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天皇杯1回戦 ガイナーレ鳥取戦・試合後コメント

2023年05月21日 

 

第103回 天皇杯1回戦・試合結果

ヴィアティン三重 2-0 ガイナーレ鳥取(J3)
(1-0/1-0)

  • 45+4分:㉒川中健太・ヴィアティン三重
  • 84分:⑬安西海斗・ヴィアティン三重

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まずはホームでの開催でしたので、サポーターのみなさんにホームらしい雰囲気を作ってもらい勇気を貰ったゲームでした。その中で僕たちのテーマは「自分たちのスタイルで挑もう」ということでした。カテゴリーが上のチームに対して何かやり方を変えたりということなく、自分たちのスタイルでどこまでやれるかというチャレンジでした。

選手たちは臆することなくしっかりと挑んで、自分たちが主導権を握る時間が特に前半は長く、後半は相手に主導権を握られた時間をしっかりと耐えることができた。選手たちは90分通しての試合運び、ゲームプラン、それから自分たちのスタイルを出し切ろうと、集中して闘ってくれました。その結果として、前半最後の素晴らしいフリーキックが生まれ、それから後半の追加点と試合を決めることができたのだと思います。

こうやって、積み上げてきたものがひとつ上のカテゴリーの相手に対しても発揮することができたということは自信に繋がると思います。ただ先ほどロッカーで選手たちに言いました。天皇杯では次にグランパスに勝つことを目指すけれども、リーグ戦で今日できたことを証明していかないと上のカテゴリーには上がれない。昇格するためにはまず次の試合(アウェー・クリアソン新宿戦)が大切なので今日は喜んで、明日からは切り替えてリーグ戦に集中しようと伝えました。

 

 

VTM:対ガイナーレ鳥取という点ではどんな対策を準備して臨みましたか?

樋口監督:対戦が決まってから過去3試合の映像を見て分析しました。その上でガイナーレのサッカーというのはヴィアティン三重と近いものがあると感じました。基本的な考え方、ゲームをどう作っていくかという点で非常に近いものがあると。システム的にも今日はミラーゲームになると選手たちには伝えました。そのミラーゲームにおいて何が差を生むのかというと、僕は切り替えの部分だと思っています。切り替えの部分でどれだけ相手より先に一歩目が出て、奪われたら前に出て前に行かせせない、奪ったら前に付けて相手の準備ができる前に仕掛ける。そこで差を付けられるかどうかが今日のポイントだと話し、選手たちは準備したことをしっかりとやり切ってくれたと感じています。

記者:天皇杯の次の相手はJ1で非常に調子が良い名古屋グランパスです。対策と意気込みを聞かせて下さい。

樋口監督:同じ東海地方の雄、東海地区の象徴として存在する名古屋グランパスですので、僕らは今日以上にチャレンジしなければいけない、今日よりも強いチャレンジャーの気持ちが必要です。昨日も名古屋の試合を見てその強さを再認識しましたが、それに対しても臆すること無く、自分たちのスタイルでどこまで通用して、さらには結果をだせるのかというところにチャレンジする。今日の試合が終わった瞬間からそれをあらためて感じています。チャレンジしたいですね。

 

 

記者:今日の試合を振り返るとディフェンス陣の働きが大きかったと思います。ディフェンス陣をどのように評価しますか?

樋口監督:非常に高い強度でプレーができていました。今日はほとんど相手をボックス内に入れさせなかったと思います。チームとして練習で言っているのは、どれだけボックスの外に相手を追いやって守れるか。それができていました。前半には二回ぐらいバイタルエリアにボールを運ばれてシュートを打たれるかという場面でしっかりとブロックして身体に当てて防ぐことができて、それを後半も試合を通してできていました。ひとりひとりの集中力、それから一人がチャレンジしたときのカバーリング、球際の強さ、グループでのボール奪取、その意識が共有されていて日頃のトレーニングでやっていることが発揮できていました。

 

 

記者:後半の選手交代ですが⑪上田、⑮梁の二枚替えをして相手の8番の対策をされたように見えましたが、交代の意図を教えてください。

樋口監督:まずあの時間帯は相手にずっとボールを握られていました。ここでひとつ流れを変えなければならない、流れを変えるために後ろの人数を増やすのではなくボールの出どころに対して人を行かせたいと考えました。㉒川中と⑤菅野が良くなかったのではなく、強度をもう一度上げたいというのが狙いでした。そこで交代で入った二人が強度高くプレーしてくれましたし、できればそこで上手くボールを引っ掛けられたら相手の背後を取ってゴールを狙えると考えていましたので、実際に交代で入った二人が左サイドを突破し、チャンスを作って追加点に繋げることができました。あのように守備の強度を上げながらでも追加点を狙いにいく、二人で2点目を獲ってゲームを締めてこいという話をしましたので、良くやってくれたと思います。

 

 

記者:先制点の話に戻りますが、あの時間帯の得点がその後のゲームの流れを作ったと思いますが、あのフリーキックはどう評価されますか?

樋口監督:前半の最後に㉟寺尾が上手く抜け出して、あのまま行ったら点が入っていたような場面でしたが、㉒川中はあの位置からのキックを決めるんです。練習でも本当によく決めていたので、ベンチのコーチングスタッフと「これは入るぞ」と言っていたぐらいです。ケンタがボールをセットして前に作られた壁を見た時、ベンチが思っていた壁の作り方ではなかったので、これなら壁を越えたら入るんじゃないか?と言っていたら本当に綺麗に壁を越えて決まりました。彼の技術の高さを象徴するゴールでした。

 

 

 

川中健太選手・試合後コメント

 

VTM:まず最初にあのフリーキックを振り返って下さい。

川中選手:自分が得意としている位置だったので、しっかりと集中して蹴れました。入って良かったです。

VTM:先ほど監督が言われていました、思っていた壁の作り方じゃなかったので、壁を越えたらこれは入ると確信していたと。川中選手は壁を見てどう感じていましたか?

川中選手:壁を見たときに、壁を越えさせてあの位置(ゴール左隅)に決められる自信があったので、イメージ通りのキックができました。

 

 

VTM:ガイナーレ鳥取との対戦についてはどんな気持ちで臨みましたか?

川中選手:カテゴリーがひとつ上ですが、臆すること無く自分たちのサッカーをすれば勝てると思って試合に臨みましたし、それが勝利に繋がって良かったです。

VTM:手応えとして自分のプレーはどうでしたか?

川中選手:良かったところもありますが、後半のところでまだ課題があったかなと感じています。

 

 

記者:試合を通してチーム全体の試合運びはどうでしたか?

川中選手:前半の序盤にチャンスが多かったのですが決められなくて、でも終了間際にフリーキックを決めることができたことは良かったです。後半は相手にボールを持たれる時間が多くて苦しい時間が続いたのですが、ゴール前でディフェンス陣が身体を張って守ってくれましたし、終盤に追加点が獲れたので良かったです。

 

 

記者:川中選手から見て、今日のMVPは誰でしょうか?

川中選手:今日は本当に全員で闘った勝利だと思います。ゴール前で全員が身体を張れましたし、スライディングで最後のところでシュートブロックできていましたし、ホント全員がMVPだと思います。

 

 

記者:次はJ1チームとの対戦です。意気込みを聞かせて下さい。

川中選手:J1クラブとやれるのは楽しみなことですが、今日はこの試合に集中して挑むことができました。それが勝ちに繋がったと思っています。ここからリーグ戦と天皇杯の両方がありますが、しっかりと足もとを見て、目の前の試合に集中してやっていこうと思います。

 

安西海斗選手・試合後コメント

 

VTM:まず最初に勝利を決定づけたあのゴールシーンを振り返って下さい。

安西選手:いや…実はあんまり覚えてないんですが…胸でトラップした瞬間にコースが見えたので決められる感じがしました。

VTM:J3のガイナーレ鳥取と対戦するにあたって、攻撃の要と言える安西選手はどんなことを意識して臨みましたか?

安西選手:まずは自分たちがチャレンジャーとして臨むこと。その中で自分たちがやりたいサッカーがあるので、そのスタイルを貫いて勝ちたいと全員が思っていました。前半はしっかりと自分たちのサッカーができていましたが、後半は苦しい時間帯が多かったので、後半も自分たちのサッカーができるように練習からやっていこうと思います。

VTM:後半は相手がボールを握る時間が長くなりましたが、そのキッカケはどこにあったのでしょうか?

安西選手:風向きの影響もあってこっちが背後を取りづらかったり、その中でコンパクトにされて押し込まれてしまっていたんじゃないかと思います。

 

 

記者:J3チームに勝つというのは今後のリーグ戦を闘う上で自信になりますか?

安西選手:自分たちがいつも通りやれば絶対に勝てると思っていたので、次のリーグせんでも自分たちのサッカーをやり通して勝ちたいと思います。

記者:得点シーンですが、浮いたボールを胸トラップして、シュート…でしたよね?焦りはなかったですか?

安西選手:はい…たぶん。なぜかあまり力みがなかったので、入るなと感じたことを覚えています。

 

 

VTM:次は新宿戦、高知戦を経て名古屋グランパスとの対戦です。意気込みを聞かせて下さい。

安西選手:まずは次のリーグ戦に絶対勝たなきゃいけないのでそこに集中して、J1チームとやれるのはなかなかないので全員で良い準備をして臨みたいです。

 

キャプテン 谷奥健四郎選手・試合後コメント

 

谷奥選手・試合総括:勝って次のステージに進めることを嬉しく思います。三重県選手権の鈴鹿戦もですが、その前の四日市大学戦に勝利してくれたこと、普段は出場機会が少ない仲間たちがしっかりと勝利してくれたからこそこの勝利があると思っています。そういう意味でも全員がハンパなプレーはできないと思っていましたし、このゲームに勝てたことを嬉しく思います。

VTM:カテゴリーが上の相手でしたが、チームとしてはどんなことを意識して臨みましたか?

谷奥選手:簡単に失点しないことが重要だと思っていました。0-0の時間が長くなるほど焦れるのは相手だと思っていましたし、そういった経験をこれまでに何度かしたことがあったので、逆に考えてできるだけ0-0の時間を長くしたいと考えていました。

 

 

VTM:2-0という結果を踏まえて、全体の試合運び、試合の出来はいかがでしたか?

谷奥選手:さっき言ったように0-0の時間を長くするというのができていましたし、前半のラストプレーで素晴らしいフリーキックを決めてくれたので、すごく心理的に楽になりましたし試合を優位に進めることができました。後半のあたまから25分ぐらいまで押し込まれる時間が長かったので、そこでもっとボールを持って相手陣地でプレーできればもっと安定した試合運びができたのではと感じています。

VTM:守備の強度が勝利の大きな要因になったと思いますが、守備のリーダーとしてはどう評価しますか?

谷奥選手:モリケンやサナ(真田選手)も含めて、ウチのゴールキーパーはみんな練習から良いセーブを見せてくれてるので、ディフェンスラインの僕たちや守備に関与する選手が身体を張ればGKが止めてくれるという信頼関係があります。そして誰かが抜かれても誰かが助けてくれるという関係が築けています。今シーズン何試合目かのゼロでやっぱり無失点は気持ちが良いので、これを継続したいと思います。

 

 

記者:今日の試合に際して、キャプテンからチームにどんな声掛けをされましたか?

谷奥選手:Jリーグを経験している選手が何人かいますし、何人かと話したのは「鳥取の方がやりづらいよ」と。カテゴリーが下のチームが相手だとは考えないようにしていても心のどこかで心理的にやりづらいだろうと。0-0の時間が長引くと焦れるような雰囲気になるのが天皇杯だと思うので、立ち上がりや守備が重要だという話は少ししました。

 

 

記者:グランパス戦に向けてはなにか考えることはありますか?

谷奥選手:まだ試合が終わったばかりなのでグランパスに対して何かというのはないですが、僕がヴィアティン三重に来る前には湘南ベルマーレに勝利したことやセレッソ大阪を苦しめたこととか話には聞いているので、次は試合会場も近いですしここでグランパスに勝つことで「ヴィアティン三重ってどんなチームなんだろう」と関心を持ってくれる人も増えるだろうし、ホームスタジアムに脚を運んでくれる人も増えると思います。どう考えても実力は相手の方が上ですが、組織でしっかり守って、しっかり闘って勝ちたいと思います。

 

 

記者:今日は目指しているJ3の相手に勝利したわけですが、今日の勝利がリーグ戦を闘うチームにはどんな影響をもたらすと思いますか?

谷奥選手:今日勝ったからといって勝点6もらえるわけではないですし、リーグ戦と天皇杯は全く別ものなので、今から次のクリアソン新宿戦に向けて準備しなければなりません。J3のチームに勝ったことは素晴らしいことですが、正直なところJ3とJFLにそこまで大きなレベルの差はないんじゃないかと思っています。今日はしっかりと喜んで、勝って兜の緒を締めて明日からまた良い準備をして次に臨みます。