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第25節 東京武蔵野ユナイテッドFC戦 試合後コメント

2022年10月16日 

第24回 JFL第25節・試合結果

ヴィアティン三重 1-0 東京武蔵野ユナイテッドFC
(前半0-0:後半1-0

  • 80分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:10月の快晴の天候のなか、2,002名の方にお越しいただきました。ホームで残り試合が少なくなってくる中で、こうやって多くの方々にお越しいただいて、勝点3をお届けすることができました。まずその結果に対して非常に嬉しく思っていますし、残りのホーム2試合でもこういう試合を続けていきたいと思っています。

ゲームの内容に関してですが、前節は敗れてしまったものの最初の15分を除いて、75分はほぼ僕たちがやりたいことをやりながら結果を出すことができなかった。そして今日のゲームは最初の15分にやりたいことをやりながら点を獲ることができなかった。そういう意味では非常にもどかしい展開だったのですが、こういった攻めながら点を獲れないゲームというのは得てしてカウンターで隙を突かれたりというのが起こるものですが、一度危ない場面があってオフサイドになりましたけれども、それ以外はほぼ僕たちが集中して試合を進めることができたと感じています。

今日は試合の内容は、自分たちが積み重ねてきたスタイルというものが結果に繋がった、そういう印象を持っています。

 

 

残り6試合と少なくなってきましたが、僕たちがやらなければならない作業は、その積み重ねたものを発揮する場面をより多くすること、そして結果に繋げること。これを意識し、徹底しなければならないと、それをあらためて強く感じた試合でした。

それともうひとつ、選手たちに伝えたことがあります。今週のJリーグで横浜Fマリノスとジュビロ磐田の試合をテレビで観ました。首位のマリノスが圧倒的に攻めて、勝てばリーグ優勝というゲームで、J2降格の危機にたたされているジュビロがしっかりと守ってカウンターで1点を獲って勝利しました。あの試合でジュビロが勝った要因は何か?あと50センチ、あと10センチ、ボールに対して寄せることができたから守り切れたし、更にはジュビロの得点はマリノスの選手の脚に当たって入ってしまった。それももしかすると10センチ、20センチの差かもしれない。それを踏まえて「プレーの細部に拘ること」これを選手たちに話しました。

内容を結果に結びつけるためには、結果に繋がるところの細部に拘る。というのも、今日は一人少なくなってからもしっかりと身体を張って対応できていました。そこには選手たちの拘りがしっかり出たのだと感じました。今日の選手たちの闘いぶりには非常に満足しています。残り6試合、もっともっと積み重ねてきたことを発揮できるようにやっていきます。

 

 

インタビュアー:今日は相手の守りが非常に堅い印象を受けました、試合中やハーフタイムで特に選手たちに声をかけられたことはありますか?

樋口監督:僕たちのボールの動かし方は問題ない、特に最初の15分は相手の背後を突いて、ボックスの中に入ってシュートまで行った場面を何回も作れました。まずはこれをやり続けようと。点を獲れないと違う方法を取ってしまいがちですが、今日はここまでやれているんだからやり続けよう、貫いてやろうと伝えました。

VTM:残り試合数が少なくなり、J3昇格の可能性はわずかに残ってはいるものの、ややムードが下がってきている中でこれだけ素晴らしい試合ができた。今日の選手らの集中力、球際の強さ、それらを発揮できた一番の要因は何でしょうか?

樋口監督:ひとことでいうと「練習は嘘をつかない」ということです。

これは手前味噌になるかもしれませんが、彼らは本当に良い練習をしているんです。何が良い練習かというのはいろんな捉え方がありますが、トレーニングの集中力が非常に高い。モチベーションも高い。クオリティに関してはまだまだ求めていかなければなりませんが、コロナがまだあるなかでもコンディション、テンション、モチベーション、そしてトレーニングの中で選手同士でいろんな話し合いをしているコミュニケーション。この4つの「ション」と僕は良く言うのですが、これがトレーニングの中ですごく良いんです。

僕は今日のメンバーを選ぶ時、ベンチメンバーも含めてとても良い意味で悩まされました。そして僕が選んだ選手たちは自信を持って送り出しました。そしてそれに応えてくれました。次の試合は2人出場できません(⑤菅野・レッドカード、⑦森主・累積4枚)、しかし今の選手らの状態を見るとその2人の「代わり」ということではなく必ず「違う色」を出してくれると思っています。こういう状況でも選手らが高いモチベーションでトレーニングを続けてくれていることに感謝したいですし、これからも続けていきたいですね。

 

 

VTM:ここまで毎試合、樋口監督の言葉を聞いてきましたが、24試合目にして初めて「満足している」という言葉を聞きました。残り6試合、いろんな思いがある中で、ファンの皆さんには何を届けたいですか?

樋口監督:まずは結果です。結果を出すことがファンのみなさんの想いに応えることだと思っています。それと、いま積み重ねているサッカーがこうやってシーズンが深まってきた時に「より進化している」という姿を見せなければならないと思っています。僕たちが進化している姿を結果として届けたいですし、その姿をぜひ皆さんに観に来てもらいたいと思います。

 

 

記者:久しぶりに試合を観させていただきました。前回観たのが開幕戦だったのですが、とてもチームが進化したように感じました。守備から攻撃に移る速さだとか、攻撃に移ってからのスピードがとても速い。樋口監督が指揮された当初から今日までに、進化したと感じる部分はどのあたりでしょうか?

樋口監督:求めていることは最初から変わりません。自分たちがボールを握って主体的にサッカーをする。それは全く変わっていません。いろんな修正をかけながらやってきましたが、一番良くなってきているのは「選手たちの距離感」です。距離感が近ければ良いというものでもなく、遠ければ良いというものでもない。戻る人がいて出る人がいる、開く人がいて下りてくる人がいて。その距離感をみんなが作りながら連動している。それは局面だけの形ではなく、特に今日は右サイドで一人が下りて一人が横に付く、すると一番奥の人が裏を狙ってみたり、連動して距離を作りながらボールを動かすことができていた。そういうのを求めていてこれが全てゴールに直結すると良いのですが、そういう場面を作り出せていることが進化したところだと思います。それを結果に結びつけるためにも、もっとこだわってやっていきたいと思います。

 

 

記者:今日から声出し応援が解禁されました。実際にサポーターの声での応援を聞いて「声のチカラ」を選手、スタッフのみなさんがどう感じられたのか、その感想をお聞かせください。

樋口監督:あらためてそのチカラを強く感じました(力強い声)。やはり生の声で熱い声援を送っていただいけるというのは、これまでも録音した声で後押ししてもらって当然それも力にはなっているのですが、色んな場面で、いろんな状況の中で、生の声というのはダイレクトに伝わって来ました。僕がこのチームに来て初めての経験でもありましたし、試合前には選手たちも実際の声を聞いて「おお、やっぱり生の声は良い!」と言っていました。それは間違いなく大きな力になりましたし、臨場感をあらためて感じることができました。

 

 

インタビュアー:最後になりますがサポーターのみなさんに一言お願いします。

樋口監督:自分たちは目指すサッカーの積み重ねをして、シーズンの最後まで、さらに上向きに持っていけるように進化を続けて行きます。それをぜひ観て頂きたいですし、今日の声出し応援のような臨場感をまた作って頂いて、ぜひ背中を押して頂きたいと思います。内容を、サッカーの進化を結果に結びつける。その作業を残り6試合で続けることで、まだ残っている可能性に向けて僕たちは全力を尽くします。

 

 

森主麗司選手・試合後コメント

 

森主選手・試合総括:今日から声を出して応援していただけて、試合前から最高の雰囲気を作ってもらっていたので、試合に出る時にも「ヴィアティンファミリー全員で勝利の歓びを分かち合おう」と話しました。それが達成できるように全員で良い準備をしました。まぁキャプテン(②谷奥選手欠場によりキャプテンマークを巻いて出場)はみんなにいじられながらやっていましたが(笑)気負うことなく、自分が中心としてやるだけの覚悟と責任を持ってピッチに入ったつもりです。

VTM:菅野選手が退場になってから、さらに全員がギアを上げて点を獲りに行き、勝利を掴むことができました。あの状況でキャプテンとして、チームの中心にいる立場としてはどういう気持ちでプレーしていましたか?

森主選手:どんな状況であっても勝点3を取りに行くのは変わらないのでそこはブラさず、ただ一人少ない状況になったので守備の構築のところでどうオーガナイズして前にだすのか、それを意識してひとりひとりとコミュニケーションを取って明確にできたのが良かったと思います。

 

 

VTM:厳しい試合の途中で一人少なくなるというのは、ぶっちゃけどういう気持ちになるのでしょうか?

森主選手:これは僕個人の感想でいいですか?(笑)チームの中心である哲くん(菅野選手)の退場だったので、攻撃の大事なピースが一人居なくなるという残念な気持ちはありましたけど、だからと言って負けてるわけじゃないですし「ここで勝ったら俺らカッコいいじゃん!」というスタンスです(笑)

VTM:そして勝ったということは…?

森主選手:俺らカッコいいです!!!

 

 

VTM:あの⑨大竹選手がPKをもらった場面、後ろから見ていてどんな気持ちでしたか?

森主選手:PKをもらった場面ではまだ一喜一憂できないので、まず後ろではリスク管理を徹底して声掛けしていました。

VTM:残り6試合、応援してくれるみんなには何を届けますか?

森主選手:目標をブラすことはありませんし、まだまだサポーターのみなさんと目標に向かって頑張りますので、1試合1試合ともに闘ってくれたと思います。必ず熱い試合をお魅せするので、ホームはあと2試合、ぜひアサスタに来てください!

 

大竹将吾選手・試合後コメント

 

VTM:菅野選手が退場になったあと、途中出場でピッチに立ちました。監督からはどんなことを言われて、自分ではどういう気持ちでピッチに入りましたか?

大竹選手:ひとり少ない厳しい状況だったので、守備のところでは一人少ないことを理解しながら後ろの指示とうまくコミュニケーションをとって、自分がいつもより少し下がり目でディフェンスをスタートさせるというのを確認してピッチに入りました。監督からは結果を出して来いと。自分の仕事は結果を出すことなので、あの状況でしたけどそこは変わらず、結果出すことを意識しました。

 

 

VTM:PKをもらった場面は大竹選手らしいプレー、身体を入れながら相手と闘ってもつれて獲得しました。ああいったプレーは大竹選手の持ち味ですね。

大竹選手:そうですね、綺麗な形でのゴールはなかなかないですし、自分はそういう上手い感じのキャラではないので、こぼれ球でもどんなボールでもゴールラインを割れば得点なので、いつも意識していることをやったらあぁいう結果になった、そういう感じです。

 

 

VTM:今季新卒で加入した大竹選手にとっては声出し応援初体験でしたね、感想を聞かせてください。

大竹選手:迫力が凄かったです。録音された応援とはまた違った迫力を感じました。臨場感というか、生の声をアップの時から聞いて、近くで応援してくれていることを実感できました。

VTM:残り6試合、ファンのみなさんに何を届けたいですか?

大竹選手:何もまだ決まっていないので、ひとつひとつ、次の試合で勝点3を獲れるように良い準備をしていきたいです。

 

2022 JFL第22節 10/19 水 vs ヴェルスパ大分

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第22節(代替試合)
  • 試合日程:2022年10月18日(水)アウェイ
  • 対戦相手:ヴェルスパ大分
  • 試合会場:昭和電サA
  • 開始時間:18:00キックオフ