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第18節 FC大阪戦 試合後コメント

2022年07月31日 

 

第24回 JFL第18節・試合結果

FC大阪 1-0 ヴィアティン三重
(前半1-0:後半0-0

  • 45+3分:⑨ルイス・フェルナンド・FC大阪

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:まずはこの暑さの中、大勢のヴィアティンサポーターが応援に来ていただく中で、シックスポイントゲームである重要なこの試合を落としてしまったことを非常に残念に思います、そしてサポーターのみなさんと一緒に喜べなかったことを申し訳なく思っています。

約一ヶ月の中断期間の前ということで、ここまで積み上げてきた成果をしっかりとゲームで発揮して、この重要なゲームに勝つことを今週のテーマとしてやってきただけに、試合を落としたことは悔いが残る残念な結果でした。

 

 

前半の最後、本当につまらないミスからの失点。あの時間帯にあのようなミスをしているようではやはり難しくなってしまう。後半、いくつか修正するなかで、ある程度僕らがボールを支配しながらゴールへ向かう形を作ることはできました。ただそれでゴールすることができなかったことも現実問題として受け止めなくてはならない。今日は何よりも…特に前半、何を慌てて、何を恐れてボールを蹴ってしまうのか?ボールを繋ぐテンポが上がらないのか?ここまで18試合で積み上げてきているはずなんだけれども、勢いを持って来る相手に対して何かを恐れてしまっていた。そして前半はテンポが上がらなかった。後半、何も恐れる事なく、相手の間あいだにボールをつければできるじゃないか、という話をして選手の交代も含めて対応することでだいぶボールが動くようにはなったけれども、ボックス内に仕掛けることが少なかった。シュートも少なかった。これでは得点は生まれない。

 

 

この18試合目にして、非常に課題が多く残る試合をしてしまった。僕らはJ3昇格を掲げている以上、この部分を修正しなくてはならないし、こんな稚拙な失点、情けない試合をしているようではいけない。もしそういうことがあったとしても取り返すだけの攻撃力を持たなくてはならないと強く思った試合でした。1ヶ月後の再開から勝点3を獲れる試合を続けられるようにまた準備します。

 

アスリートチャンネル:今季最初の対戦では先制されて追いついて1-1の引き分け、今日は先制されてから取り返すことができなかった要因はどこにありますか?

樋口監督:追いつくチャンスを何回かは作れたとは思っているのですが、我々がもっとボールを動かすことができなければ話にならないと感じています。第一戦の時もたぶん会見で言ったと思うのですが、同じようなサッカーを「させられている」時間が長すぎると、前に長いボールを入れてくるチームに対して僕らが受けてしまっているというところは、まだ成長できていないと感じています。ただ前期での対戦より、相手の間にボールをつければやれるというシーンはたくさん作れたと選手たちは実感できたはずです。そういう意味ではラスト3分の1からゴールに向かうところでチカラを発揮できていないところが先程言った課題として感じるところです。

 

 

VTM:FC大阪さんといえばフィジカルが強く、そこが脅威のひとつだと思っていたのですが、体格だけでなくハードワークをするという点についても大阪さんの方に分があったような印象を受けました。そこについて監督としてはどのように感じられましたか?

樋口監督:んー…、特に今日の前半の入りは非常に(動きが)悪かったですね…。完全に相手を受けている形で、相手の勢いにそのまま飲み込まれた形でサッカーをしていた。声も出ていないしチームとしての一体感を感じなかった…。それが僕の中ではびっくりした現象でした。「えぇ?こんな試合をしてしまうのか?」と…。(就任後、初めて見せた落胆の表情)それがFC大阪さんに要因があるのか、ウチに要因があるのかはしっかりと分析する必要があります。相手がどうというより、自分たちがどうだったのかをしっかりと分析しようと思います。

パスのテンポが全く上がらないし、間で受ける、顔を出すのを怖がっている、出すのを怖がっている、前を向くのを怖がっている…、何もプレッシャーがかかっていなくてもいろんな部分で相手のプレッシャーを感じてしまっていた。これはもしかすると今週のトレーニングやミーティングで「相手のプレッシャーはきついぞ」と僕が言っていたから余計に意識してしまったのか、それも考えなければいけないとは思っていますが、ただ相手を見てサッカーをしなさいとしているだけに「相手を見られていない」と感じるところが勢いに飲まれた要因のひとつでもあると思います。

 

 

VTM:今日はボランチの⑯橋本選手が不在で⑳金成純選手が入っていました。ボールを握った時のテンポがあがらなかった要因は橋本選手がいなかったことも影響したのでしょうか?

樋口監督:いえ、スン(⑳金成純選手)は彼の良さを出してくれていました。ボールに関わる回数はかなり多かったと思います。そこから斜めにボールが入っていかないことがスンの問題なのか、それとも受け手の問題なのか…。特に前半の右サイドはほとんど機能しなかった、左サイドは翔(⑪早坂選手)やテツ(⑤菅野選手)が間に顔を出した時にはいくつか繋がったけれども右サイドにはほとんど入らなかった。そこは受け手の問題として捉えるべきかもしれません。ただスンはどのポジションに置いても平均点を超えるプレーをやってくれていると評価しています。

 

 

あと一点、非常にネガティブな話ばかりになってしまいましたが、ひとつポジティブな要素がありました。夏の補強で今回入った児玉慎太郎、後半途中から入りましたけれども、彼のフィード、そのフィーリングの良さ。これは間違いなくチームの武器になると手応えを感じています。これをチームとして活かしていくことも再開後の課題としてやっていきたい。このプラスの要素も最後に付け加えさせてください。

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

VTM:18節目にしてとても難しい…というか納得がいかない試合内容だったと思います。振り返ってみていかがでしょうか?

谷奥選手:順位が近い相手との闘いだったので勝点3を獲りたかった…ので悔しいですし、あの失点の時間帯も含め…良くなかったゲームだったと感じています。

 

VTM:前半、なかなかテンポがあがらずチャンスももうひとつ深いところまで行けない。得点のニオイもしない感じで終わってしまったのがとても残念ですが、全体を通してうまくいかない、やりづらさみたいなものがあったのでしょうか?

谷奥選手:うまくいっていないというのは自分たちにミスが多いのか相手が良かったのか受け止め方はいろいろあるとは思うのですが、相手がロングボールを蹴ってくるのはわかっていたので、相手のリズムに付き合ってしまったなと感じるところはあります。そこから自分たちのサッカーに持っていけるか?というところで、うまく行かないシーンが多かったのかなと感じます。

 

 

VTM:もちろん点を獲ってやろう、追いついてやろう、逆転してやろう!という気持ちはあったと思いますが、そのチャンスに近づくところまで何か足らなかったと感じる部分はありますか?チャンスを作る手前までしか行けなかった印象がありますが。

谷奥選手:そうですね、もっと強気にポジションをとってサッカーをするとか、もっと自信を持ってプレーするとか、メンタル的なところでもっと自信を持ってプレーできたんじゃないかと感じています。そこには少し足りていないものを感じる…かもしれません。

このゲームに入る前に「自分の持っている力を出し切ろう」と話してピッチに入りました。その中でどれだけの選手が自分の力を出し切れたのか?というのをこのオフ期間に考えるべきだと思います。でも、今日で全ての順位が決まったわけではなくて、あと12試合ある中で、もちろん今日のゲームについては反省しなければならないですし、今シーズンで一番自分たちが良くないゲームをしたと感じているので、このオフでしっかり考えて…「このゲームがあったから」とあとから言えるように成長しなければならない。やはりこのままじゃダメだってことを思い知らされたゲームだったので、反省する部分とまだ終わったわけじゃないという両方を受け止める必要があると思います。

 

 

VTM:18試合を終えて振り返ると、ロングボールを蹴ってくる相手や引いて守ってくる相手に手こずることが多かったように思います。ここから終盤戦に向けてそこへの対策、勝ち方というのが課題になってきますね?

谷奥選手:前に蹴るスタイルのチームに居たこともありますし、サッカーのスタイルはいろいろあるのですが、僕らがやっているサッカーは1日で出来ることではないですし、そんな簡単なものではない…ですが、もっともっと要求していけると思います。現状で満足することなく成長すること、それが昇格への近道だと信じています。今日も終盤にはみんなが強気でプレーをし始めたら相手は引くだけだったので、逆にそこで誰かがスイッチを入れること。そこで自分がスイッチを入れるんだと全員が思ってプレーすることが大事なんだと思います。

ここから先は勝つしかないので、良いブレイクを取って残りの12試合、もう一度いい準備をする。それだけです。

 

VTM:これからやることしては、前節でも言われたように自分たちのサッカーをしっかり突き詰めて、自信を持ってやること、ですね。

谷奥選手:そうですね。この相手だから自分たちが引くとか、やり方を変えることはありません。自分たちのこと、仲間を信じてやるだけです。

 

 

2022 JFL第19節 8/28 日 vs FC神楽しまね

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第19節
  • 試合日程:2022年8月28日(日)ホーム
  • 対戦相手:FC神楽しまね
  • 試合会場:アサスタ
  • 開始時間:15:00キックオフ