NEWS

アーカイブ

NEWSヴィアティン・マニア / トップチーム

第15節 東京武蔵野ユナイテッドFC戦 試合後コメント

2022年07月10日 

 

第24回 JFL第15節・試合結果

東京武蔵野ユナイテッドFC 1-1 ヴィアティン三重
(前半0-1:後半1-0

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:非常に暑い中で難しいゲームになるだろうと。試合前から予想では武蔵野さんが非常に良いサッカーをしていて「ミラーゲーム」(システム面での条件が近く、長所と短所が似ているチーム同士の試合)になると。同じシステムで、同じようなボールの持ち方をしたいという中で、それを上回るためには何が必要かというのを選手らに話していました。その中で何が必要かというと「距離感」でした。そしてアクションを自分たちが起こすことで良い距離感をどちらが作るのかが今日のゲームを左右すると考えていました。

まず良い入りをして、点を獲るまでのところは何度も自分たちの距離感で相手を押し込める状態が続きました。そこから選手たちには2点目が必要ということはいつも言っていることなんですが、意識が下がったというよりかは逆に相手がボールを持った時に自分たちの(ボールの)獲りどころが作れなくなってしまったのが押し込まれた要因だと思います。ただそれでも前半はボックスの中に際どいボールを入れられる事が少なかったので、後半それを修正できれば良い形で奪った時に、前半に数回、後半も2〜3回、カウンターでチャンスを作れました。そこを決めきっていれば違う結果になったのかなという思いはあります。ただ、半分の15試合を終えて「6引き分け」という数字、ここを勝ち切って後半戦に向かいたいと思います。

 

 

VTM:前半戦15試合を終えて、例年以上に混戦になっている今季のJFLですが、このリーグの難しさ、成果と課題、手応えを感じていることなどあればお聞かせください。

樋口監督:チームとしてどの相手に対しても自分たちの闘い方で挑もう、というところは示すことができたと思います。「ヴィアティン三重はこういうサッカーをするんだ」というのを15試合を通して、相手に合わせるのではなくて自分たちでできたことはひとつ大きな成果だと思います。その中で先程も言った6引き分けという結果。これは「勝ち切れなかっった試合」と捉えなくてはいけない。例えばその半分でも勝ち切っていれば勝点はプラス6できたわけなので、全く違う状況になっていることを考えると、その勝ち切れなかったことの理由が、どの相手に対してもまだ主導権を取れている訳ではないと。そして主導権を獲った試合でも引き分けてしまったり、逆に主導権を獲れなかった試合でも引き分けにもっていったりということもあるのですが、やはり自分たちが主導権を握って、ゲームを支配しながら勝点を獲るというのが最終的な目標ですので、目指しているところに関してはまだまだ積み上げが足らない、だから勝ち切れていないのだと思っています。

後半戦はそういったところ、ボールを支配して、ゲームをコントロールして、その上で勝点3を獲る。それは本当に難しい作業だけれども、そこを目指して積み重ねていくしかないと思っています。

 

 

キャプテン・谷奥健四郎選手 試合後コメント

 

谷奥選手:皆さんご存知の通りシックスポイントゲーム(勝点が近いチーム同士の対戦で勝った方が勝点3を得て、相手に勝点3を与えないことから勝点6を争う戦いと言われる)、勝点が近いチーム(共に勝点23)との対戦で勝点3を取りたかったですが、勝点1に終わってしまいとても残念です。ただチームとしてやはり2点目を獲ることが重要ですし、キャプテンであるとかを抜きにしてひとりのセンターバックの選手として失点したことがめちゃくちゃ悔しいです。

 

 

VTM:非常に悔しい勝点1にはなりましたが、その中でも評価できるポイントはありましたか?

谷奥選手:ここまであまり出場できていなかった選手、虎太郎(⑬高橋選手)やヒロ(㉘寺下選手)、先日から出ている洸一さん(⑱佐藤洸一選手)、ホズ(③穂積選手)もそうです、途中から入ってきた選手らがチームをパワーアップさせてくれていると感じます。他にも今日は三重に残っている選手らとも日頃の練習、紅白戦で対戦するのですが、チームメイトでありながら非常にやりづらさを感じる選手たちばかりで、みんなコンディションが良いので誰が出場してもこういうサッカーができるというのは、前半戦の終わりとなる今日の試合でとても良いゲームができたと思います。特に今日途中から出場した選手らは間違いなく評価を上げたと思うので、自分もうかうかしていられないと感じました。

 

 

VTM:谷奥選手は自身のキャリアの中で初めてのキャプテンを務められていると思いますが、シーズン半分を終えてキャプテンとしての働きの自己評価をしてください。

谷奥選手:ぜんぜんダメなんじゃないですかね…笑 でももし今チームがリーグの首位に立っていたとしても「全然ダメだ」と言っていると思いますし、この半分を終わってというか、あまり自分に満足したことがないんです。点数をつけたら何点なんだろうな…、優勝、昇格を果たすことができたら100点満点と言えるかもしれませんが、それまでは0点と同じです。

 

 

VTM:キャプテンとしての谷奥選手の役割を手助けしてくれている選手がもしチームにいるのであれば誰でしょうか?またその理由は?

谷奥選手:正直なところキャプテンらしいことは何もしていませんし、みんながやってくれているので、試合前の挨拶で前にでていくことぐらいなんですよね。キャプテンだからどうこうというのが全くなくて。ただ、ひとり上げるとすれば、麗司(⑦森主選手)は相当良いメンタルの持ち主ですし、先週の試合では異議でイエローカードもらったりとかはありますけど、僕個人として言えばあぁならない方がおかしいというか、僕も試合中はいろいろ言う方なんですけど、本当に勝ちたかったり情熱をもっている選手の方が僕は好きです。ひとりの選手として、ひとりの人間として、後輩ですがとても尊敬できる選手です。そう言っても彼に引っ張ってもらってるってことは無いですけどね(笑)

 

 

でも彼が練習に取り組む姿勢、試合中の声掛け、運動量、素晴らしいと思います。これまでいろんなチームでプレーしましたけど、あぁいった選手が順調にキャリアを重ねて良いベテランになって、というチームはすごく良いチームになれると感じます。

まぁ異議でイエローカードはもらわない方が良いんですけど(笑)あれだけの情熱をみんながもっているかというとそうじゃないだろうし。ファン・サポーターのみなさんはスタジアムに「非日常」を観に来ていると思うんですが、あれだけ感情を露わにすることって日常ではそうそうあるものではないと思うので、彼のようなプレーヤーに注目して欲しいです。あと10点ぐらい獲ってくれたら言うことないかなって感じです(笑)