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《三重県選手権準決勝》大竹のAT決勝弾で劇的勝利!

2022年04月25日 

 

2022年三重県選手権準決勝、雨の三交Gスポーツの杜鈴鹿。天皇杯三重県代表決定戦の初戦は昨年と同じくFC.ISE-SHIMAとの対戦。第1試合ではJFLの盟友、鈴鹿ポイントゲッターズが四日市大学に2-0で勝利し決勝に駒を進めていた。

試合が始まり開始早々の3分に先制、引いて守る相手に手こずり追加点を奪えない中34分に同点ゴールを許す。後半は前半に比べてボールがよく動くようになり、55分に追加点。しかし74分にミスから再び失点。終盤にかけて圧倒的な攻撃でたたみかけるが時間が過ぎていく。アディショナルタイムは3分、昨年と同様に延長・PKになるのかと思われた93分、⑩田村が放ったシュートを相手GKが弾き、そのこぼれ球に途中交代で入ったルーキー⑨大竹が反応して押し込み決勝点。試合終了間際、ギリギリのところで勝負強さを見せて勝ち切った。

次はリーグ戦の1試合を挟んで5月8日(日)に決勝戦。鈴鹿ポイントゲッターズと天皇杯本戦の切符をかけて対戦する。

 

三重県選手権準決勝 試合結果

ヴィアティン三重 3-2 FC.ISE-SHIMA
(前半1-1・後半2-1)

  • 3分:⑳金成純・ヴィアティン三重
  • 34分:⑧片田 拓・FC.ISE-SHIMA
  • 55分:②谷奥健四郎・ヴィアティン三重
  • 74分:㉓飯嶋隼人・FC.ISE-SHIMA
  • 90+3分:⑨大竹将吾・ヴィアティン三重

 

 

前半・早々に先制、そこから攻めあぐねて失点

 

初戦の相手は昨年と同じ東海リーグ1部・FC.ISE-SHIMA。昨年は延長まで闘って両チーム無得点、そしてPKの末に敗れた相手である。カテゴリー的には下になるが、しっかりと組織されたプレーと堅い守備で侮れないチームだ。トーナメント戦が持つ独特な緊張感が漂う中、試合前に樋口監督は言った「リスペクトの気持ちを持ち、チャレンジしよう」。カテゴリーが下の相手だからといって油断せず、主体的・積極的なプレーで自分たちのゲームをしよう。そうエンブレムに誓って選手たちを送り出した。㉕藤澤、⑧澤が今季初スタメン。

試合が始まってみると相手は予想していた4-4-2ではなく5-4-1と極端に引いた布陣、すこし戸惑いを見せるかと思われたが立ち上がりから積極的にボールを繋ぎ、良い動きだしを見せてペースを掴むヴィアティン三重。早々の3分、右サイドから㉔池田が持ち上がってチャンスを作る。切れ味鋭い切り返しを2回、完全に相手をひとり振り切ってから正確なクロスを放り込む。池田からファーサイドに走り込んだ⑩田村のところまで相手選手が6人並ぶ、手前4人目の背後に⑮田宮が入り込み3人目の横に⑤菅野が位置を取る。全く隙間はないかと思われたが5人目の背後にスルスルと⑳金が上がってきてフリーに。冷静に頭で合わせて先制。あまりにも早く、あまりにも見事な連携に相手守備陣も肩を落とす。

 

 

 

幸先の良い⑳金のゴールでここから猛攻と行きたいところだったが、ガッチリ引いて守る相手に苦しめられる。コンパクトな距離感を意識してボールを回そうにも、最終ラインから5人、4人と横に並ばれしっかりとブロックを作られるせいで出しどころがなくテンポが少しずつ悪くなっていく。右サイド、左サイドに展開して中に放り込むがゴール前に相手選手が9人居る状況、味方にはなかなかボールが収まらない。

 

 

ボールを受けても出しどころが見つからずジリジリと空気がよどみ始めた34分、自陣から縦にボールを出そうとしたところ相手の⑦番がカット、前に動き出す⑲番が受けて反転、GK㉑加藤大喜が反応して触れたボールは右のポストに弾かれる。そのリバウンドに反応できたのは相手⑧番のみ、綺麗に押し込まれて失点。あっけなく同点に追いつかれてしまう。そこから一時は追いついたFC.ISE-SHIMAがペースを掴みボールを保持する。決定機こそ作らせないが攻めあぐねるヴィアティン三重、追加点を奪えないまま後半へ。

 

 

後半・相手を圧倒し始めて追加点、しかし追いつかれ…最後は大竹!

 

後半から⑮田宮に代えて㉟寺尾憲祐を投入。足元のテクニックとドリブル突破に期待がかかる。後半はどうやって相手の強固なブロックを崩しにかかるのか。

前半に比べてややパススピードを上げたヴィアティン三重の選手たち、コンパクトな距離は意識しつつも少し視線を遠くにやってブロックの向こうや奥を狙ったパスを使い始める。右サイドに入った㉟寺尾も積極的にドリブルを仕掛ける。ここからボールがよく動き始め、⑩田村や㉟寺尾の裏を狙った動きだしも見られるようになりゲームのテンポが速くなる。ボールへのプレッシャーも前半より強くなり、中盤でボールを奪う場面が増える。

前への推進力が生まれたことで相手ゴールに近づく機会が増え、同時にコーナーキックも増える。そして迎えた55分、右からのコーナーキック、一度は跳ね返されるが拾った⑤菅野が丁寧に中に放り込む。上から落ちてくるボールに合わせたのは②キャプテン谷奥。相手DFに身体を寄せられて一度はポストを叩くが跳ね返りが再び谷奥の前に飛びそのまま押し込んで追加点。

 

 

 

後半立ち上がりの良い時間帯にキャプテンの追加点が生まれ流れに乗りたいヴィアティン三重。しかし1点ビハインドになっても相手の陣形は変わらずゴール前のブロックは堅い。62分には㉘寺下を投入。良い崩しから立て続けに⑩田村、⑯橋本がシュートを放つが相手DF陣・GKの集中力は高く、簡単には追加点を奪えない。しかし流れは悪くない。

そして74分、相手が自陣からロングボールを前方に蹴り出す。高いラインを保っていたヴィアティン三重の最終ライン、④寺田と下がっていた㉔池田の間にボールが落ちるが見送る④寺田、そこへ走り込む相手㉓番、下がりながら守る㉔池田。しかし池田が脚を滑らせて振り切られてしまう。GK㉑加藤と1対1になるがかわされてゴール、再び同点。

 

 

追加点が欲しいヴィアティン三重、80分に⑰野垣内、⑨大竹を投入し猛攻を仕掛ける。83分、㉘寺下がゴールに迫りこぼれ球に⑨大竹が反応、しかし相手GKが身体を張って阻止。84分、⑯橋本のコーナキックに⑨大竹が頭で合わせゴールに吸い込まれるかと思われたが相手DFが掻き出し決められず。何度も何度も崩してゴールに迫るがジリジリと時間が過ぎていく。

 

 

90分が経過してアディショナルタイムは3分。終始ヴィアティン三重がボールを握ってたたみかける。⑩田村の速い仕掛け、右から㉟寺尾の突破、左後ろから⑰野垣内のクロス、㉘寺下の突破、その度に跳ね返すFC.ISE-SHIMAの選手たち。何度も跳ね返されて迎えた92分、最後列の左にいた⑰野垣内が㉟寺尾に預ける。㉘寺下とのワンツーをひとつ入れて再び㉟寺尾が前を向く。そこへ最前線の⑩田村がボールをよこせとジェスチャー、すかさず寺尾が速い縦パスを送る。相手DFに身体をぶつけながら田村が反転、シュートを放つが前に出た相手GKがスーパーセーブ、しかしそのこぼれ球に真っ先に反応したのはルーキー⑨大竹将吾、がら空きのゴールに押し込んで決勝点!

 

 

 

先日のJFL第6節・奈良クラブ戦でもチームを救う劇的同点弾を決めた大竹、残り数秒のところで勝負強さを見せた。そのゴールに繋がったひとつ前のプレー、⑩田村翔太の気迫溢れる反転からのシュートもスーパープレーだった。最後の最後で勝利への強い気持ちとチャレンジが生んだ決勝点。勝利を確信した選手たちはピッチ外にいたサブの選手たちとゆりかごダンスを安部トレーナーと岸上GKコーチに捧げた。

 

 

負けたら終わりのトーナメントは勝つことが全て。試合後の②谷奥選手が言ったことに尽きる。(※FC.ISE-SHIMA戦試合後コメント記事参照)樋口監督も同じ言葉を口にはしたが、最後まで気が抜けない試合展開・試合運びにはさすがに満足できない様子だった。

 

 

SYMBOL of MIE 〜三重の象徴たれ〜。今シーズンのスローガンに相応しいチームになるための途中ではあるが、試合を重ねるごとに手にした成果と課題を全て糧にして次に進んで欲しいものだ。次週はアウェー高知でのJFL第7節、難敵・高知ユナイテッドSCとの対戦。そして翌週に今季初の三重ダービー、鈴鹿ポイントゲッターズとの三重県選手権・決勝が待っている。

自分たちのサッカーで、躍動感溢れる魅力的なサッカーで、必ず天皇杯三重県代表の切符を手にしよう。

 

フォトギャラリー①

 

フォトギャラリー②

 

2022 JFL第7節 5/1 日 vs 高知ユナイテッドSC

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第7節
  • 試合日程:2022年5月1日(日)
  • 対戦相手:高知ユナイテッドSC
  • 試合会場:春野総合運動公園 陸上競技場
  • 開始時間:13:00キックオフ