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今季最後の三重ダービー、鈴鹿に敗れる。

2022年09月05日 

 

9月4日、四日市で行われた今季三度目の三重ダービー。今シーズンの鈴鹿ポイントゲッターズ(以下鈴鹿)との対戦成績はここまで1勝1敗。チームの調子は決して良いとは言えない中で迎えたヴィアティン三重、そしてここ4試合負けなしと上り調子の鈴鹿。今季最後の三重ダービーは終始鈴鹿に主導権を握られ2-0で敗戦。悔しい結果となった。

 

第24回 JFL第20節・試合結果

鈴鹿ポイントゲッターズ 2-0 ヴィアティン三重
(前半0-0:後半2-0

  • 51分:③今井那生・鈴鹿ポイントゲッターズ
  • 60分:⑲三宅海斗・鈴鹿ポイントゲッターズ

 

 

前半・鈴鹿の勢いに押される

 

ヴィアティン三重ボールでキックオフ。スタメンには先日FC神楽しまねから移籍新加入した㉒川中健太が入り、ゴールキーパーは前節㉑加藤大喜がスタメンだったが再び①森建太が戻った。三重ダービーとあって両チームの選手たちは闘志みなぎる雰囲気。序盤から激しいコンタクトの応酬、スタートから怒号が飛ぶ。5分、自陣に攻め込まれたところで⑤菅野が厳しいプレスからボールを奪う。ドリブルで持ち上がるが鈴鹿の選手が一気に複数人数をかけて寄せボールを奪い返す。そこから左サイドに開いてフリーでシュート。GK①森建太が素晴らしい反応を見せて跳ね返す。早々に危ない場面を迎える。10分にも相手左サイドをドリブルで一気に破られゴールに迫られる。しかし④寺田がエリア内でブロック、ピンチを凌ぐ。

 

 

いつも通り最終ラインからビルドアップして短くボールを繋ぐヴィアティン三重、一方鈴鹿は中盤から前の選手が縦横無尽にスペースへ走り、少ない手数でダイナミックに前へ運ぶ。鈴鹿は前からのプレスには来ない、しかしヴィアティン三重の最終ラインから前にパスが出るタイミングを見計らって奪いに来る。明らかに狙いを定められている。サイドに逃げると両ウイングバックが勢いを持ってプレッシャーをかけて奪われる。奪われたあとは一気に押し込まれる。鈴鹿の圧力を押し戻せない。

31分、⑳金成純が負傷して交代、攻守の切り替えの鍵を握るひとりである金の離脱は痛い。代わって㉟寺尾が入る。

 

 

右サイドから何度か短いパスを繋いで攻め上がるヴィアティン三重、しかし最後の壁が厚く決定機には至らない。新加入㉒川中も⑩田村と連携しながら鈴鹿ゴールを目指す。そして39分、相手のクリアボールを中盤で拾い⑤菅野がドリブルで前に運ぶ。相手のDFラインの間を⑩田村と㉒川中が走る、大外に㉟寺尾。相手は4人、ヴィアティンは3人。そして田村がスピードを上げたところで菅野からのスルーパス。やや左に開いて田村がそのままシュート。しかし相手GKが弾き返した。枠に飛んだシュートはこの1本のみ。

 

 

 

41分、最終ラインからのビルドアップ、②谷奥からの縦パスを奪われ前線で待つリーグ得点ランキングトップの⑲三宅選手がシュート。しかしGK森が反応してセーブ。二度目の大ピンチを森建太が阻止した。44分にも突破を許し三宅選手にシュートを打たれるがここはGK森の正面。前半は鈴鹿ペースで進んだがスコアレスのまま後半へ。

 

 

後半・序盤に連続失点、チャンスは作れず敗れる

 

後半開始早々に押し込まれて相手エリア内でシュートを打たれる。しかしここもGK森が素晴らしい反応でセーブ。入りから相手ペース。

 

 

そして51分、コーナーキックから失点。密集で押し込まれた場面のようだったが、映像で見るとマークを外されてしっかりと合わされていた。

58分、自陣左サイドでルーズボールを⑤菅野が拾いワンタッチで前の⑩田村へパス。ボールを受けた田村に連動して㉒川中が並走。相手は3人、ドリブルでかわしながらエリア内に入り込むが見方のサポートより相手の戻りが早く時間をロス、右外から上がってきた⑯橋本に出してクロスを上げるが相手がブロック。チャンスの兆しがチャンスに繋がらない。

 

 

 

60分、相手の寄せが早くじりじりとヴィアティン陣内に押し込まれる。そして連続攻撃。何度か跳ね返したが相手が左サイドギリギリのところからグラウンダーのクロスを中へ放り込む。ヴィアティン三重の選手は3人いたが⑲三宅選手がエリア内で完全にフリー。GK森はノーチャンス、難なく決められて失点。

63分に⑪早坂、77分に⑱佐藤、⑮田宮を投入、得点が欲しいヴィアティン三重。相手の足が止まり始めたこともあって前への推進力がやや高まる。しかしオフサイドになる場面もあり最後のところを崩せない。78分、相手左サイドから抜け出されて一気にシュートを打たれる。②谷奥が身体を投げ出してブロック、これ以上失点するわけにはいかない。80分、三浦知良選手登場。大きな拍手で湧く。

82分、相手陣内で右サイドから㉔池田が大きくアーリークロスを放り込む。走り込んだ⑪早坂が頭で合わせるが枠の外、惜しい。

 

 

 

時間がないヴィアティン三重、後ろからロングボールを⑱佐藤洸一を狙って蹴り込む。何度も蹴り込む。②谷奥も上がってパワープレーで相手ゴールに迫る。ここまでに比べるとゴール前での圧力は高まったが決定的なチャンスまでは至らない。88分には前掛かりになったところを攻め込まれてピンチ。しかしここもGKが森が跳ね返す、決められてもおかしくないピンチを防ぐのは四度目。アディショナルタイムは4分。そのままチャンスは作れず試合終了。

 

 

4,000人を超える観客を集めた四日市中央陸上競技場、歓喜に湧くブルーのエリア。対象的に沈んだ空気に包まれたオレンジのエリア。それは絶対に負けられない三重ダービーに負けたことだけが理由とは思えなかった。今季初の三連敗、最後に勝ったのは7/16のホンダロック戦。それも苦しみながらギリギリのところで掴んだ勝点3だった。ブレイク後初戦のホームゲームは今季ワーストとも言える内容で下位・神楽しまねに敗れ、この一週間での立て直しを期待した。闘う姿勢という部分では感じるものはあったが90分で打ったシュートは3本、枠に飛んだのはわずか1本だった(遠くからのシュートはもう少しあったが公式記録では計3本)。試合後の会見で樋口監督は攻撃力・得点力を課題に挙げた。3試合連続無得点での三連敗、樋口監督の言葉を使うとすれば「大きな谷」を作ってしまったことになる。

 

 

変則的5バックという固い鈴鹿の守備は事前にわかっていた中で崩すことができなかった。その点については完全に相手が勝ったと受け止めなくてはならない。終盤に見せたロングボールを⑱佐藤洸一に当てて前に運ぶやり方がその打開策のひとつだったと思うが、ここまで積み上げてきたスタイルとは異なる。ボールを握って短く繋いで前に運ぶというスタイルを貫いて勝利を求める時間、それを脱ぎ捨ててでもゴールを、勝利を求める時間。その結果、相手を上回ることができなかった。

 

 

樋口監督は試合後に言った「つまり、自分たちのやろうとすることを意識しながらも結果として得点できなかった、そして負けた。選手たちには先ほど話しましたが、これが現実で、これが実力だと認識して次に向かわなければならないと思っています。」この中で「自分たちのやろうとすることを意識しながら」という部分、これは意識はしているが実現できていないと受け取れる。トレーニングではできていても、実戦の強度の中で、実戦の相手がいる中で、その条件下で実現・発揮できていないということ。それが監督の言う「現実と実力」なのだろう。

 

 

樋口監督は開幕前にこう掲げた。「攻撃的で躍動感のある魅力的なサッカーでJ3昇格を実現したい。」監督も選手もブレることなくそれを目指し続けている。試合後にキャプテン・谷奥健四郎が言ったように、選手たちは監督が目指すスタイルをリスペクトし、そのサッカーが面白いことを知っている。

J3昇格は簡単なことじゃない。そして、JFLというリーグの中で自分たちのスタイルを貫いて勝ち続けることも簡単ではない。「勝たなければ意味がない」「勝利至上主義」「絶対昇格」…、いろんな想い・言葉が頭をよぎるが、残り10試合、僕たちはその難しいものふたつを追い続ける監督・選手たちを信じ、後押しするだけだ。

さぁ、気持ちを次のホームゲームに向けよう。

 

 

フォトギャラリー①

フォトギャラリー②

公式記録

2022 JFL第21節 9/11 日 vs MIOびわこ滋賀

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第21節
  • 試合日程:2022年9月11日(日)ホーム
  • 対戦相手:MIOびわこ滋賀
  • 試合会場:アサスタ
  • 開始時間:15:00キックオフ