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噛み合わない闘志…ホームで大分に3失点、無得点で敗れる。

2021年04月25日 

 

上野監督「観ていた方にはどの様に映りましたか?」

VTM「闘う気持ちは見えましたが、噛み合っていないように感じました。」

上野監督「はい、おっしゃる通りだと思います…。」

 

試合後の会見はこんなやり取りで締めくくられた。ホーム・アサスタでヴェルスパ大分に0-3で敗戦。よく晴れたアサスタに大きなため息が三度響いた。決して誰一人、手を抜いていたわけではない。誰一人、気持ちで負けていたわけではない。しかし全てが上手く行かなかった。強風のアサスタに歓声が響くことは無かった。

 

● ヴィアティン三重 0-3 ヴェルスパ大分 ○
(前半 0-2|後半 0-1)

  • 22分:オウンゴール・ヴェルスパ大分
  • 36分:⑱中村真人・ヴェルスパ大分
  • 57分:⑩薮内健人・ヴェルスパ大分

 

上野監督・試合後コメント

上野監督・総括:試合の入りは良かったのですが、そのあと出足が悪く、押し上げができず…風上にも関わらず押し込まれる場面が多かったと思います。もっとチャンスを作れたとは思うのですが、なぜ出足が遅れるのか?なぜ押し上げがほとんどなかったのか?もう一度振り返って改善したいと思います。

最初の失点についてはコミュニケーション不足でした。GKの森はディフェンダーに蹴るように言った、DFの穂積はブロックをしてGKが出てくるのを待ったと…。残念な失点でした。2失点目は練習をしてきた「身体を当てる」といったところが徹底できずに相手をフリーにしてしまったので、もう一度徹底して練習していこうと思います。

後半の3失点目についてはフリーで走られてしまったので、走る相手にしっかりついていく、これも日頃から練習していることです。なぜそれができなかったのか、振り返ってもう一度練習していこうと思います。

今日はこの強風の中、そしてコロナ禍でいろいろと大変な状況の中、700人を超えるファンのみなさんが集まっていただいたにも関わらず0-3で負けてしまったこと、本当に申し訳なく思います。一矢報いることもできませんでしたので、もう一度全員で反省し、映像を見てやるべきことをやり直し、練習を徹底し、一週空きますのでしっかり準備をして次のソニー仙台戦に臨みたいと思います。

 

インタビュアー:今日も激しい試合展開で怪我の選手の状況も気になります。そんな中で上野監督が目指すサッカーができなかったように思いますがいかがでしょうか?

 

上野監督:このように風が強いとどちらのチームも難しくなるとは思います。怪我人については大きな怪我ではありませんので、復帰までそれほどかからないとは思います。田宮碧人は試合中に手を負傷しましたので、検査をしてみないとわかりません。

 

インタビュアー:後半の早い段階で交代カードをすべて使い切りましたがその意図をお聞かせください。

 

上野監督:前半で2失点していましたので、新しい選手を投入してエネルギーを与え、自分たちの流れに持ち込みたい、そう言って送り出しました。1点返して同点に追いついて…と狙いましたが3点目を与えてしまったという結果です。

 

VTM:JFLの試合で0-3という結果は大敗と言えるかもしれません。とても悔しい結果でしたが試合後のロッカーでは選手たちにどのような話をされましたか?

 

上野監督:短い話しかしていません。「切り替えていこう」と。こういう時に長く話すと悔しさがこみ上げてくるだけですので、とにかく切り替えていこうと言いました。

 

VTM:今日の試合は普段練習していることがほとんど出せなかったように思います。練習でやってきたことを発揮できないのは、メンタルなのか?風なのか?相手のプレッシャーなのか?どこに要因があると思われますか?

 

上野監督:両チームともに風には苦しんだと思います。ヴェルスパ大分さんも本来今日のようなサッカーをされるチームではないと思います。しかしそれは外的要因ですので、そんな状況でどれだけチカラを発揮できるのかと考えるとヴェルスパさんは3得点、我々は無得点。そして3失点してしまったので、日頃やろうとしている守備ができなかった、日頃やろうとしている出足のところで相手に上回られてしまった、日頃やろうとしている攻撃ができなかった、もう一度しっかり反省し次に向かって切り替えて前に進んで行こうと思います。

 

VTM:気持ちの部分では選手たちは闘えていましたか?

上野監督:はい、闘えていたと思います。逆に観ていた方にはどの様に映りましたか?

VTM:闘う気持ちは見えましたが、噛み合っていないように感じました。

上野監督:はい、おっしゃる通りだと思います。今日はありがとうございました。

 

ヴェルスパ大分・山橋監督コメント

山橋監督・総括:試合会場の風のことは事前に聞いていましたが、私は初めてでしたので選手らの方が落ち着いて対応してくれていたと思います。立ち上がりは風下だったこともあり押し込まれた時間帯はありましたが、なんとか選手たちがしのいでくれて、我々のカタチではなかったですがラッキーな先制点を取れたことで選手たちは落ち着いたのではと思います。

その後、前半はまだボールをあまり動かせませんでしたがセットプレーから追加点を取れたことで、かなり良い流れで試合を進めることができました。後半は3点目も決まりましたし、危なげなく安心して見ていることができました。

 

インタビュアー:ヴィアティン三重の印象はいかがでしょうか?

 

山橋監督:ホームの風にも慣れていると思いますし、リーグではここ数試合良い結果で来られていたので、我々としては上位に食らいついていくために負けられないという気持ちでした。チカラ的には五分五分、どちらが勝ってもおかしくない相手だと思っていましたし、昨シーズン得点王を取った酒井選手もいますので、攻撃陣についてはそこを注意するように選手には伝えていました。

 

前半・風上を活かせず課題の残る2失点

 

いつもと同じ西からの強風が吹くアサスタ、13:00キックオフ。開始早々チャンスを迎える。右サイドから駆け上がった⑨酒井達磨がDFを振り切ってゴールに迫る。シュートを放つがミートできず、逸れたボールに⑦塩谷仁が詰めるが合わない。

 

つづく8分、ハーフウェーラインから塩谷が前の酒井達磨へパス、振り向いて相手DFを剥がし中へクロスを送る。そこへ⑬高橋虎太郎が走り込むも届かず。

 

この後ヴィアティンらしい攻撃は鳴りを潜めることとなる。コンパクトな陣形は作れず、精度の低い長いパスが増える。一方ヴェルスパ大分は風下にも関わらずスペースを使ったシンプルな攻撃でヴィアティンを翻弄。そんな時、守備の連携ミスからまさかのオウンゴール。36分にはコーナーキックから完全にフリーになった⑱中村選手に頭で決められてしまう。

後半・HTに⑥坂井・㉕梅村を投入、交代枠を使い切るも流れは戻せず

前半に2失点、守備の堅さを強みにしてきただけに、ロッカーアウトしピッチに出る選手らは若干ムードが良くない様子。ハーフタイムに㉞原口に代えて⑥坂井将吾、⑬髙橋虎太郎に代えて㉕梅村豪を投入。⑥坂井が前線からプレスをかけに行くが単発に終わり連動性を欠きボールを奪うところまでは行けない。逆に風上に立った大分は出足、球際、競り合い、全てで勝り完全にヴィアティンが受け手にまわってしまう。そして57分に抜け出されたところから3失点目。

 

その後、今季初出場となる⑱佐藤洸一、⑩山藤健太、怪我から復帰の②大竹陸を送り込む。何度か⑥坂井〜⑱佐藤洸一の連携からゴール前に迫る場面はあったが決定機には至らない。⑩山藤・⑯橋本からのセットプレーも不発。終盤に入っても3点リードで余裕を見せる大分ゴールを脅かすことはできず試合終了。

ここまで5試合で3失点だったディフェンスも崩れ、得点力が課題となっている攻撃陣もシュート数5本で無得点、内容も結果も残念な敗戦となり、沈むアサスタには風の音だけが響いていた。

 

 

次節は一週休み・リフレッシュして再び立ち上がろう。

 

今季は17チームで闘うJFL。従って、毎節1チームが試合なしの休みとなり、次の週末はヴィアティン三重がその順番となる。天皇杯代表決定戦での敗戦、今日の0-3での敗戦とチームの雰囲気は恐らく良くないだろう。

消化試合数に差があるため暫定順位ではあるが6節を終えて9位、下を向いている場合ではない。課題も修正点も明確になった今、顔を上げて前に進むしかない。日頃のトレーニングの成果を発揮できない要因がどこにあるのか?選手間の連携、テクニカルな部分なのか、怪我人が多くフィジカル面に問題があるのか?それとも実力を発揮できない精神的な部分、メンタルの問題なのか?

心・技・体、全てを整えて5月5日のソニー仙台FC戦に臨んで欲しい。突破すべき壁は自分たちの中にあるのかも知れない。ココロひとつに、この壁を突き破れ。

 

フォトギャラリー①

 

フォトギャラリー②

 

公式記録

 

NEXT MATCH 5/5 水・祝 vs ソニー仙台FC

  • 第23回 日本フットボールリーグ 第8節
  • 試合日程:2021年5月5日(水・祝)
  • 対戦相手:ソニー仙台FC
  • 試合会場:朝日ガスエナジー東員スタジアム
  • 開始時間:13:00キックオフ