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《天皇杯代表決定戦準決勝》再三のチャンスを決められず、延長〜PKに散る。

2021年04月18日 

いつもの強風と4月中旬とは思えない低い気温に包まれ、時おり小雨が降るアサスタ。今日はJFLではなく天皇杯三重県代表決定戦・準決勝。午前の1試合目ではJFLの鈴鹿ポイントゲッターズが四日市大学に2-0で勝利し決勝に駒を進めていた。

そして迎えた第2試合。ヴィアティン三重 vs FC. ISE-SHIMA、かつてともに東海リーグを闘った相手。カテゴリーで言えばJFLのヴィアティン三重が上位にはなるが、再三のチャンスを迎え13本のシュートを放つも無得点、延長〜PK戦までもつれ敗退。天皇杯本戦への道が潰えた。

●ヴィアティン三重 0-0 FC. ISE-SHIMA○
(前半:0-0/後半:0-0)
(延長前半:0-0/延長後半:0-0)
(PK 3-5)

試合終了後・上野監督コメント

試合総括

上野監督:内容的に圧倒してはいましたが勝つことができませんでした。振り返ると、前半・後半・延長と何度もあった決定機に決めることができなかった…。FC. ISE-SHIMAさんの身体を張った守備も素晴らしかったと思います。それでも得点を取らなければならないですし、ここは我々のホームです。たくさんの応援もあった中でなんとしても勝たなくてはならない試合でしたので、本当に申し訳なく思っています。

この悔しさをリーグ戦にぶつけたいと思います…悔しさをリーグの最後の最後まで忘れることなく、ぶつけていきたいと思っています。

VTM:後半、特に延長に入ってからは再三のチャンスがあったにも関わらず決められなかった。リーグでも同様に決定力という課題がこれからもあると思います。それに対してチームとしてはどのような取り組みをされますか?

 

上野監督:やるべきことは明確なんです。こうやって攻めよう、こうやって形を作ろうというのがわかっていても慌ててしまう。やるべきこと、チームとしての決め事は全員で練習してきていますので選手たちは良くわかっていると思います。こうすれば形が作れる、点がとれると。あとはもっと冷静に、落ち着いていつもやっている通りにプレーすることが出来れば得点は取れるようになると思います。

VTM:怪我の選手が増えてきている中で、これまで出られていなかった選手が出場機会を得て、流動的にポジションを変えて良いプレーができているように思います。そのあたり何か意図があれば教えて下さい。

 

上野監督:㉜井上丈が試合中に傷んでしまい⑬高橋虎太郎が入り、⑮田宮碧人が左サイドバックができるので入れ替わりました。㉘寺下裕貴もPKは決められませんでしたが良いプレーをしてくれました。練習を重ねる中でもっと良くなっていくと思います。⑨酒井達磨はチャンスでたくさん外してしまいましたが、こういった経験を糧にもっともっと自分を磨いて、得点力を磨いて成長してほしいと思っています。あと、後半の終盤に交代のタイミングで悩みました。㉓小塚を準備していたのですがすごく良い流れでプレーできていましたので、連携の習熟度とピッチ上の選手の疲労度を考えて交代を見送りました。

 

VTM:最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

 

上野監督:はい、ホームの東員・アサスタでたくさんの応援で後押ししていただいたのですが負けてしまいました。この悔しさをリーグの最終戦まで持ち続けて闘い抜きますので、これからも応援をよろしくお願いします。

 

前半・後半 何度も迎える決定機、相手GKに阻まれる

ヴィアティンボールでキックオフ。立ち上がりにペースを掴んだのはFC. ISE-SHIMA、しかし5分程度で落ち着きそこからヴィアティン三重のペース。いきなり迎えたチャンス、㉔池田直樹のシュートに立ちはだかるのはFC. ISE-SHIMAのGK①増田選手。

 

 

 

続く36分、自陣でボールを奪い⑦塩谷仁から前線の⑨酒井達磨へパス。抜群の切り返しでDFを振り切ってシュートを打つが惜しくも枠の外。

 

 

42分、左CKを蹴るのは⑯橋本拓門、頭で合わせたのは先日の松江シティ戦でも頭で決めた㉝奥村泰地!しかしGK①増田選手が弾き返しさらに③穂積諒が反応してシュートを放つがまたしてもGK①増田選手がセーブ。ゴールが遠い。

 

 

後半に入って49分、右サイドでスピードに乗った⑨酒井が持ち込んで中に折り返す。中央に走り込んだ㉞原口拓人が脚を伸ばして触るがこれも枠の外…。

 

延長〜PK戦、勝負の神は細部に宿る。

何度か相手もカウンターからヴィアティンゴールに迫る場面はあったが決定的なピンチには至らず。DF陣とGK①森建太が落ち着いて対処。しかし90分闘って無得点、延長に入ってもヴィアティンが圧倒し続けるがチャンスをモノにできず時間だけが過ぎていく。FC. ISE-SHIMAの身体を張ったディフェンスも素晴らしく、何よりも何度も決定機を阻止したGK①増田選手、圧倒されているにも関わらず気迫と集中力で上回ってくる。

そして延長でも無得点…PK戦にもつれ込み、ヴィアティン三重の4人目・㉘寺下裕貴が止められて敗退。PKに関して特筆することはなく、度重なるピンチを何度も弾き返した相手GK①増田選手の活躍が光った。そしてFC. ISE-SHIMAを率いたキャプテンは以前ヴィアティン三重に在籍した④谷口力斗選手。勝利を掴んだ見事なキャプテンシーにエールを贈りたい。

一発勝負のトーナメント、どんな形でもゴールを決める泥臭さと、チャンスを確実にモノにする精度が欲しいところだ。下位カテゴリーのFC. ISE-SHIMA相手に油断があったとは思えないが、圧倒しても決めきれないところは大きな課題と言える。圧倒していたからこそディティール・細部にこだわったプレーを、フィニッシュを見たい。

「勝負の神は細部に宿る。」

天皇杯へのチャレンジはこれで終了となるが、我々の闘いは続く。いかなる困難も突破しよう。

 

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