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FCティアモ枚方戦 試合後コメント

2022年03月27日 

 

第24回JFL第3節・試合結果

ヴィアティン三重 2-1 FCティアモ枚方
(前半1-1:後半1-0)

  • 8分:⑮田宮碧人・ヴィアティン三重
  • 37分:⑲伊藤龍生・FCティアモ枚方
  • 89分:⑨大竹将吾(PK)・ヴィアティン三重

 

ヴィアティン三重・樋口監督 試合後コメント

 

樋口監督・試合総括:開幕三連勝はとても喜ばしいことで良いスタートダッシュが切れたと思っています。しかし今日もまた開幕戦と同様にボールを落ち着かせることができずに、非常に厳しい試合になりました。その中でも相手の失点を1に抑えることができた、それはチームとしてのパワーを90分最後まで維持することができて、ベンチのメンバーも含めて最後まで闘うことができました。良くない中でも修正しながら闘っていく、その上で勝点3を取れたことは非常に大きな勝利だったと思います。

ただ、今日のゲームが良くなかった要因はあまりにもパスミスが多すぎました。特に中盤で簡単にボールを失って、途中からは少しミスを怖がり始め、ボールを受けることができなくなっていました。逆に相手のプレッシャーを感じすぎて視野が狭くなっていた。そういう悪循環を生んでなかなかボールを落ち着いて運べない状況が続いた。そこが開幕戦と同じように厳しいゲームになってしまった要因だと感じています。課題・修正点が非常に多い試合になりました。

 

インタビュアー:課題が多い試合だったと言われましたが、その中でも良かった場面はどのあたりでしょうか?

樋口監督:最初の得点シーンは良い場面でした。相手のディフェンスラインにギャップができると試合前に話をしていましたので、良い形でボールを動かしていて、そこにボールから遠い奥の選手が走り込むことができた点、そこは良い形が作れた場面でした。そして最後にPKを取った場面、ルーキーの⑨大竹が自らPKを取り、落ち着いて決勝点を決めました。あれは彼の自信になると思いますし良い場面でした。

インタビュアー:PKのキッカーは事前に決めてあったのでしょうか?

樋口監督:PKは⑩田村が蹴ることは決めていましたが田村は交代していました。そこで一番に大竹が自分でボールをPKをの位置にセットして、自分で蹴る意思表示をした。それで良いと思います。あそこで自分で決めるんだと、そうやってやれる選手だというところを評価したいと思います。

 

 

VTM:枚方の小川監督はやろうとしたことができたが勝てなかったと言われていました。FCティアモ枚方の上手かったところ、苦しめられた部分はどこでしょうか?

樋口監督:正直なところ、スカウティングした内容や自分の予想ではもう少しロングボールを多く蹴ってくるだろうと考えていました。そしてそれに対応する練習もしてきて、その意識付けをした上でゲームに入りました。いざ試合が始まると思っていたよりもしっかりとボールを動かして前に運んできました。それで少し予想していた取りどころとは違っていた。そういう意味でも相手にやりたいことを「やらせてしまった」というのを強く感じています。

VTM:立ち上がりの15分ぐらいは上手くボールを繋いでボールを握ることができていましたが、そのあと一転して相手にボールを握られてしまいました。あそこのきっかけは何かあったのでしょうか?

樋口監督:サッカーは本当に難しいものでメンタルのスポーツだと思うのですが…、2連勝して今日を迎えた選手たちにはこう言いました「受けに入らないこと」、相手を受けない試合をしようと。受けないというのにはふたつの意味があってプレーそのものが受けの姿勢、リアクションになるのは絶対にやめよう、もうひとつは2連勝して今日を迎えて「今日もなんとかなる」というような空気を出さないこと。それが出たら絶対に受けることになると話しました。とても良い試合の入り方をして、良い点の取り方をして、そこでフッと全体が「今日もなんとかなる」という雰囲気が出たように感じました。それから球際でほとんど勝てなかったり、ウチのパスが少しずつズレ始めたり、そしてマイボールにする時間が作れない形になってしまっていた。そういう分析をしました。

 

記者:今日出た課題はどのように改善していかれますか?

樋口監督:この3試合、守備に関しては非常に粘り強く対応していると評価していて、これを継続してこうと思います。ただ僕らはボールを持つことでゲームを支配し、主導権を握ることがチームとして一番やりたいことです。今日来ていただいた1,400人の観客のみなさんに「サッカーの面白さを伝える」ということを考えると、まだ全然できていない。試合に勝って喜んでもらうことはとても大切ですが、ボールを握って主体的なサッカーをする、そこを高めていってクオリティの面で「また観たい!」と感じてもらえるサッカーをしていきたいと思います。

 

インタビュアー:最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

樋口監督:今日も多くの方がスタジアムにお越しいただいて、苦しい試合展開でも勝つことができたのはファン・サポーターの皆さんの後押しがあったからだとあらためて感じています。やはり僕らは勝つ試合をして、良い試合をして、今日の1,400人が2,000人になり、2,500人になり、と試合ごとに増えていくよう面白いサッカーで応えていきたい。引き続きみなさんの後押しをよろしくお願いします。

 

⑨大竹将吾選手 試合後コメント

 

大竹選手・ゴールシーン振り返り:自分が交代で入ったタイミングが1-1の同点という状況でした。フォワードとしての仕事は点を取って結果を出すことなので、形はどうであれこぼれて来たところに身体ごとボールを奪いに行きました。そこで接触があってPKを獲得することができました。

PKを蹴る時はそれほど緊張はしていませんでした。せっかく自分がもらったPKだったので、しっかりと落ち着いて蹴ることを意識しました。コースは蹴る前から決めていたので、あとは気持ちを込めて蹴るだけでした。決まった時はホッとした気持ちでした。ここ2試合、途中出場で試合には出ていましたが結果を出すことができていなかったので、嬉しかったというよりホッとしたというのが正直な気持ちです。

 

VTM:ここまで3試合途中出場でしたが試合に出場されました。JFLの試合に出てみての印象を聞かせてください。

大竹選手:まだ出場時間が短いのですべてを語ることはできませんが、ワンプレーワンプレーの強度は高いと感じました。球際でガツガツ奪いに来るところなどは大学サッカーよりも強度が高いと思います。そしてなによりも試合の雰囲気や活気があることの印象が強いです。特にヴィアティン三重はサポーターの数も多く応援にもパワーがあるので、そういったところはしっかりと楽しめていると思います。

VTM:最後の場面はうまく身体を使ってPKを獲得されました、ああいったプレーは得意なんでしょうか?

大竹選手:とにかく自分の特徴は得点力です。特に形にこだわりというのはなく、どんなところでもボールがこぼれてきたらゴールを目指す、ゴールを決めることを意識しているので、ある意味あのPKは自分の特徴を発揮できた場面かもしれません。技術よりも泥臭さだったり、最後の一歩だったり、そういうところを意識してピッチに立っています。

 

 

記者:PKの場面は相手GKの逆を突いたシュートでした、あのコースに蹴る判断はどの段階でしたのでしょうか?

大竹選手:特にGKの動きを見たわけではなく、蹴る前からコースは決めていました。GKがどっちに飛んでも決められるようなシュート(コース、強さ)を意識しました。GKが逆に飛んだのできれいに決まりましたが、もし同じ方向に飛んだとしても決まっていたと思います。

記者:同点で迎えた大事な場面でしたが緊張はなかったのでしょうか?

大竹選手:今日が3試合目でここまでの2試合も途中から出場していました。2試合とも自分たちが勝っている状況での途中交代でした。2試合出ても結果を出せていないのはFWとしての役割を果たせていないと思っていたので、緊張というよりかは少し危機感を持っていました。でも同点の状況でここで自分が決めたらヒーローになれると思っていたので、その状況を楽しみながらプレーできました。そしてPKを決めることができたので、試合を観に来てくれたサポーターに向けて「やったぞ!」と喜びの声を上げました。

インタビュアー:最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

大竹選手:たくさんの人がスタジアムに来てくれましたし、YouTubeの配信を通して応援してくれた人もたくさんいると思います。応援してくれているみなさんに勝利という恩返しができて良かったです。この波を止めたくないですし、どうしても気持ちのゆるみが出てきてしまうので、もう一度気持ちを引き締めて次の試合に向けて準備していきたいです。ありがとうございました。

 

 

FCティアモ枚方・小川佳純監督 試合後コメント

 

小川佳純監督・試合総括:2連勝しているヴィアティン三重さんが相手ということで、うちとしては上位に食い込んでいくために勝利が必要で、勝点3を取りに行くぞという気持ちで臨んだ試合でした。内容的には選手たちが非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、自分たちがやろうとしていることを表現できた試合でしたが、その中で勝点を持って帰れなかった責任は監督である私にあります。内容的には良い試合ができたと思っています。

インタビュアー:ヴィアティン三重に関して特に印象に残った点、印象に残った選手がいれば教えて下さい。

小川監督:決定的なチャンスをたくさん作られた試合ではなかったのですが、敢えて挙げるとすれば前半の最初のところで背後への一発のボールから失点、PKを与えてしまった場面、そういった一瞬の隙を突く力がヴィアティンさんにはありましたし、逆にウチは追加点をあげることができなかった。そこは課題と言える試合になりました。

 

2022 JFL第4節 4/2 土 vs Honda FC

  • 第24回 日本フットボールリーグ 第4節
  • 試合日程:2022年4月2日(土)
  • 対戦相手:Honda FC
  • 試合会場:Honda都田サッカー場
  • 開始時間:13:00キックオフ