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試合をリードし先制、しかし82分に追いつかれ青森にドロー

2022年06月20日 

 

11節を終えて、首位から10位までがわずか勝点4差と大混戦のJFL(岡崎、仙台は1試合少ない10試合消化)。暫定4位のヴィアティン三重はホーム・アサスタに暫定6位のラインメール青森を迎えた。前節は勝てば首位浮上の可能性がある中、先制しながらも滋賀に追いつかれ、終了間際に逆転を許し6試合ぶりの黒星。完全に相手の策にはまっての敗戦。そして迎えた12節は52分に先制し70分ごろまで試合を完全にリードしていたにもかかわらず、82分に追いつかれて手痛いドロー。

混戦を抜け出したい思いとは裏腹に集団の中で停滞する結果となり、先日の三重ダービーと同様に勝利を期待した1,200人弱のファン・サポーターからは静かなため息がこぼれた。

 

第24回 JFL第12節・試合結果

ヴィアティン三重 1-1 ラインメール青森
(前半0-0:後半1-1)

  • 52分:⑩田村翔太・ヴィアティン三重
  • 82分:⑤岸田翔平・ラインメール青森

 

前半・終始主導権を握るがゴールは奪えない

 

梅雨の晴れ間となった6月中旬の朝日ガスエナジー東員スタジアムは30℃を超える気温と高い湿度でうだるような暑さ。じっとしていても汗が吹き出すような天候にアイスパインやかき氷など冷たいスタグルを手にするサポーターが目につく。気温が低い東北を拠点とするチームが対戦相手とあってヴィアティン三重が優位か?と戦況予想をする声もちらほら。ゆるやかな風が吹く中、青森ボールで試合が始まった。

試合開始から動きが良いヴィアティン三重、相手より動き出しが速くクイックな反応で前から相手にプレッシャーをかけ中盤で素早くボールを奪う。

 

 

1分:右サイドのスペースに㉔池田がボールを送り⑤菅野が追いつき深いところから中へクロス、中央にいた⑩田村がダイレクトボレー、わずかに左に逸れる。良い入り方で流れを掴む。2分、高い位置を取るCB⑰野垣内から右前方のスペースへパス、走る⑤菅野。ゴールラインギリギリのところで中に折り返す、⑩田村がニアへ走り込み後ろの⑳キムが合わせたがミート出来ず。5分、⑩田村・⑤菅野・⑳キムが前から激しいプレスを掛け続け、菅野が高い位置でボールを奪い前の⑩田村に預けるが交錯、こぼれ球を⑦森主が拾い右サイドの㉟寺尾にパス、そしてシュート。しかし相手DFが脚を出して逸れる。立ち上がり、中央〜右サイドを中心に立て続けにチャンスメイク。その後も㉔池田のミドルシュート、エリア内での⑩田村のシュートなどチャンスは多いが決められない。

 

 

26分、ヴィアティン三重ゴール付近の相手スローインからDFの背後を取られてピンチを迎える、至近距離正面からシュートを打たれるがGK①森が落ち着いてセーブ。飲水タイムのあとは青森がブロックを固めヴィアティン三重はボールは保持しながらもチャンスを作れない。前半AT、ピッチ中央でボールを受けた⑤菅野がドリブルで相手選手2人をかわしながら一気に前へ運び左サイドの⑳キムへパス、ライン際まで持ち込んで中へ折り返すが相手DFがブロック、チャンスは実らず。完全に試合を支配しながらも先制点を奪うことができずにスコアレスのまま後半へ。青森がヴィアティン三重のペナルティエリアに侵入したのは26分の一度だけ。

 

 

 

後半・待望の先制ゴール!しかし終盤に追いつかれる

 

ハーフタイムに青森は1人交代、ヴィアティン三重は交代なし。後半立ち上がりは前半の流れをそのまま引き継いだような展開、ボールを握るヴィアティン三重、しっかりと守るラインメール青森。相手の前への推進力はそれほどなく、コンパクトに守るヴィアティン三重守備陣が早いタイミングでボールを刈り取る。

52分、ピッチ中央でボールを持った⑳キム、相手のブロックを確認しながら左から追い越す㉕藤澤に預ける。真ん中で相手ブロックの間に立つ⑤菅野へパス、2人を引きつけたところでターンしながら縦へスルーパス、鋭い加速でDFラインの裏へ抜け出す⑩田村、ゴール左のスペースへ入り込み切り返す、相手DFを1人振り切ったところで中を確認、走り込む㉟寺尾、二列目には⑯橋本、そこですかさず右足を振り抜く田村!強烈なシュートが右側のサイドネットに突き刺さった。立ち尽くす4人の相手DF、一歩も動けないGK、待望のゴールに吠える⑩田村、ベンチに駆け寄り雄叫びを上げた。

 

 

 

続く56分、相手陣地で⑯橋本がボールを奪いゴールに向かって走る⑩田村にパス、そのままドリブルで左に持ち込み左脚で強烈なシュート、しかしポストを叩きゴールならず。

 

 

 

58分、相手ゴール前右側でフリーキックを獲得。蹴るのは⑯橋本、上から落ちる良いボールが入り⑰野垣内がドンピシャのタイミングでヘディング、ボールは枠に飛んだがゴールの中にいた相手DFが掻き出しゴールならず、惜しい。

 

 

 

62分、㉟寺尾に代えて⑮田宮を投入、64分、追いつきたい青森は3枚替えで攻撃的な選手を投入。早々に中盤でボールを失いミドルシュートを1本打たれる。66分、ボールを奪った⑳キムから前線の⑩田村へパス、1人で持ち込み相手を1人かわしたところでシュート、しかしGKの正面、大きく弾かれて決められず。⑰野垣内のシュートも含めて決定的な場面を三度も決められずストレスが溜まる。高い気温と蒸しかえるような湿度に体力を奪われる選手たち、青森は交代で入った3人の動きが良く中盤が活性化、距離が縮まりボールが動き始める。そして飲水タイム。

 

 

一旦落ち着きを取り戻したヴィアティン三重、丁寧にボールを繋ぎ相手陣地にじりじりと入り込む。しかし相手の守備は固くチャンスは作れない。相手も徐々に前からのプレッシャーを高めボールを握る時間が増え、中央で短いパスを繋ぎヴィアティン三重ゴールに迫る。ヴィアティン三重は疲れからかやや動きが停滞。82分、青森が右からのコーナーキック。一度跳ね返すが再び右から放り込まれる。そのボールに頭で合わされるがGK①森が反応するがこぼれたボールを押し込まれて失点、試合は振り出しに。

 

 

85分、⑦森主に代えて⑨大竹を投入、追加点を狙う。しかし同点ゴールで息を吹き返した青森が勢いづき、ヴィアティン三重はそれを受ける展開。終盤に入って攻守が目まぐるしく入れ替わるが焦るヴィアティン三重、精彩を欠いたまま時間が経過。最後はプレッシャーもかけられず自由にボールを持たれてシュートも打たれたが凌ぎきって試合終了。試合の80%を支配し、何度も決定機はあっただけに悔やまれる引き分けとなった。

 

 

試合を終えた選手たち、そして試合会場の雰囲気はまるで負けてしまったかのようだった。

競って競って手にした勝点1ならもう少し雰囲気は違ったかもしれないが、樋口監督が言ったように(※青森戦試合後コメント記事参照)試合のほとんどがプラン通りに運び、先制をしながらも勝ち切れなかったことの落胆は大きく、試合展開と結果はスタジアムの空気に大きく影響する。うだるような暑さの中、必至に闘った選手たちの疲労と落胆は大きく、同じように汗をかきながら応援したサポーターたちの落胆も大きかった。それでも選手たちの勇姿を称えるようにスタジアムに集まった子どもたちは選手タオルを広げてエールを贈ってくれていた。

 

 

主体的で躍動感溢れるサッカーで観る人を魅了する、それが今季のヴィアティン三重、樋口監督が掲げるサッカーだ。リスクを恐れず前へ前へと向かう選手たちの姿は、観ていて本当にワクワクさせられる。そしてその姿勢はチーム得点21でリーグトップという結果に現れている。樋口監督は「1点入れられてしまうのはある意味仕方がない」と言う。それは攻撃的なサッカーで2点、3点と追加点を奪うことを前提とした考え方のもとに発せられる言葉だ。

試合を終えて会見場に現れた樋口監督は勝敗・結果に関して悔しい表情を見せるのはもちろんだが、ホームゲームでファン・サポーターに勝利の歓びを届けられなかった悔しさを必ず口にし、その言葉を発する樋口監督の表情は本当に悔しさに満ちている。良いときも悪いときも、表情豊かでその振る舞いも魅力的な樋口監督だが、試合後はずっと何かを考えている様子だった。

 

 

次は上位・FCマルヤス岡崎とアウェーでの対戦。指揮官の采配、選手たちの意地、見どころは盛りだくさん。上位に留まるのが目標ではない、その上を目指すヴィアティン三重の進化が楽しみだ。

 

ボールパーソンは四日市四郷高校サッカー部のみなさん!

今回のホームゲームは四日市四郷高校サッカー部のみなさんがボールパーソン、試合運営のお手伝いをしてくれました!試合前には恒例の藤牧CCメッセージ!「田村翔太選手や菅野哲也選手のボールの受け方、持ち方は参考になるぞ!」と試合実況を務めるCCならではのメッセージを贈ったそうです。四日市四郷高校サッカー部のみなさん、ありがとうございました!

 

フォトギャラリー①

 

フォトギャラリー②

公式記録

 

2022 JFL第13節 6/26 日 vs FCマルヤス岡崎

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第13節
  • 試合日程:2022年6月26日(日)アウェー
  • 対戦相手:FCマルヤス岡崎
  • 試合会場:豊橋市岩田総合球技場
  • 開始時間:13:00キックオフ