2023年9月23日、爽やかな青空がひろがる秋晴れのもと、昨シーズン限りで引退した２人、坂井将吾、佐藤洸一の引退記念試合が行われた。ヴィアティン三重11年の歴史において引退記念試合を行うのは初めてのこと。坂井将吾は2013年から2022年までの10シーズン、佐藤洸一は2020年から2022年までの3シーズンに渡ってヴィアティン三重に在籍、地元三重県出身選手でともにJリーグでのプレー経験があり、ヴィアティン三重にとっても三重県サッカー界にとっても貴重なレジェンドである。彼らの引退から数ヶ月が経った2023年9月、多くのパートナー企業の賛同・協力を得て引退記念試合の開催が実現した。

彼らの引退記念試合に際し多くのヴィアティン三重レジェンドが集結、今でも他のカテゴリーでプレーを続ける選手から日頃はサッカーどころか全く運動もしていないであろう元選手まで、久しぶりの再会に笑顔を見せながら試合開始前から明るく和やかな雰囲気。そして13時のキックオフに向けて現役時代以上に入念なアップをして身体を動かす。

 

 

VEERTIEN LEGENDS Players

• 坂井 将吾　(2013-2022)
• 佐藤 洸一　(2020-2022)
• 丹羽 泰史　(2012-2014)
• 加藤 秀典　(2013-2019)
• 岩谷 俊輔　(2013-2015)
• 北村 知隆　(2013)
• 石川 貴啓　(2014-2017)
• 藤牧 祥吾　(2015-2019)
• 岩田 尚記　(2015-2017)
• 佐光 塁　(2015-2017)
• 寺尾 俊祐　(2016-2019)
• 稲森 睦　(2016-2019)
• 井上 丈　(2019-2022)
• 田宮 碧人　(2021-2022)
• 山藤 健太　(2021)

（　）内は在籍シーズン

 

主役のふたりが大活躍、試合は点の取り合いに！

 

対戦相手はヴィアティン三重U-15チーム、20分✕３本で選手交代は自由と特別ルール。開始早々U15 に先制点を奪われてしまうヴィアティン三重スペシャルチーム、先制されてやっとエンジンがかかったのか主役の坂井＆佐藤に点を獲らせるべくボールを集める。そして生まれた佐藤洸一のゴール、U15を相手に大人気なく本気を出す（笑）久しぶりの佐藤洸一のゴールに沸くスタンド。

 

 

開始から５分ごろまではスペシャルチームもU-15に負けない動きを見せていたが、時間が経つにつれて徐々に動きが悪くなるメンバーがちらほら。今もチームに所属してプレーを続けるメンバーが数名、坂井や佐藤と同様に指導者としてサッカーに関わるメンバーが数名、そして全く運動をしていないメンバーも数名、少し動けばその違いは歴然（笑）

 

 

アカデミーの指導者を務める岩田尚記コーチや寺尾俊祐コーチ（寺尾憲祐選手の兄）は教え子たちに負けてなるものかとキレキレのプレーで圧倒し、教え子たちのベンチから「おぉ〜！」と大きな声が上がる。

 

 

主役のふたりも息を切らしながら中学生を相手に（現時点での）本気でプレー、周囲のお膳立てもあって得点を重ね、主役としての存在感を示す。

 

 

U15の選手たちは引退記念とは言え本気で挑み、かつての名選手たちを置き去りにする場面も。試合は獲っては獲られてのシーソーゲームで互いに得点を重ね、U15の素晴らしいプレーにもスタンドからは大きな拍手と歓声。

 

 

スペシャルチームは入れ替わり立ち替わりで全ての選手がピッチに立ち、スタンドに詰めかけた古くからのファンはお目当ての選手の登場に大きな拍手で後押しする。そして試合中は終始スタジアムMC・川道さんのおもしろトークとレジェンド選手たちの掛け合いでスタンドからは常に笑いと拍手が絶えなかった。

 

 

互いに点を獲り合い、３本目にはスペシャルチームのほぼ全員がしっかりとバテバテになったところで試合終了。試合のあとは坂井将吾・佐藤洸一両名の挨拶で締めくくり、最後はヴィアティン三重11年の歴史に名を刻んだ名選手たち、そして未来のヴィアティン三重を担うU15の選手らと揃っての集合写真。

 

2021年に開催した歴代の在籍選手が集結したレジェンドマッチと同様に、始まりから終わりまでピッチもスタジアムも終始笑顔に包まれた素晴らしい雰囲気のイベントマッチになった。今回は昨シーズン引退したふたりの功労者の引退記念試合だったが、これからも続いていくヴィアティン三重から彼らのような後世に語り継がれるような選手が続いてくれることを願うばかりだ。

こんなに楽しいイベントマッチなら毎年でも開催してほしいぐらいだ！そんな声が聞こえてきそうなので、全ヴィアティン三重OBの皆さんは、いつ呼ばれてもいいようにしっかりと準備をよろしくお願いします！（笑）

 

 

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