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最終節 FC:マルヤス岡崎戦 試合後コメント

2022年11月20日 

 

第24回 JFL最終節・試合結果

ヴィアティン三重 1-0 FCマルヤス岡崎
(0-0/1-0)

  • 51分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重

 

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まず今日の試合に関して、マルヤスさんは非常に力のあるチームなので難しい展開になることを予想していました。マルヤスさんは直近の4試合で10点を超える得点を上げている得点力があるチームで、セットプレーの脅威もあったりと難しい試合になるだろうと分析していました。試合が始まってみるとそのとおり、自分たちがボールを握るのが難しく特に前半は流れを作ることが出来ませんでした。ただ、ハーフタイムに選手たちに言ったのですが「よく考えるとチャンスの回数はうちの方が多いぞ」と。僕らが良い奪い方をしたときはカウンターで相手の背後を獲りながら仕掛けることができていました。僕らの危ない場面のほとんどはセットプレーがらみでしたが、そのセットプレーにも集中して対応できていました。こういう難しい試合に勝ち切ることができれば、今シーズンのひとつの集大成になると。積み上げてきたものを後半に出し切ろうと言って選手らを送り出しました。

 

 

後半は僕らが良い奪い方をすればカウンターを仕掛けて、そこから得点できましたし、あと2〜3点入ってもおかしくないような場面、形も作れました。そういう意味でもこういった難しい試合を自分たちが我慢しながら勝ち切ることができたというのは大きな収穫になったと思います。試合が終わったあと選手らに言いました「今日の試合が来季に繋がる」というような感覚ではなくて、今年一年このメンバーで、引退する選手、退団する選手も含めてこのメンバーでやってきたことが今日の勝点3に繋がった、これが僕としては今日のゲームが持つ意味だと思うと。そう話しました。

まだまだ自分たちが目指すスタイルは出し切れていないと思いますが、ただその中でも全員が勝点3を獲るために一体感を持って闘えた、それを評価したいと思います。

 

 

インタビュアー:来季も指揮を執る事が発表されていますが、樋口監督としては今シーズンやり残したこと、来シーズンに向けての抱負があれば聞かせて下さい。

樋口監督:一年間を終えてみて感じることは、シーズンの最初に「山あり谷あり」リーグ戦とはそういうものだと言いました。その谷をどれだけ小さくできるか…、開幕から三連勝で山を作り、しかし中断期間前後で三連敗して谷が出来ました。長いシーズンの中でそういう波があった。これが目標を達成できなかった大きな要因だと思っています。また、今日は失点ゼロで終えることができましたが、昇格を決めた奈良クラブやFC大阪に比べると無失点試合が少ないですし、上位に比べると無得点の試合が多かった。そういう意味でも来季はゲームを勝ち切るためのチームを作っていきたいと思っています。端的に言うと2点目を獲れるチームになること、それが重要だと思っています。やり残した事と言うよりも、そういった部分の積み上げがまだまだ足らなかったかなと感じています。

もう一度いろんなデータを整理し、映像を見て来季への課題を整理・精査して更なる積み上げを図っていきたいと思います。

 

 

VTM:特に後半ですが、ボールを握ることはできていなくても守備の意識が高く、素晴らしい守備からチャンスにつなげることが出来ていました。それを踏まえて試合中の対応力を発揮できたように感じましたが、ハーフタイムには具体的にどのような指示をして後半に臨んだのでしょうか?

樋口監督:ハーフタイムにはさっき言ったように、自分たちのペースでボールを動かすことはできていないけれども「決してネガティブなゲーム展開じゃないぞ」と話しました。ただ修正点として伝えたのは相手のボランチの選手がディフェンスラインで近いところで受けた時に、僕たちの中盤の間に縦パスを入れられていた、この部分を閉じなければいけない。そこを意識して閉じれば相手は外でボールを回すことになるのでオレたちがボールを握れなくてもオレたちの守備ができると。前半は中盤の縦パスを結構入れられていたのですが、後半はグッと閉めたことで相手が攻めあぐねた。選手らの対応力が良く出た部分でした。

VTM:いろんなリーグで監督として指揮を執られてきた樋口監督ですが、今年1年JFLを闘ってみてリーグとしての印象・感想を聞かせて下さい。

樋口監督:クラブとしての位置づけ、例えば目標設定が違ったり、ライセンスを持っていたり持っていなかったり、クラブごとに目指すものが違う中での闘い、だからといってサッカーが変わるわけではないのですが、その目指すものが違うことによるモチベーションの違いなど、難しさを感じるところがあります。いろんな目的を持ってサッカーをするクラブがあり、その中で僕らはJリーグを目指すという明確な目標を掲げていて、でもそれが果たせなかった。一番の要因は順位が達しなかったからだと思っています。リーグとしての難しさは感じますが、昇格するために必要なもの、レギュレーションが明確に提示されていて、クラブは観客動員をクリアし、現場は規定の順位をクリアする、両輪が噛み合うことで昇格を実現する。それをクリアすることはクラブとしての大きな成長に繋がることだと思います。良いクラブになっていくために、成長していくためにどうしても超えなければならない場所、それがJFLなんだとあらためて感じています。

 

 

記者:山あり谷ありと言われましたが、1シーズンを闘って弱点、課題は明確になっているのでしょうか?

樋口監督:30試合を終えて、(チームの成長という部分に関して)僕の手応えとしては右肩上がりなんです。間違いなく開幕戦より今日の方が良いゲームが出来ている。開幕戦には勝ったけれども僕の中では納得できるものでは有りませんでした。といったように右肩上がりで来ているのは間違いなくて手応えは充分感じています。ただ、勝たなければならない試合、そこで勝ち切れなかった。引き分けが9試合あって、それを半分勝っていたらもう少し可能性は拡がったでしょうし、下位チームとの対戦に負けてしまった。滋賀(1勝1敗)新宿(1分1敗)しまね(1勝1敗)枚方(1勝1敗)相手を見下すということではなく、そういう対戦で着実に勝点3をあげることができなかった。そういう部分にリーグ戦を勝ち切る上での課題を感じています。

 

 

記者:今シーズン、一番印象に残っているベストゲームはどの試合でしょうか?

樋口監督:ベストゲームですか…、ひとつあげるとすればホームでやった三重ダービーですね。あの試合は鈴鹿のサポーターも含めて素晴らしい雰囲気を作ってもらいました。Jリーグでもみちのくダービー、横浜ダービー、埼玉ダービーといろんなダービーを経験してきましたが、それらのJでのダービーに勝るとも劣らないぐらい素晴らしい空気を作ってくれましたし、うちの選手たちもそのダービーにかける想いをすごく発揮してくれました。もっとも歓びを感じた、幸せを感じたゲームはその三重ダービーを上げさせてください。

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

谷奥健四郎選手・試合総括:最後のセレモニーでも言いましたが、引退する選手、契約満了になる選手、いろんな立場の選手がいて、昇格にも優勝にも関与しない試合でしたが、選手全員が今日来てくれた人たちをどれだけ満足させられるかという気持ちが全員から感じられましたし、樋口監督から言われたように「自分たちの価値を高める」ために全力でプレーしていました。ここまで良いトレーニング、良い準備ができたことを証明できたゲームでした。

 

 

VTM:ヴィアティン三重に来て1年目、キャプテンとして過ごしたJFL1年目のシーズンでしたが、良かったところ、良くなかったところを上げるとすればどんなところでしょうか?

谷奥選手:良かったところは、監督も言っていたように練習の雰囲気が素晴らしく良かったことです。三連敗したりうまくいかない時でもブレることはなかったですし、勝敗に一喜一憂することなく積み上げていくことができるチームの雰囲気を作れた一年間でした。良くなかったところを簡単に挙げるのは難しいですが、いろんなところにまだまだ甘さがあるというのがこの順位であり、昇格できなかったという結果だと感じています。でもヴィアティン三重に移籍してきて、監督も言っていましたがJFLでは間違いなくナンバーワンのサポーター、チームだとあらためて感じています。応援、熱量、人数含めて、サポーターのみなさんは充分すぎるほどやってくださっていると思います。足らないのは僕ら選手のあと一歩、もう1センチ、そこの頑張りが足りていない。そういうところが来シーズンのキモになると思います。

 

 

VTM:谷奥選手個人としてはどうでしたか?

谷奥選手:終盤戦で少しゲームから離れてしまいましたが、どんな立場でも状況でも全員がしっかりやれていましたし、自分もやるだけだと思っていました。時間が短くても試合に出られなくても変わらずやり続けることができたのは良かったと思っています。いろんな意味でJFLに慣れていなかったところも感じていて、自分の中でそのポイントは整理できているので来季は昇格を果たせるようにしたいと思います。

 

FCマルヤス岡崎・井幡監督 試合後コメント

 

井幡監督・試合総括:まず最初に、ヴィアティン三重のサポーター、運営の皆さん、いつもこのスタジアムで試合をすると気持ちが良いといいますか、すごく温かいクラブだなと感じますし自分たちもこういうクラブになりたいと思います。とても感謝しています。

試合に関してはお互いに最終戦ということで力が入る中で勝負ができたことをすごく嬉しく思いますし、前期も後期もやられてしまいましたので、まだ力が無いなと自分たちのクラブに対して思います。来年はもう一度強くして闘いたいと思います。

ゲームの内容に関して最初と最後というのは技術以上のものが出てくると思いますし、一体感あるヴィアティン三重、サポーターも含めて一枚上手だったと感じましたので勉強して出直します。

 

 

 

インタビュアー:シーズンを終えてマルヤスさんは4位となりましたが、シーズンを振り返っての感想はいかがでしょうか?

井幡監督:いつも残留ギリギリのところにいたチームですから、そこから比べれば上積みはできたかと思いますが、やはりやるからには優勝目指してやるというところの積み上げをしているところですので、一年目でここまでみんなで持ってくることができたのは全員の努力でもありますし、クラブみんなのサポートがあってのことです。順位的には悪くないですが、私個人としてはまだまだ足りないと思います。やはり勝負事ですから、てっぺんを目指してやるというのがあたりまえのことです。それでファン・サポーターを楽しませる、試合会場を良い空間にするというのが僕たちの使命ですから、それに関しては納得できるところと出来ないところが入り交ざったシーズンだったと思います。今年の成績に満足することなくもっと高いところを目指して頑張っていきます。