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第21節 MIOびわこ滋賀戦 試合後コメント

2022年09月11日 

 

 

第24回 JFL第20節・試合結果

ヴィアティン三重 1-0 MIOびわこ滋賀
(前半0-0:後半1-0

  • 70分:㉒川中健太・ヴィアティン三重

 

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

インタビュアー:ホームでの勝利おめでとうございます。得点した時に監督がとても喜んでいらっしゃったのが印象的でした、まずあのゴールが決まった時の気持ちをお聞かせください。

樋口監督:やっと入ったな!と笑 とくにここ3試合は無得点でした。でも今日はボールをかなり握ることができていたので、あとはどうやって決めるか?それが今日のゲームを決めると思っていました。あのゴールは選手たちの気持ちがしっかりと入っていた得点だったので、本当に嬉しかったです。

インタビュアー:それでは今日の試合総括をお願いします。

樋口監督・試合総括:まず今日は1,300人を超えるファン・サポーターのみなさんにお越し頂きました。僕らは三連敗していてとても厳しく難しい状況にある中でも、それだけ多くの方に来て頂きました。

今日の試合前のロッカールームで、いつもピッチに出る前に円陣を組んでキャプテンが一言話してから出ていくのですが、今日は健四郎が「今日来てくれたファン・サポーターは俺たちがこの難しい状況からどうやって這い上がるのかを観に来てくれている。俺たちはその姿を見せなくてはならない。」そう話してからピッチに出ました。そういう想いはすべての選手が持っていたと思いますし、それをあらためてキャプテンが言葉にしてくれたことが今日の勝利に繋がったと思います。そしてわれわれの這い上がる姿を観に来てくれたみなさんに、感謝を申し上げたいと思います。まだまだ厳しい状況ですが、この状況を好転させていくチームの姿をこれからも観に来てほしい、そう思っています。

そしてゲームの方ですが、今日は自分たちがやりたいこと、ボールを動かすことに関してはかなりできました。守備に関しても一度だけ決定機を作られましたが、ある程度跳ね返すことができた、セカンドボール、プレスのかけ方含めて想定通りの展開に持ち込むことができました。

 

 

今週のトレーニングが非常に充実していました。手応えを感じた中で今日を迎えたので、今日は形はどうであれ勝つだろうと。今週のトレーニングのモチベーション、集中力、選手たちの試合に向けての準備、これを見ていたら今週は結果が出ると信じてピッチに送り出すことができました。最後の産みの苦しみはありましたが、しっかりとゲームを支配し、点を獲って勝点3を獲ったことは評価に値すると思います。

試合後のロッカールームで話したのですが、山があって谷が続いていた(5試合ぶりの勝利)のを断ち切ることができた、ここからまた山を作らなければならない。山を作るための一週間が始まりますので、引き続き良いトレーニングをしてゲームに臨もうと。今週はそういう準備を今日はピッチに立っている選手だけでなく、ベンチ外のメンバーも含めてやってくれたことが勝利に繋がった、そう話しました。

今日はある程度手応えのある内容で勝利することができましたので、これを続けていきたいと思います。

 

 

VTM:ホームでは3ヶ月ぶりの勝利、本当におめでとうございます。三連敗で苦しい状況にはありましたがチームとして目指すサッカーは大きく変えることなく今日を迎えられたと思います。前節と比べると別のチームじゃないかと思えるぐらい目指すサッカーを展開した上で勝利できたように感じましたが、これまでと比較して「ここが良くなった、変わった」というポイントがあれば教えて下さい。

樋口監督:まず今週の練習のはじめに、この状況は変えなくてはいけない。そして一方で変えてはいけないものがあると話をしてスタートしました。変えてはいけないこと、それは自分たちのコンセプトです。そして、これは変えることができないものですが、僕のサッカー観「主体性をもってプレーする」これを変えるつもりはまったくない。つまり、リアクションサッカーをするつもりはないし、自分たちが積み上げてきたチームコンセプトを変える必要はないと。ただ、変えなければならない部分として今日はシステムを4-4-2から4-2-3-1に変えました。それも含めて今週選手たちに強調したのは「距離感」です。どうやって攻撃の時のトライアングル・三角形を作って、次の選手、次の選手が良い距離感でボールを動かすことができるか。それを意識しようと。そして守備でもチャレンジとカバーの関係、ここの距離感を徹底しようと。その距離感を作るためにはアクションが必要で、アクションを起こさなければ距離感は作れないし、そのアクションにどうやって繋げるか、それが連動性だと。これをテーマにしてトレーニングしてきました。

それが今日はかなり出来ました。得に攻撃の時に右サイドで良い距離の三角形ができて、トントンと変化しながら動いてやっていました。あのようなプレーがトレーニングの中でも手応えとしてあったので、それが表現できて良かったです。

ただ、結末がない…、ボールはよく動いて運べてはいるけれど結末がない。そこをしっかりと作って決めなければ勝点3は獲れないとハーフタイムに話しました。後半はシュート本数が増えて、良い結末を迎えられたことは選手たちの意識が良い方向に向かったのだと思います。

 

 

VTM:その結末の部分、ボールを繋いで攻撃していく場面でスイッチを入れられる選手、スピードを上げられる場面がまだまだ少ないように感じました。そういったスイッチを入れなければいけない場面は誰を中心に作って行きたい、誰に期待したいですか?

樋口監督:誰をということではなく、チームで言っているのは、ボールに食い付かせたら次は背後、食い付かせたら次はサイド、このスペースの意識を持つことがスピードアップに繋がると思うので、結末を作るためにも最終的には相手の背後を取ったりサイドを割らないといけない、そこを更に突き詰めたいですね。

 

VTM:8月に移籍新加入した㉒川中健太選手にゴールが生まれました。ゴールの場面はボールを受けて前を向いてシュート、それまでもボールを受けたあとに前を向く場面が何度かありました。ゴールシーンも含めて川中選手のプレーはどう評価されていますか?

樋口監督:まだ加入して間もなくて、出場2戦目にしては彼の良いところを出してくれたと思います。そして周りも彼の良いところを少しずつ理解し始めていて、どのタイミングでボールを預けたら前を向けるのか、そういうのも少しずつ分かり始めていると感じます。そして今日は彼を右サイドに置いてトライをしました。これまでは真ん中か左サイドが良いと思っていたのですが、今日はあえて二列目にボールを間で受ける選手を3人揃えました。僕の中ではチャレンジだったのですが、その中で健太が右サイドで器用にこなしてくれたことがとても大きかったです。

 

 

インタビュアー:ひとつ質問です、選手たちは久しぶりの勝利でもっと喜ぶかと思っていたのですが、思っていたより控えめと言いますか…これはどういった心情だったのでしょうか?

樋口監督:さっき選手たちが言っていました「俺たちはまだ何も取り戻せていないんだ」と。失ったものを取り返さなきゃいけない。それを選手たちが理解しているのだと思います。まだまだここからの9試合、向かっていく姿勢を見せる、そういう意味でも選手たちは喜びを少し自分の中に抑えた状態で次に向かおうとしているんじゃないでしょうか。

 

 

インタビュアー:最後に観客、ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

樋口監督:残暑が厳しい中今日も本当に来ていただいて、背中を押していただいてありがとうございました。苦しい時期を僕たちはチーム一丸となって乗り越えようとしています。その一丸に中には当然ファン・サポーターの皆さんも含まれていると思っています。ぜひともこの難しい時期を共に乗り越えて、次は大きな山を作れるように頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

 

移籍後初ゴール!川中選手・試合後コメント

 

VTM:ナイスゴールでした!では最初にゴールシーンを振り返ってください。

川中健太選手:テツくん(⑤菅野選手)が顔を上げた時に、外側のところは後ろから走り込んだら開きそうな感じがあったので、走り込んで胸トラップして、あとは振り抜くだけでした。

VTM:素晴らしいゴール、めちゃくちゃかっこよかったです!

川中選手:気持ちで押し込みました。

 

 

VTM:今日は2列目の右サイドに入りました。通常自分がやっているポジションではなかったと思いますが、やってみてどうでしたか?

川中選手:二列目の3人でうまく距離感を作りながらやるという話をしていて、それが上手く行ったとこがあります。でも前半ではもっと相手の脅威になるようなプレーをしなければいけなかったなという反省もあります。もっとシュートを打つこととか、剥がせるところは勝負して剥がしに行くとか、そこは課題が残ったと感じています。

VTM:ゴールシーン以外でもボールを受けてターンして前を向く、それが何度かあったので、これは後半期待できる!と感じていました。あれは川中選手の特徴なんでしょうか?

川中選手:もっと前向いてもっとゴールに向かって行かなきゃですけどね。はい、前を向いて味方と関わりながらゴールに向かうというのが自分の特徴です。

 

 

VTM:このところの停滞した雰囲気を壊せるのは新しく入った選手しかいない、実は試合前にそう思っていたので、期待に応えてくれたことが本当に嬉しいです。川中選手は期待に応えられるタイプですか?笑

川中選手:そうです!プレッシャーには強いと自分では思ってます。そう思っていないとネガティブになっちゃいますから。

VTM:ヴィアティン三重に来て1ヶ月弱、良いトレーニングは出来ていますか?

川中選手:今日も試合前に樋口監督が「一週間とても良いトレーニングが出来ている、自身持ってやれば必ず勝てる」そう言ってくれました。自分自身もこの試合のために一週間しっかりと準備してきたので、何も恐れることなくチャレンジする、そういう気持ちになれるトレーニングをできたのが勝利に繋がったのだと思います。

 

 

VTM:川中選手、しかもトークが上手ですね!

川中選手:いやいや、こうやって喋るの苦手なんですよ…笑

VTM:さて、残り9試合、何点獲りますか?追い込んで良いですよ笑

川中選手:試合に出たら1試合に1点は獲りたいです。それは意識していきます。

VTM:次も期待しています!

川中選手:ありがとうございます(^^)

 

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

VTM:試合を終え、今の気持ちをひとことください。

谷奥選手:勝てて良かった、です。試合前の円陣でいつもひとこと話すのですが「今日来てくれたサポーターの方が期待してるのは勝つことはもちろんだけれど、それ以上に自分たちがここからどうやって這い上がるか、それを観に来てくれている」そう話をさせてもらいました。今日はみんな本当に自信を持ってプレーしていましたし、三連敗して苦しかったですが、みんなが折れずにやれたことが一番だと思っています。

本当に今日来てくれたファン・サポーターの皆さんには頭が上がらないと言うか、こんな状況でも来てくれることが本当にありがたいと感じていますし、このホームの雰囲気があったから勝つことが出来たと思うので、ほっとしています。

 

 

VTM:試合終了の笛が鳴って、喜びを爆発させるかと思ってカメラで追っていましたがピッチにしゃがみこんでましたね。あれはどんな気持ちだったのですか?ほっとした?

谷奥選手:そうですね、もう負けられないというのはみんなが思っていましたし、三連敗してメンタル的にキツかったことは間違いありません。だからほっとしましたし、今週は本当に良いトレーニングが出来たので、毎週これぐらいやらなきゃいけないとあらためて感じました。本当にありがとうございました。

 

 

 

2022 JFL第22節 9/18 日 vs ヴェルスパ大分

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第22節
  • 試合日程:2022年9月18日(日)アウェイ
  • 対戦相手:ヴェルスパ大分
  • 試合会場:昭和電ド
  • 開始時間:13:00キックオフ