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2023開幕戦・ミネベアミツミFC戦 試合後コメント

2023年03月12日 

 

第25回 JFL開幕戦・試合結果

ヴィアティン三重 2-0 ミネベアミツミFC
(1-0/1-0)

  • 30分:㉟寺尾憲祐・ヴィアティン三重
  • 71分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重

 

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まず総括の前に、今日の開幕戦はこの悪天候の中でも1,600人近くのサポーターが集まってくれました。昨年に引き続き、このJFLの中でおそらくトップの集客力を誇るチームだということをあらためて感じました。バスが到着した時に我々を迎えてくれる熱量、試合中の応援、どれも間違いなく選手たちの力になったと思います。あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

試合内容とは別のところでもう一点、今日はミネベアミツミさんに来ていただいたのですが、両チームの選手がピッチコンディションに若干ストレスを感じていたと思います。我々はホームチームとして、ピッチの管理には関係各位が全力を尽くして頂いて準備をしてもらっているのですが、今日に関しては本来の良いピッチではなかったので、相手チームに対して申し訳なく思っています。クオリティの高いサッカーをやり、サッカーの魅力を伝えるためには、やはりピッチコンディションはとても重要です。これはクラブがしっかりと意識して引き続き少しでも良いピッチにするために総力を上げて取り組んでいかなければならないと感じています。

 

 

試合の総括ですが、なかなか難しい時間帯もありました。これはピッチコンディションが要因というだけではなく、なかなかボールをコントロールできない場面がありました。僕らがワンタッチでボールを動かす展開がなかなか作れない。練習の時もそうなんですが、このピッチで練習をするとどうしてもボールを見てプレーしなければならない、そこでノッキング(流れ・勢いが止まる)が起こることが多い…。それも覚悟の上で今日の試合に臨みました。そういう中でも選手たちはリスクを犯さなければならない、またリスクを犯してはならないところを判断しながらプレーする。そして判断を間違ったときはお互いがカバーしながらプレーすることができていた、そういう部分ではよく闘えたと思っています。

結果からいうと失点がゼロだったこと、これは大きな成果です。そして追加点を獲れたこと、これも大きな成果です。昨年の課題は追加点が獲れなかったこと、追加点を獲ってゲームを決め切るところでしたので、今日は良い形で先制点を獲り、良い時間帯に追加点を獲ることでゲームの流れをしっかり作れたと思います。

 

 

まだまだ課題は多いです。ただ昨年の積み上げをしっかりと感じながらトレーニングできていますので、次に向けて良い準備をしていこうと思います。今はけが人が多くてベンチに入れない選手が何人かいる状況ですが、復帰する選手がまたポジション争いをしてくれて、チームが更にレベルアップできれば、これからも良い試合をやっていけると思っています。

まずは開幕戦に勝ってスタートできたことを今日は喜んで、また切り替えて明日からやっていこうと思います。

 

 

VTM:基本的には昨シーズンから積み上げてきたものをベースにしたチームだと思います。今日はスタメンに新加入選手が2名(⑪上田選手・⑬安西選手)入っていました。新しく起用したメンバーも含めて昨年と意図的に変えたところ、変化を感じるところがあれば教えて下さい。

樋口監督:今日のゲームに限って言うと、プラスアルファの部分はあまり出せなかったと感じます。その要因にはボールがなかなか落ち着かなかったことが上げられます。ただ、新加入選手たちがそれぞれの個性・特徴をもっているので、彼らが入ったときにいろんな変化が起こるだろうと思っています。例えば⑬安西はボールを良く動かすことが出来る選手ですし、前半は少し戸惑っていましたが⑪上田駿斗は縦への推進力が良い。今日出ていない新加入選手たちもそれぞれ特徴を持っているので、そこが融合してきたら間違いなくチーム力がアップすると思っています。次の試合ではそれをしっかりとお見せできると思うのでぜひ期待してください。

 

 

VTM:先制点の起点になった②谷奥選手からの縦パス、その他にも縦への意識、前への意識を強く感じる場面が何度かありました。それについて監督はどのように評価されていますか?

樋口監督:はい、前へというよりも、特にライン間にしっかりとボールを入れようと、バックパスや横パスではなく、できるだけ斜めのボールで少しでも前に付けながら相手を食い付かせること。1点目は谷奥から良いボールが入って崩す形に繋がりましたし、後半も何回かその形ができていたので、あれを意識してやれているのはとても良かったと思います。

 

記者:今日の開幕戦、監督が思い描いているサッカーはどれぐらいできましたか?

樋口監督:ゲーム運びというところでは昨年より良く出来たと思います。ただゲームのクオリティに関しては発揮しきれなかった。またピッチコンディションのことを言うのは申し訳ないのですが、もう少し良いところでできれば、もっとワンタッチのパスが入って、良い距離感でプレーができたのではと思います。トレーニングやトレーニングマッチではもっと良いプレーができていたので、今日のゲームのクオリティについてはまだまだと言えます。

 

 

記者:開幕戦からサポーターの声出し応援は久しぶりだったと思います。サポーターの声援が選手に与えた影響や監督が感じられたことをお聞かせください。

樋口監督:今日バスが着いた時に迎えて頂いたファン・サポーターの皆さんの声援、試合中通しての大きな声援、これは間違いなく選手たちに届いていました。バスで着いて僕らがロッカーに入った時に新加入の選手に「ヴィアティンのサポーターは凄いだろう?」と声をかけたんです。「感動しました!」と言っていました。それぐらい他のチームでは経験できないものだと思いますし、今日ベンチに入っていなかった選手たちも「すごくテンション上がりました!」と言っていたので、怪我で離脱している選手たちも早くプレーしたくてウズウズしてるようでした。ファン・サポーターの声は選手たちにそういう影響をもたらしてくれています。

 

 

記者:後半はなかなか難しい時間が続きましたが、その中でGKを始めディフェンス陣の粘りが見られました。その粘りがあったからこそ追加点にも繋がったと思います。無失点の守備についてはどう感じられましたか?

樋口監督:守備に関してはシュートを打たれそうな場面でも身体を寄せていたので相手が打ち切れなかったり、外れたりという場面が多かったです。昨年もその意識はあったので失点数が少なかったのですが、さらにそこを意識してやってくれたと思います。どうしてもこういうコンディションだとディフェンスラインでごちゃっとなったり、どっちにこぼれるかわからないところで抜け出される場面が多かったのですが、そこでも慌ててファールをしてしまうこともなく冷静にできていましたし、最後のところで脚を伸ばしてシュートコースを変えたり、今日の無失点は本当に大きな成果だと思っています。

 

 

記者:あいにくの天候ではありましたが、観客数1,588人、そして2-0での勝利、素晴らしい開幕戦になりましたが、ファン・サポーターや地域の皆さんにメッセージをお願いします。

樋口監督:今シーズンのトレーニングスタートから8週間、スタートの段階から今シーズンの我々に対する期待値を昨年以上に感じるプレシーズンでした。その想いを選手たちもしっかりと受け止めていますし、ここまでの8週間の準備においても意識の高さを感じています。今年は自分たちのスタイルで勝ち切るんだ、そこにこだわってやっていますので、やはりファン・サポーターの声というのは間違いなく僕たちの一歩目が良いスタートを切ることができた大きな力になっています。ここからのホームゲームは13試合、アウェーも含めて一戦一戦、勝ちにこだわってやっていきますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

 

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

VTM:まず試合全体を振り返ってください。

谷奥選手:まず勝てたことが良かった。そして無失点で終えたこともすごく良かったと思います。2点目を良いタイミングで⑩田村選手が獲ってくれたので、あれでだいぶ楽に試合を進める事ができました。

VTM:開幕戦ということも含めて、良いところ悪いところありましたか?

谷奥選手:開幕戦というのはやっぱり、ふわふわするというか…、手堅くプレーしがちというか。すこしチャレンジが減ると思うんです。みんなもっと良さはありますしもっとやれるんだけれど、敢えて堅実にプレーしたというのはあると思います。それはピッチコンディションだったり、開幕戦のメンタル的なこともありますし、相手のスタイルもあり、そういう堅実なプレーを選んでやったと思います。結果としてこれで負けていたら厳しかったと思いますが、勝つことができたのでこういう闘い方で結果を出すということを学べたと思います。

 

 

VTM:先制点は谷奥選手の鋭い縦パスが起点になって崩してゴールを生みました。トレーニングマッチを見ていても昨年より縦へのパス、前へのパスが多くなったように感じました。そこは意識しているのでしょうか?

谷奥選手:練習もそうですが、相手がどうなるか?というのを自分で整理したときに、こうすればこうなるというのをある程度整理してからピッチに入ったので、本当はもっと出せたら良かったのですがなかなかボールが落ち着かなかったので、チームの雰囲気も考えて一発入れてみようと思って出しました。そしたらケンタ(㉒川中選手)とケン(㉟寺尾選手)が上手くやってくれたので、自分としては準備していたことが上手く出せたシーンでした。

VTM:試合を終えた時のロッカーの雰囲気はどうでしたか?

谷奥選手:もちろん嬉しいですが、ほっとしたというのが一番だと思います。8週間準備してきて、みんなもっとできると思っているので大満足とはいきませんが、勝点3獲ることが一番のミッションだったので、そういった意味も含めてほっとしたという感じでしたね。

 

 

VTM:ホームで迎えた開幕戦、サポーターの応援も含めてあらためてどう感じましたか?

谷奥選手:いやー、やっぱ気持ちよかったですね…(しみじみと)。バスで入って来たところからもう。

VTM:バスを降りてサポーターの花道を通って行く時、噛みしめるように見渡しながら歩いていましたね。

谷奥選手:はい、サポーターの応援はもちろんですし、凄く思ったのはフロントスタッフやチームスタッフの方々が、何週間も前からこの開幕に向けていろんなことを準備してくれている姿を見ていて、選手がやるのはのぼりの準備だったりほんのわずかな部分しかないですが、自分たちが気持ちよくゲームするために、また地域のみなさんに喜んでもらえるように、自分たちの考えの及ばないところで多くの人たちが尽力してくれたというのを感じていたので。2,000人には届かなかったですが、とても良い雰囲気の中でプレーできて、サッカー選手冥利に尽きるなと感じました。

 

 

VTM:良い開幕戦になりましたね。

谷奥選手:はい。本当にそう思います。あ、娘とエスコートキッズが出来たのも良かったです。あれを一番心配してました笑 落ち着いてくれてたので良かったです。今日は本当にありがとうございました!

 

 

先制点・寺尾憲祐選手 試合後コメント

 

VTM:まずはゴールシーンを振り返ってください。

寺尾憲祐選手:崩しまでが完璧だったので、あとは決めるだけ。そんなゴールでした。

VTM:トレーニングでもよくやっている形でしょうか?

寺尾選手:そうですね。去年の試合でも同じようなシーンがあってその時も決めていたので、そのシーンがよぎったゴールでした。

VTM:相手にボールを握られる時間が長く難しい試合ではありましたが、チームとしてはあと2点ぐらい狙えそうでしたね。

寺尾選手:はい、結果的に勝てたので良かったですが、内容はもっとクオリティを上げていかなきゃダメですね。

 

 

VTM:開幕戦ということで硬さはありましたか?

寺尾選手:硬さはそんなになかったと思います。

VTM:寺尾選手はあまり緊張しないタイプ?

寺尾選手:はい、緊張はないですね。

VTM:チームとしては硬さがあったというか、なかなか思うように運べなかったですね。

寺尾選手:試合全体を通して相手にボールを握らる時間が長くて、僕たちがやりたいことをなかなか出せなかったので、もっと質を上げていきたいですね。

 

 

VTM:シュート本数を見ると相手の方が倍打っているので、フィニッシュに関しては質の高さを見せましたね。

寺尾選手:そうですね、そこの部分は集中してできましたし、2点目も獲れたので良かったと思います。

VTM:では最後にファン・サポーターさんに向けてメッセージをください。

寺尾選手:まず開幕戦に勝利することができました。応援ありがとうございました。まだ始まったばかりですし、僕らは優勝を目指していますので、ここから勝ち星を積み重ねていきたいと思います。引き続き応援よろしくおねがいします!

 

 

クリーンシート!GK森建太選手 試合後コメント

 

VTM:今日の自身のプレー、そして守備全体を振り返ってください。

森選手:思ってた天候とは違ったこともあって、自分たちがやりたいことはあまりできなかったかなと思います。結果は2-0で、無失点で抑えられたこと、これは守備陣の評価できるところだと思います。細かいところのミスや判断が少し合わなかったところがあったのでそこは修正して、時間やピッチ状況を考えてやっていければ、もっと安定したゲームができると思います。

自分のプレーとしては、ハイボールを1本キャッチできなくて…、昨年はあれをキャッチではなく弾いていたので、セカンドボールからの失点が多くなっていました。今年はキャッチしてセカンドボールを作らないようにしようと思っていて、キャッチしに行ったけど濡れていたせいで滑ってしまって。でも翔太(田村選手)が蹴ってくれたので良かったです。

 

 

VTM:今季はGKのメンバーが2人入れ替わって、ポジション争いも熾烈になったと思います。新メンバーになったチームGKはどういう雰囲気ですか?

森選手:雰囲気良くやれています。サナ(㉛真田選手)もノム(㉑野村選手)も大喜や透とは違った持ち味をもった選手です。でもみんなシュートストップに自信を持っているので、そこからプラスアルファで違いを見せられるかどうかが大切だと思っています。そこを意識して切磋琢磨しています。

 

 

VTM:サポーターの声出し応援もありました、ホームでの開幕戦を終えた感想は?

森選手:こんな天候でしたけど、サポーターの声援はやはり最高の後押しになりました。結果2-0で勝てたことは本当にみなさんのおかげだと思います。もっともっとヴィアティン三重を盛り上げていきたいので、もっともっと応援よろしくお願いします!そしてこのまま勝ち続けましょう!今日はありがとうございました。

 

 

ミネベアミツミFC・宮路監督 試合後コメント

 

宮路監督・試合総括:開幕戦ということで非常に力の入るゲーム展開の中で、ゲームの入りは良かったと思います。前半はチャンスを何度か作りながら最後のところ、フィニッシュの質のところでヴィアティンさんの方が上だったと感じます。後半も攻めながらなかなかシュートまで行けないシーンが多かったので、そのあたりはこれからトレーニングを重ねて良くしていきたいと思います。

インタビュアー:昨シーズンと比較して、ヴィアティン三重の印象、変わったことなど感じられたことがあればお聞かせください。

宮路監督:まずサポーターさんの多さが凄いですし、やはりチームとしてJ3を目指すんだという意思の強さをゲームの中で感じました。選手のアグレッシブさや周りの選手を鼓舞する声や姿が昨年より強く感じましたし、ゲームの展開でも走るところや球際の強さが更にレベルアップしているように感じ、負けられないなと感じました。

 

2023 JFL第2節 3/18土 vs FCマルヤス岡崎

  • 第25回 日本フットボールリーグ 第2節
  • 試合日程:2023年3月18日(土)アウェー
  • 対戦相手:FCマルヤス岡崎
  • 試合会場:マルヤス龍北
  • 開始時間:13:00キックオフ