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ブレイク後の初戦、ホームでFC神楽しまねに敗れる。

2022年08月29日 

 

およそ1ヶ月のサマーブレイクを挟んでホーム・アサスタで再開したJFL第19節、FC神楽しまねとの対戦。雨が多い不安定な天候が続いた夏休み終盤は久しぶりに夏らしい快晴。

さまざまなイベントも企画され1,600人の観客が詰めかけ、ヴィアティン三重の勝利を期待したがその想いは届かず、0-1での敗戦。ブレイク前のFC大阪戦に続く連敗となった。

 

第24回 JFL第19節・試合結果

ヴィアティン三重 0-1 FC神楽しまね
(前半0-0:後半0-1

  • 64分:⑯髙畑智也・FC神楽しまね

 

前半・序盤は勢いを見せるが失速

 

風下からスタート、ヴィアティン三重ボールでキックオフ。GKは㉑加藤大喜がスタメン入り、今季のリーグ出場は2試合目。ブレイク前に移籍新加入の⑲児玉慎太郎が左センターバックで初スタメン。

4分、最終ラインからGK加藤へのバックパス、大きく前に蹴る。キック力がある加藤、風下にも関わらず一気に相手陣内まで蹴り込み⑪早坂が拾い前のスペースに走り込んだ㉟寺尾へパス。角度のないところから中へ折り返すが相手GKが抑える。幸先良く相手ゴール前に攻め入った。6分、自陣で㉔池田がパスカット、そこからカウンターで一気に縦に走る。㉟寺尾、⑩田村が並走、スピードに乗って追い越した田村に預け相手エリアに入ったところでシュート、しかし相手DFがブロック。スピード感ある攻撃でしまねゴールに迫る。9分には相手陣内で奪ったところから⑤菅野に預けてシュート、しかし枠を逸れる。11分にもカウンターから一気に攻め上がり⑩田村のシュート、しかしここもブロックされる。

 

 

序盤はヴィアティン三重が鋭い動きでチャンスを作っていたが15分を過ぎたあたりから少しずつ動きが鈍り始める。プレスがかからなくなり、しまねがボールを保持する時間が長くなる。セカンドボールも相手が拾い、球際でも競り勝てない。ボールを奪って速い切り替えから前へボールを運びたいところだがうまく行かない。

ボールを奪えない、拾えない、奪ったあとのアクションが少なく奪い返される。ジリジリと相手に押されストレスを募らせるヴィアティン三重の選手たち。一方しまねは全員がハードワークし球際の強さでも上回ってくる。ベンチの方へ目をやると大きな声をあげる樋口監督、しかしそのあと顎に手を当てて考えこむ様子。

 

 

序盤に立て続けにシュートを打つことはできたがその後は相手ゴールに迫ることさえできなかった。20分ごろからはほとんど相手にボールを持たれていたが、決定的なピンチを迎えるところまでは行かず、スコアレスで前半を終えた。

 

 

後半・流れを変えられず失点、終盤の猛攻も実らず

 

後半は風上に立つヴィアティン三重、勢いのある攻撃を期待したいところ。54分、ヴィアティン三重ゴール付近で相手のスローイン。左サイド奥のスペースにから中に折り返されフリーでシュート、㉔池田が身体を投げ出したことでシュートは枠を逸れた。ヒヤッとする場面。ゴール前にも関わらず相手選手数人がフリーになっていたことが気になる。

56分、左サイドを㉕藤澤がドリブルで持ち上がり相手陣内でファールを受けフリーキック獲得、蹴るのは⑯橋本。ゴール前には②谷奥、⑲児玉、㉟寺尾。橋本がいつもの美しいフォームで右足を振り抜く。うまく風に乗ったボールがGKと相手DFの間に弧を描いて上から落ちていく、走り込んだ寺尾と谷奥、後ろから児玉。ひときわ高く飛んで最初にボールに触ったのは167cmの寺尾憲祐、しかしボールはクロスバーの上を超えた。ここまでで最もゴールの可能性を感じた場面だった。

 

 

 

その後も流れは改善せず相手がボールを持つ時間が長い。あえて持たせているという状況ではなく、奪いたくても奪えない、プレッシャーが足りていない。61分、流れを変えるべく早めにベンチが動く。㉟寺尾に代えて⑦森主、⑤菅野に代えて⑨大竹を投入。

63分、早速⑨大竹がチャンスを作る。ピッチ中央で相手にプレッシャーをかけてボールを引っ掛け⑯橋本が拾って前を走る⑩田村へパス。⑦森主が右を追い越し⑨大竹が追い越して左へ開く、3対2の状況で絶好のチャンス。ペナルティエリアに入ったところで田村が左の大竹へパス、ダイレクトでシュート!しかし枠を捉えられずゴールならず。投入早々にチャンスを作った大竹、わずかな時間で淀みかけていたスタジアムの空気を変える。

 

 

しかしその直後の64分に失点。高い位置を取っていた最終ラインの裏を抜け出され、DFの4人は必死で戻って間に合ったがマイナスに折り返されたところでフリーになっていた中盤の選手に決められてしまう。流れを変えにかかったところで痛い失点。肩を落とすヴィアティン三重の選手たち。

 

 

 

先制したことで再びしまねペースに。72分、⑪早坂に代えて⑮田宮投入。がむしゃらなプレーとスピードに期待がかかる。74分、その田宮にチャンスが訪れる。相手がクリアボールの処理に手こずりGKも飛び出していたところでフリーの田宮のところへボールがこぼれる。拾った田宮はエリアの外から無人のゴールにシュート、しかしここでも枠を捉えられない。惜しい。

 

 

 

大竹、田宮と途中出場の二人がチャンスを作り、⑦森主が声を出してチームを奮い立たせることで少し前を向き始めたヴィアティン三重、しかし残り時間が少なくなり焦る。82分、⑳金に代えて⑱佐藤を投入、今季初めてFW3人が同時にピッチに立つ、なんとしても追いつきたい。前方にロングボールを入れて⑱佐藤のポストプレーからチャンスを作りたい。

 

 

85分、左からのコーナーキック。ゴール前には谷奥、佐藤、大竹と3人の長身選手が構える。2本目のコーナーキックに谷奥が合わせたがGKの正面、ゴールならず。時間がない。

アディショナルタイムは4分、時間を使うFC神楽しまね、焦るヴィアティン三重。自陣からロングボールで左サイドへ大きくサイドチェンジ、⑯橋本が受けてゴール前へ高いボールを放り込む。ゴール前に走り込む⑨大竹、頭で叩きつけたが相手GKのナイスセーブに阻まれる。続いてコーナーキック、必死で身体を張るしまねの守備を破れない。そして4分が経過し試合終了。

 

 

 

試合後にスタンドに挨拶をしてまわる選手たちの足取りは重かった。試合後の記者会見での樋口監督の表情、言葉も重かった。アサスタのピッチを躍動する選手たちの姿を求めて集まった1,600人の表情、足取りも同じ…。夏休み最後の日曜日は思い描いたものにはならなかった。試合内容の印象や総括は昨日アップしたコメント記事に集約されているのでそちらを参照してほしい。

しかしこれもサッカー。苦しい状況は続くがまだリーグは中盤戦が終わろうとしているところ。ここからの11試合をどう戦い抜くかにフォーカスするしかない。その最初のゲームが鈴鹿ポイントゲッターズとの三重ダービーだというのもフットボールの神様に試されているようにさえ思える。

「ここで踏ん張らなくて、昇格を目指すなんて言えるのか?」

試されているなら乗り越えるしかない。四日市だってホームのようなもの。共に闘い、この手で勝利を掴もう。

 

 

東員第二中学校 吹奏楽部・ソーラン節パフォーマンス!

今回のホームゲームでは初めて地元の東員第二中学校とのコラボ企画を実施、吹奏楽部の演奏と伝統のソーラン節パフォーマンスを披露していただきました!

真夏の厚さの中、一生懸命に演奏し、躍動する皆さんからたくさんの元気をもらいました!素晴らしい演奏・演技をありがとうございました!

 

ボールパーソンは桑名工業高校サッカー部&ヴィアティン三重U-15

真夏の暑さと強風の中、今回のホームゲームでは桑名工業高校サッカー部のみなさんとヴィアティン三重U-15の選手たちがお手伝いをしてくれました!ありがとうござました。

 

フォトギャラリー①

フォトギャラリー②

公式記録

2022 JFL第20節 9/4 日 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第20節
  • 試合日程:2022年9月4日(日)アウェイ
  • 対戦相手:鈴鹿ポイントゲッターズ
  • 試合会場:四日市
  • 開始時間:15:00キックオフ