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藤澤の劇的決勝弾!アウェー延岡でホンダロックに勝利

2022年07月17日 

 

前節は東京武蔵野ユナイテッドFCと引き分け、直近の5試合では113分・勝点6と勝ち切れない試合が多い。東京武蔵野戦を終えた樋口監督は前半戦での引き分けの多さを振り返った。そして後半戦のテーマは「勝ち切ること」「勝点3にこだわること」を挙げた。

そして迎えたJFL16節、後半戦最初の試合はアウェー宮崎県延岡市でホンダロックSCとの対戦。猛烈な暑さと湿度の中での闘いは思いのほかヴィアティン三重の動きが悪く、ボールを握れない時間が続く苦しい展開。互いにチャンスは少ないまま試合は終盤に差し掛かる。しかし86分、ピッチ中央付近左サイドで相手ボールを奪った㉕藤澤が前に出ていた相手GKの位置を確認、ゴールまで40mほどの位置からロングシュート。大きな弧を描いたボールは相手GKの頭上を超えゴールに吸い込まれた。苦しみながらも全員で闘い抜き、大きな勝点3を手にした。

 

第24回 JFL第16節・試合結果

ホンダロックSC 0-1 ヴィアティン三重
(前半0-0:後半0-1

  • 86分:㉕藤澤典隆・ヴィアティン三重

 

前半・ボールを握れず苦しい展開

 

試合前日は夏の大雨に見舞われた宮崎県延岡市。明けて試合当日は快晴、15時キックオフでもジリジリと照りつける太陽に汗が吹き出す。ヴィアティン三重ボールでキックオフ。開始早々に⑩田村が距離のある場所からシュート、大きく枠を逸れたが積極的な姿勢を見せる。

ここからいつものようにワンタッチプレーを活かしたダイナミックなプレーが見られるかと思いきや、そうはいかなかった。最終ラインからビルドアップを試みるもパスの出しどころがなく、横パス、バックパスが多くなる。縦パスを入れてみても受け手の動き出しが遅いのか、パスミスなのかことごとくズレてチャンスを作る手前の手前で攻撃が終わる。中盤で相手ボールを奪ってからの得意のショートカウンターもほとんど見られずスピード感がない。そうこうしているうちに前半の飲水タイムを迎える。

 

 

27分、ヴィアティン三重陣内で相手のフリーキック。②谷奥が弾き返したがセカンドボールを拾われる。再び奪い返したが深いところに追い込まれてまた奪われる。エリア内の密集からエリアの外、中央に走り込んだ選手にパス、強烈なミドルシュート。ボールは枠に飛んだが①森が右に跳んで反応、ナイスセーブで凌ぐ。

 

 

39分、相手陣地で②谷奥が⑪早坂に縦パスを入れ⑤菅野とワンツーで相手2人をかわし⑪早坂がワンタッチでゴール前へ浮かせたボールを入れる。㉟寺尾が受けて落とし⑩田村がシュート。しかしミートできずに枠の外。この試合で初めて連携したプレーから相手ボックス内に侵入した場面だった。この直後コーナーキックが崩れたところから再び⑩田村がシュートを狙うがバーの上。これが前半最初で最後のチャンスとなった。シュートはわずか2本、枠に飛んだのはゼロ。

 

 

後半・苦しい展開は続くが終盤に藤澤が試合を決める!

 

ハーフタイムに⑦森主に替えて⑬髙橋虎太郎を投入。古巣相手の交代出場とあって気合いが入る。思うようにボールが握れなかった前半、ミスが多く動きの悪いヴィアティン三重に対し、ホンダロックは戻りが早くヴィアティン三重がボールを持つとしっかりとブロックを固めガッチリと鍵をかける。相手のロングボールにはセンターバックの②谷奥・④寺田がしっかりと対応しチャンスは作らせない。後半に入っても我慢の時間が続く。

 

 

 

62分、㉟寺尾に代えて⑮田宮を投入。その後も一進一退の展開、というよりどちらもチャンスを作れずボールが行ったり来たりする展開。ヴィアティン三重も中盤から前になかなかボールを入れられない。73分、右サイドからのスローイン。㉔池田・⑯橋本・⑮田宮・⑤菅野が連携して相手選手が密集する狭いエリアを崩す。最後は⑤菅野が中にいる⑩田村へパス、そしてダイレクトでボレー。上手く合わせたがシュートは枠を捉えられずチャンスをモノにできない。

 

 

 

78分、⑪早坂に代えて⑱佐藤洸一を投入。先制ゴールが欲しいヴィアティン三重、前がかりになって相手の守備を崩しにかかる。その分、わずかなズレから相手にボールを奪われてカウンターに遭う場面が多くなる。凌ぎきれるか。流れから崩される場面はほとんどなく、コーナーキック、ロングスローの場面ではGK①森が良い判断を見せて前に出てパンチング、集中を欠かない。82分、ショートカウンターから相手エリアに侵入、左サイドから⑤菅野がゴール右隅を狙ったコントロールショット、しかし枠を逸れる。相手の守備が整う前にゴールを狙う。85分、ヴィアティン陣内相手左サイドからアーリークロス。ファーサイドからフリーで走り込んだ選手がドンピシャのタイミングで頭を合わせたがGK①森が落ち着いてキャッチ。マークを外してしまった一瞬のピンチに肝を冷やす。

 

 

そして迎えた86分、ピッチ中央で相手ボールを奪った㉕藤澤、そのままボールを運び始めて同時に前の3人が相手DFラインを見ながら走り出す。しかしその時、顔を上げて相手GKの位置を確認、迷わず左脚を振り抜く藤澤。大きく弧を描いた超ロングシュートはキーパーの頭上を超えてゴールに吸い込まれた。誰よりも先に両手を上げる⑩田村、叫びながらピッチに駆け寄るサブメンバーたち。そしてゴールを決めた藤澤が雄叫びをあげながら拳を突き上げ歓びを爆発させた。苦しい流れが続く中、ベテランの執念と技を見て、遠く延岡まで駆けつけたスタンドのサポーターも歓びを爆発させた。㉕藤澤は移籍後初ゴール。

 

 

 

後半アディショナルタイムは3分、最後まで樋口監督の大きな声が飛ぶ。ベンチメンバーも大きな声をかけ全員で闘う。最後に⑩田村に代えて⑧澤が入る。澤は今季初出場。最後の5分間は全員が勝点3への執念を見せる。暑さと疲労で動かない脚、90分間出し続けて枯れた声、終始苦しいゲームの中、藤澤が上げた虎の子の1点を守るべく、死力を尽くして闘い抜いた。そして試合終了、苦しかった90分を乗り越えた選手たちの表情は真夏の青空のように晴れやかだった。

 

 

勝ち切る、勝点3にこだわることをテーマに掲げてスタートしたリーグ後半戦。チーム全員で堪えて、苦しんで、ギリギリのところで勝点3を手にした。終始ペースが掴めず、動き出しは決して良いとは言えず、闘う意欲はあるものの何かが上手くいかない。そんなゲームでも相手にチャンスを作らせず、全員で身体を張って、サポートし合って闘い抜いた。試合内容はさておき「勝点3にこだわる」その姿勢を全員で体現した。この経験は残りの14試合でも起こりうる「上手くいかない試合」でも必ず役立つものになったはずだ。

8月の中断期間まであと2試合。ホームでのソニー仙台戦、アウェーでのFC大阪戦、この2試合でも勝点3にこだわる姿を見せてほしい。「後半戦は茨の道」試合後にキャプテンの谷奥健四郎が言った。恐らくさらに難しい試合が続く後半戦、ひとつになってその道を進んで行こう。

 

 

フォトギャラリー①

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公式記録

2022 JFL第17節 7/24 日 vs ソニー仙台FC

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第17節
  • 試合日程:2022年7月24日(日)ホーム
  • 対戦相手:ソニー仙台FC
  • 試合会場:アサスタ
  • 開始時間:15:00キックオフ