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滋賀の堅守を崩せず、アウェーで敗れる。

2022年06月13日 

 

梅雨入り前に最後の晴れた日曜日か、強い風が吹くもののほとんど雲がない快晴に見舞われた水口スポーツの森陸上競技場。ここまで共に連勝で迎えた第11節の相手はMIOびわこ滋賀。Honda FC、ヴェルスパ大分に連勝し勢いに乗る手強い相手。ヴィアティン三重はしまね、鈴鹿に勝った勢いをそのままに三連勝を狙う。

最高の雰囲気・結果で終えた三重ダービーの流れを引き継いでの勝利を期待したが、しっかりと対策を練り組織的に守りを固めてチャンスを狙った滋賀の粘りの前に屈することとなった。後半アディショナルタイム93分の大逆転劇に遭い、試合後は監督も選手らも落胆の色を隠せない様子だった。

 

第24回JFL第11節・試合結果

MIOびわこ滋賀 2-1 ヴィアティン三重
(前半0-0:後半2-1)

  • 58分:⑰野垣内 俊・ヴィアティン三重
  • 77分:④齋藤圭汰・MIOびわこ滋賀
  • 90+3分:⑯小口大司・MIOびわこ滋賀

 

前半・相手の固い守備に攻めあぐねてチャンスを作れず

 

試合前から強い風が吹く。盆地にある水口スポーツの森陸上競技場の特徴か、目まぐるしく風向きが変わる中、滋賀ボールでキックオフ。早い時間に先制点を獲って試合の主導権を握りたいヴィアティン三重、前節の勢いをそのままに序盤から畳み掛けたいところ。

2分、左サイドハーフに入った㉘寺下がピッチ中央あたりでボールを受け、相手DF裏のスペースを狙って⑩田村にスルーパス、相手DFと入れ替わった田村がキープ、中へ折り返すが走り込んだ⑮田宮、わずかに遅く相手にクリアされる。開始早々にチャンスを作る。

 

 

5分、高い位置を取るヴィアティン三重の最終ライン、右サイド㉔池田から⑮田宮に縦パス、ターンして⑤菅野に預ける。ドリブルで前へ運ぶ⑤菅野、相手3人に囲まれながらもクロス上げる。ゴール前の⑩田村、頭で合わせるがクロスバーを叩きゴールならず、立て続けに惜しい場面を迎える。この勢いで先制点が欲しい。

 

 

 

序盤のチャンス以降、スペースを消されて前にボールを運べないヴィアティン三重。34分、サイドからの展開が上手く作れず人が密集する中へ中へと運ばされるヴィアティン三重、なかなかペナルティエリア内にも入れない状況を打破するべく⑰野垣内がロングシュート。ゴールまで30mを超える位置だったがわずかにクロスバーをかすめ枠の外。惜しい。

 

 

 

43分、相手陣地左サイドでFK獲得、キッカーは⑯橋本。攻めあぐねる状況を変えるべくセットプレーからのゴールが欲しいところ。大きく弧を描いてゴール前に良いボールが入ったがゴール前での迫力に欠け誰も触ることなくGKがキャッチ、ゴールの匂いがしない。互いにチャンスは少なくスコアレスのまま後半へ。固い守備に手こずるヴィアティン三重、前半のシュートはわずか2本、ペナルティエリアに侵入できたのはCKを含めてたった3回。

 

 

後半・野垣内のゴールで先制、しかしミスから2失点

 

ハーフタイム、⑮田宮に代えて㉟寺尾、㉘寺下に代えて⑳キムを投入、個人技で相手の守備を崩し流れを変えたいヴィアティン三重。54分、最終ラインの⑰野垣内からビルドアップ、距離感は遠かったものの⑳キム→⑰野垣内→㉟寺尾と繋ぎワンタッチプレーで相手陣地の深いところのスペースへ㉟寺尾を走らせる。しかしわずかに追いつかずゴールラインを割る。相手がブロックを作る前に入り込む狙いは悪くない。

 

 

57分、ヴィアティン三重、右からのコーナーキック。⑯橋本が蹴ったボールを走り込んだ②谷奥が身体を入れてブロックしながらスルー、そこへ走り込んだ⑰野垣内がシュート。強くミートはできなかったが相手選手が密集し、コースが良かったことで相手GKは反応できず待望の先制点!両手を広げてベンチに走る野垣内。

 

 

 

 

先制点を得たヴィアティン三重、追加点を狙うべく前への圧力を高める。右サイドからの展開で㉔池田、⑤菅野から中の⑩田村へボールを入れ、立て続けに相手ゴールに迫る。しかし相手の戻りが速く簡単にはシュートまで至らない。64分、追いつきたい滋賀が攻撃の選手を2枚替え。ボールへのプレッシャーが衰えない滋賀、球際の強さでヴィアティン三重を上回る。激しいコンタクトが増えやや荒れた雰囲気。

 

 

70分、セカンドボールの奪い合いから相手陣地で⑩田村がボールキープ、右サイドでフリーの㉟寺尾へパス。中へ折り返したボールはやや長くなりファーサイドの㉕藤澤へ、ワンタッチで折り返し⑯橋本と⑩田村と繋ぐが相手GKが押さえる。ゴールの目の前で惜しい場面も決められない。72分、相手がMFと代えてFWを一枚追加。

 

 

高い位置からボールを奪いに来る滋賀、ロングボールを織り交ぜながらジリジリとヴィアティン三重が間延びさせられボールが繋がらない状態に。ヴィアティン三重陣内でのプレーが増え1点リードしながらも精神的に押し込まれる。セカンドボールもことごとく拾われ相手ペース。77分、ヴィアティン三重DFラインの裏のスペースを狙われパスが入る。途中交代で入った⑯小口選手と⑰野垣内が走るが剥がされる野垣内、ゴール前の②谷奥と1対1、そしてシュートを打たれるがGK①森が反応し弾く。こぼれ球に走り込んだ滋賀④齋藤選手のシュートはミスキックになったがタイミングがズレふわっとゴールに吸い込まれた。失点。

 

 

試合序盤から上手く試合を運べないヴィアティン三重の選手たち、心身ともに疲労の色が見えミスが目立ち始める。79分⑩田村に代えて⑨大竹を投入。88分、右サイドから⑤菅野・㉔池田・㉟寺尾が細かく繋いで崩しにかかるが相手の人数が多く、わずかなスペースを狙うパスは決定機まで至らない。「ポケットを獲れ!!!」樋口監督から檄が飛ぶ。勝ち越し点が欲しいヴィアティン三重、焦れる。89分、⑰野垣内に代えて④寺田、⑦森主に代えて⑪早坂投入。⑰野垣内、最後までチームメイトを鼓舞しながらピッチを出る。

 

 

後半アディショナルタイムは5分、互いにロングボールを入れる展開で攻守が入れ替わる。92分、相手陣地前線で抜け出すかと思われた⑨大竹、後ろから押されて倒されるがノーファール。セカンドボールはことごとく相手に拾われ前方に大きく蹴り出されたボールはヴィアティン三重DFラインの背後のスペースへ。⑯小口選手と追いかける④寺田。身体を入れられて倒れる④寺田、抜け出した⑯小口選手ともつれるGK①森、最後は押し込まれて90+3分に追加点を許し試合終了。最後まで上手く行かなかったヴィアティン三重、相手の集中力と徹底した組織力の前に屈した。

 

 

「鈴鹿戦が終わった時から危険なゲームになることはわかっていたので、樋口監督はじめ、みんなで声をかけて準備をしていましたが…。」試合後にキャプテンの谷奥健四郎はこう語った(※滋賀戦試合後コメント記事参照)。ここ2試合で自分たちのサッカーの手応えを確かなものにしつつあったヴィアティン三重。一方、ここ2試合で恐らくスタイルを変化させて流れを掴んできたMIOびわこ滋賀。さまざまな場面で相手が上回る内容、結果となった。

 

 

主体性、連動性、躍動感、チームがテーマとして掲げるものは影を潜め、想定した「悪いカタチ」を絵に描いたような試合だった。しかしここから上位に留まって上を狙っていくには、こういったケースで相手を上回らなければ実現できないことは誰もが理解している。上手く行かなかった要因をひとつひとつクリアにして次のホームゲームを迎えたい。

ストロングポイントは対策されて当然。その対策を超えるチームこそが本物の強いチーム。まだまだここから、三重の象徴たる強いチームを目指して共に闘おう。

 

 

フォトギャラリー①

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公式記録

2022 JFL第10節 6/19 日 vs ラインメール青森

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第12節
  • 試合日程:2022年6月19日(日)ホーム
  • 対戦相手:ラインメール青森
  • 試合会場:アサスタ
  • 開始時間:13:00キックオフ