尾へクロスを送る。ゴール前で完全にフリーになっていた寺尾、丁寧にダイレクトであわせたがコースが甘く相手GKの正面、開始早々にビッグチャンスを迎えたがものにできず。

 

 

 

続いて4分、新宿が右サイドに大きく展開しヴィアティン三重陣内へボールを運ぶ。少し戻したところからゴール前逆サイドへ大きくクロスを上げる。ヴィアティン三重守備陣の頭を越えたボールはファーサイドにいた②瀬川選手のところへ。㉔池田が身体を入れて競ろうとするが上から頭で合わされて失点。早々のビッグチャンスの直後に痛い失点を喫してしまう。

 

 

早い時間に失点はしたものの切り替えて前を向くヴィアティン三重の選手たち。最終ラインから丁寧にボールを繋ぎ、斜めのボールを入れワンタッチプレーを入れながら相手の守備を崩しにかかる。しかし統率の取れた新宿の守備は簡単には崩せない。9分、最終ラインの②谷奥から右サイドの㉔池田にパス、それを見た⑩田村が裏のスペースを狙って走り出す。それに呼応するように池田が裏を狙って柔らかいボールを入れる。相手DF一人を振り切った田村、やや右に広がりながら前を向いてシュート。しかしここは相手GKがキャッチ。

 

 

続く10分、自陣でボールを受けた⑯橋本が右前方のスペースを狙って長いボールを入れる。そこへ走る㉟寺尾、深いところで追いつき折り返す。中に⑩田村が走り込んだがわずかに合わない。その後もボールを保持して低いボールをテンポよく繋ぐヴィアティン三重、ピッチ状態が良くなりヴィアティン三重らしいパスワークで相手陣内に入り込む。

そして24分、相手陣内左サイドで㉕藤澤・⑲児玉が高い位置からボールにプレッシャーをかける。それに呼応するように⑩田村、⑯橋本が続き橋本がボールを奪ったところで相手の逆を突いて左でフリーになっていた⑩田村へパス。ボールを受けた田村、やや距離はあったが前が開いた瞬間迷わずシュート!強烈なミドルシュートを新宿ゴールに突き刺し同点。エース田村のゴールは10節(6/4)の高知戦以来となる今季6点目。

 

 

 

29分、②谷奥のロングボールから⑩田村が、30分には⑲児玉から田村へ繋ぎ、中央の⑬安西がシュート、31分には⑤菅野と㉟寺尾のコンビネーションからシュートを放つが枠外。同点ゴールのあとは完全にヴィアティン三重ペース。ビルドアップから短いワンタッチパスを繋いで相手を崩し、相手の最終ラインが高いと見れば裏を狙ったロングボールを入れて立て続けにゴールに迫る。しかしフィニッシュまでは至らない。

 

 

37分、ゲームメーカーの⑬安西が負傷のため交代、⑳金が代わって入る。41分には㉕藤澤が左サイドから抜け出してシュート、42分には右サイドで②谷奥からのパスを受けた㉟寺尾が相手選手二人を剥がして抜け出す。最後はゴール前で中央の⑤菅野にパスを出したが惜しくも相手の守備に阻まれてしまう。

44分にも再び②谷奥から右前方のスペースを狙ったパスに㉟寺尾が走ってチャンスメイク、深いところからの折返しは惜しくも味方には収まらず。アディショナルタイムにも⑩田村と⑤菅野のコンビネーションからゴールに迫ったが菅野のシュートは相手GKがわずかに触れて惜しくもゴールならず。前半だけで10本のシュートを放ったが同点で折り返し。

 

 

後半・何度も相手ゴールに迫ったがゴールは遠く…。

 

ハーフタイム、両チームともに交代はなし。48分、ヴィアティン三重が最終ラインからビルドアップ。右サイドからワンタッチパスを繋いでピッチ中央付近で⑯橋本がボールを受ける。顔を上げたところでスペースへパスを出し⑩田村を走らせる。左サイドで㉕藤澤がカバー、中央の⑤菅野へ出しシュート性のクロス。㉟寺尾が走り込んでいたがここは相手DFが間一髪クリア。流れるような連携から後半早々にチャンスを作る。

 

 

52分、ヴィアティン三重陣内ペナルティエリア付近でフリーキックを与えてしまう。一度は跳ね返したがセカンドボールを相手選手がダイレクトでミドルシュート。抑えの効いたボールがゴール左隅に飛んだがGK①モリケンが見事に反応し跳ね返す。モリケンのビッグセーブがチームを救う。

 

 

後半に入っても前半のリズムを継続したいヴィアティン三重、クリアソン新宿は前半に再三最終ラインの裏を取られていたところをケア、拮抗した展開が続く。裏を狙った攻撃が難しくなっても新宿の硬い守備をかいくぐりながら短いパスをテンポ良く繋ぐヴィアティン三重、63分には右サイドから㉔池田が崩して中へボールを入れる。フリーで受けた⑤菅野、絶好のチャンスだったがボールがやや脚元に入りミートできない。菅野、頭を抱えて悔しがる。

 

 

69分、両チームが動く。ヴィアティン三重は⑤菅野に代えて⑨大竹、㉟寺尾に代えて㉒川中を投入。後半の半分が過ぎ、ヴィアティン三重の最終ラインが少しずつ低くなり相手がヴィアティン陣内にボールを持ち込む場面が増える。そんな中、74分にはセカンドボールを奪った㉒川中から前線の⑨大竹へ長いボールが入る。ボールを受けた大竹、味方の上がりを待ちつつ中へ切れ込み距離はあったが自らシュート。枠は捉えられなかったが積極的にゴールを狙う。82分にもゴール前で相手のクリアミスからダイレクトボレーでゴールを狙ったが芯を捉えられず枠を逸れる。

 

 

86分、⑩田村に代えて⑮梁が入る。そして87分、ヴィアティン三重ゴール付近で㉔池田がファール、フリーキックを与えてしまう。そして池田は警告累積4枚目、次節の高知戦は出場できない。嫌な時間帯に嫌な場所でのフリーキック、危ない場面が続いたが②谷奥を中心に全員で身体を投げ出してゴールを守り弾き返す。

 

 

フリーキックを凌いだところからヴィアティン三重の攻撃。左サイドから右サイドに展開、㉔池田がクロスを入れる。ゴール前で⑨大竹が相手選手と競りながら頭で上手く合わせる。枠を捉えていたがここは相手GKがキャッチ、決定的な場面を迎えるがあと1点が遠い。

 

 

 

後半のアディショナルタイムは4分、最後はオープンな展開になり互いにゴールに迫るが決定的なシーンには至らない、最後にコーナーキックを得たヴィアティン三重、蹴るのは⑯橋本、中央で相手選手がクリアしたボールがファーサイドの⑰野垣内のところへ飛び、野垣内がダイレクトでシュート。しかしブロックに入った相手選手に当たってラインを割ったところで試合終了のホイッスル。終始試合を優位に進めたヴィアティン三重だったが1-1で勝点1を分け合う結果となった。

 

 

サマーブレイク開け最初の試合は悔いが残るドロー。それにしても追加点が遠かった。前後半あわせて21本ものシュートを放ちながらわずか1点。枠を捉えたシュートは何本かあったがその他は大きく枠を外したシュートが多かった。最後のところはもうひと工夫する気持ちの余裕が欲しかった思うのは欲張りすぎだろうか…。しかし、早い時間の失点で苦しい状況になってしまったが、前半のうちに追いつき、ゲームの組み立てやボールの運び方、良い守備から良い攻撃と、随所にヴィアティン三重が目指すフットボールを展開することができたことは観ている者すべてが感じたはずだ。

 

 

試合後にキャプテンの谷奥と少し話をした。谷奥は言った「勝てなかったことは悔しいのひとことですが、このゲームの内容をどれだけポジティブに受け止められるかが一番大事だと思うんです。今日の良い材料を少しでも多く次に繋げること。いまやるべきことはそれしかないと思っています。」

 

 

試合終了の笛が鳴ったあと、うなだれるチームメイトを両手を広げて迎え、仲間一人ひとりの背中を叩いて讃えるキャプテン・谷奥健四郎。いや、讃えたというより、次の闘いに向けて今こそ前を向くんだ!と強い気持ちで仲間たちを鼓舞しているように見て取れた。

そう、まだ終わっちゃいない。ここからの10試合、目の前の一戦に気持ちを集中し、ヴィアティン三重のフットボールを高めていく以外に勝利へ近づく方法はない。ただ良いゲームをしたいんじゃない、勝利という結果が欲しいだけ。誰よりもそう思っているのは選手たちに他ならない。この試合で得た手応えを結果に繋げるべく、次はアウェー高知での闘いに臨む。

 

 

運営サポートは四日市大学サッカー部のみなさん!

今節も四日市大学サッカー部のみなさんが運営サポートでホームゲームを支えてくれました。撤収まで含めて、遅い時間までありがとうございました!

 

フォトギャラリー①

フォトギャラリー②

公式記録

2023 JFL第20節 9/10日 vs 高知ユナイテッドSC

  • 第25回 日本フットボールリーグ 第20節
  • 試合日程:2023年9月10日(日)アウェー
  • 対戦相手:高知ユナイテッドSC
  • 試合会場:春野陸
  • 開始時間:14:30キックオフ