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負けない闘志!強豪Honda FCにドロー。

2021年04月03日 

 

桜も散り始めた4月最初の土曜日。アウェー都田(浜松市)に乗り込んだヴィアティン三重。強豪Honda FCとの手に汗握る一戦は価値あるドローとなった。

決定的な場面を何度も何度も凌ぎ、終始負けない闘志を燃やし続けた選手達の意地を見た。全てを出し尽くしピッチにひれ伏すFW酒井達磨。その姿がどれだけ走り、どれだけ闘ったのかを物語っていた。

 

Honda FC 0-0 ヴィアティン三重
(前半0-0:後半0-0)

第23回 JFL第4節・スターティングメンバー紹介

試合終了後・上野監督コメント

試合の総括

上野監督:まず最初に、アウェー都田まで多くのサポーターの皆さんが駆けつけてくれました、本当にありがとうございます。試合結果についてはドローでしたが、選手たちは最後までファイトしてくれました。得点することはできませんでしたが、最後まで失点することなく、選手たちは本当に良く頑張ってくれたと思います。

 

VTM:試合全体を通して、監督が手応えを感じられた点やプレーはありますでしょうか?

 

上野監督:シュート本数は4本だったのですが、その中で3本は決定的なチャンスを作ることができました。もちろん得点に繋げられたら良かったのですが、例えば後半に右サイドからのクロスに左サイドの⑮田宮碧人が飛び込んだシーンも惜しかったですし、カウンターで持ち込んだシーンもありました。㉓小塚祐基が最後に惜しい場面も作ってくれました。新加入の㉕梅村豪も途中から入ってきてもう少し、という場面もあったと思います。先発の11人だけでなく、途中からピッチに立った選手たちが活躍してくれたことも非常に良かったです。選手層の押し上げにもなりますのでその点については手応えを感じています。

 

VTM:前節と比べてスタメンが何名か入れ替わりました。それについて教えて下さい。

 

上野監督:⑦塩谷仁、㉜井上丈がコンディション不良ということで出場できませんでした。⑪早坂翔については前節のMIOびわこ滋賀戦で怪我をしてしまいましたので残念ではあったのですが、その3人に代わって出てくれた⑬高橋虎太郎、⑮田宮碧人、㉝奥村泰地が非常によく頑張ってくれました。

 

VTM:途中交代選手のポジションについてですが、二列目から後ろの選手の交代が目立ちます。その意図があれば教えて下さい。

 

上野監督:今日は途中で⑥坂井将吾の投入を準備した場面がありましたが、⑨酒井達磨に疲労が見えていたので準備はしたものの、本人がまだやれるということだったので交代をとりやめました。二列目以降の交代が云々ということよりも、その時の選手の状態を考えて交代させています。攻撃陣についても⑥坂井将吾、㉞原口拓人も非常に調子が良く切磋琢磨してくれていますので、これから途中交代でも先発でも出ることがあると思いますので、頑張ってくれることと思います。

 

VTM:前半は相手のシュートが10本、かなり押し込まれた印象でしたが、ハーフタイムにはどのような指示をされましたか?

 

上野監督:いつもやっていることを徹底しよう、しっかりやり切ろうと言いました。やはりシュートを打たせてしまっていたので、もっと身体を寄せて、密着した守備をしようと伝えました。Honda FCさんが間あいだで上手くボールを回してキープしてくるので、その組立についていけていなかったところがありました。それに対してもう一度前からしっかりとプレスをかけられるようにも指示しました。

 

VTM:次節でアウェー三連戦の3試合目になります。サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

 

上野監督:次は松江戦でまたアウェーになりますが、しっかり最後まで闘って勝利をもって帰りたいと思っています。応援宜しくおねがいします。

 

前半・再三のピンチを凌いでスコアレス

公式記録を見ると前半のシュート本数、ヴィアティン三重0本に対しHonda FCが10本。上野監督がコメントしている通り、かなりシュートを打たせてしまっていた前半。何度かクロスバーやポストにも助けられたが、GK①森建太が好セーブを連発。今節は不在の⑦塩谷に代わってキャプテンマークを巻く③穂積諒・②大竹陸を中心にDF陣が身体を張ってギリギリのところでゴールを割らせない。

 

 

序盤こそ相手ゴールに迫る場面もあったが、その後はなかなかボールを前に運べない。一方、コンパクトな距離を保ちボールを保持するHonda FC、必死に奪っても人数をかけて守られ、すぐにボールを奪われるヴィアティン三重。反撃の糸口を見つけられないまま耐える時間が続く。

 

後半・Honda FCペースが続くも一歩も譲らずタイムアップ

 

後半に入り、気持ちのギアをひとつ上げてきたヴィアティン三重。前半ほど簡単にシュートを打たせない。後半早々にチャンスを迎える。ピッチ中央で⑬高橋虎太郎がボールを奪い⑩山藤→⑯橋本→⑤菅野→⑩山藤と繋いで再び⑯橋本へ。右サイド深いところまで入り込んで逆サイドを猛然と駆け上がってきた⑮田宮の頭に合わせるが惜しくもゴールを捉えることはできず。流れるようなパスワークと勢いのある攻撃に上野監督から声が飛ぶ「ナイスやーーー!!!」

 

精度の高いパスワークとワンタッチプレーで何度もヴィアティン三重の陣地に攻め入るHonda FC。ラストパスの精度も高く決定機は多いが、文字通り身体を投げ出して跳ね返すヴィアティン三重の選手たち。

 

 

終盤に入って先日新加入が発表されたばかりの㉕梅村豪を投入。続けて④寺田、若手の㉓小塚を投入。新卒新加入の梅村、小塚がともにチャンスを作り手に汗握る試合展開ながらも光る若さと可能性を感じさせる場面があった。

 

 

その後、何度も危ない場面はあったが最後の最後まで全員で闘い続けた選手たち。長い長い90分が終わり、両者痛み分けと言うべきか、価値あるドローと言うべきか、ともに勝点1ずつを分けることとなった。

 

今季4節目にして怪我とコンディション不良で⑱佐藤洸一、⑰野垣内俊、㉘寺下裕貴、⑦塩谷仁、㉜井上丈、⑪早坂翔と主力6名を欠く状況。常にどの選手が出ても良いように準備しているとは言え、苦しい台所事情の中でHonda FCに負けなかったことはポジティブに捉えることもできる。

 

昨シーズンの開幕戦・Honda FC戦を振り返れば、1点リードで完全に勝利を確信していた後半アディショナルタイムに追いつかれドローとなり、負けないHonda FCの強さを見た。他にも上に上がっていくチーム、上位にとどまるチームが負け試合をドローにして勝点1を取る様を見てきた。

 

苦しい状況でも、劣勢が続く試合でも《負けない闘志・負けない強さ》を持つこと。

 

これを積み重ねることが次のチャンスに繋がっていく。次は松江で勝利を掴もう。

 

フォトギャラリー①

フォトギャラリー②

公式記録

NEXT MATCH 4/11 SUN vs 松江シティFC

  • 試合日程:2021年4月11日(日)
  • 対戦相手:松江シティFC
  • 試合会場:松江市営陸上競技場
  • 開始時間:13:00キックオフ