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トップチームスタッフ体制 強化に関する就任記者会見を実施
8月18日(火)、トップチームスタッフ体制の強化に関する記者会見を実施いたしました。

記者会見 概要
■開催日
2026年8月18日(火)
■登壇者
・株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ 代表取締役社長 後藤大介
・トップチーム総監督 樋口士郎
・トップチーム監督 霜田正浩
ご挨拶
代表 後藤よりご挨拶

本日は大変お忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。
今回のチーム体制強化に関して、私からこれまでの経緯について説明をさせていただきます。樋口士郎 総監督が、2026 JFL CUPが閉幕した5月末に監督に就任し、その当時から監督の右腕となる経験豊富なヘッドコーチを探し始めていました。そのなかで7月末ごろ霜田正浩 新監督との出会いがあり、お話しする機会がありとてもヴィアティン三重に興味を持っていただきました。樋口監督にも確認し、その後に強化部より正式なオファーを出し、ヘッドコーチへの就任が決まりました。
現代のサッカーにおいて、世界的には勿論のこと、日本代表やJクラブでも、監督が大所高所から全体を見渡し統括し、攻撃のコーチ、守備のコーチ、分析のコーチなどそれぞれ専門性の高いコーチ陣で組織を作り、監督1人ではなくチーム組織として活動をしていきます。我々としてもその体制を目指す中で、経験豊富なヘッドコーチは欠かせず、ずっと探し続けていた訳です。
霜田氏が三重県に入り、樋口監督と霜田ヘッドコーチでのミーティング等色々な準備が始まった訳ですが、先週歓迎会を兼ねた食事会にて、樋口監督から「(霜田氏について)JFAで技術委員長をされたり、Jクラブでの監督経験も豊富で、本当に驚きましたし、来てくれて本当にありがとうございます。その上で霜田さんの経験を遠慮することなく、どんどん注入して頂くためにも、三重県にJリーグチームを誕生させるためにも、自分が総監督となり、霜田さんが監督になる。この新たな体制で行きたいんです。総監督になっても現場に関わり続け、全体を見渡せす役割は変わらない。ベンチ入りもします。その上で、霜田さんが今までの経験を遠慮なく発揮していただきたい。選手にも伝わりやすく分かりやすい体制にしたい。決してネガティブではない、ポジティブな提案なんです。1日でも早い方が良い、中途半端な時期ではなく今の時期でも決して遅くないのですぐに変えましょう。」 という提言でした。
私も役員も急な話であったため慎重に考え、その後も長時間の話し合いが続きましたが、最終的には士郎さんの強い考えを聞き、クラブとしても決断を致しました。開幕直前に体制が変わることへご心配される方もいらっしゃると思いましたが、パートナー企業の皆様など応援頂いている皆さまには、私や役員から丁寧にご説明をさせていただければ必ずご理解いただけると考えました。
地域の皆さまには、今回の新たな体制について是非ご賛同いただき応援いただきたいという思いから、急遽記者会見を設けさせていただきました。今日から新体制での練習も始まりましたので、ぜひ皆さま開幕を楽しみにお待ちいただければと思います。
総監督 樋口士郎よりご挨拶

経緯は社長の方からお話いただいた通りですが、霜田さんが加入するということが決まってきた時に、”普通の指導者”じゃないわけですね。皆さんもご存知のように、JFAの技術委員長をされ、各Jクラブを指導されてきたと。その人が加入するということになった時に、少し偉そうな言い方にはなりますが、この人の持ってる能力をヴィアティンで存分に発揮してもらうことが”三重県にJを”ということを考えたら、1番良いのかなと自分自身も考えました。
人生かけて監督を、ということで引き受けさせていただいたんですけれども、例えば僕の教え子がヘッドコーチに来て一緒にやろうぜっていうレベルじゃないわけです。いろんなこと考えた時に、彼の持ってる力を発揮するためには、この体制の方が良いんじゃないかと。役割分担をはっきりして、監督を任せて、私の方が総監督っていう名前で統括させてもらうと。その方がそれぞれの良さが発揮できるというか、ヴィアティンがJに上がるためにとっては、1番良いのかなということで、この提案をさせてもらったという経緯があります。組織が崩れるとチームも崩れますので、そういう部分での肩書きも非常に大事だと自分自身も感じてましたので、スッキリとその形で行かしてくださいということでお話をさせてもらいました。
時期的な問題ですが、選手に与える影響は大きな部分もあるとは思うんですが、サッカーの考え方については、私と彼のコンセプト、サッカーのやり方がほとんど変わらないという部分がありましたので、私が菅原監督から引き引き継いだところで、記者会見でもお話させてもらったと思うんですが、個人戦術や原理原則の部分をしっかりやっていこうと3ヶ月やらしてもらって、その上で、キメの細かいワンランク上のサッカーで、彼にバトンタッチできるという意味では、2週間前でも、メンタル的な部分はあるかもしれませんが、選手に対してはサッカーの部分においては影響は無いのかなと。逆に新鮮で、良い形でバトンタッチできるのではないかなと思いました。
あとは地域のところで、僕が監督をさせてもらうことになって、どんなサッカーをするのか興味深く見守ってもらった人もいるとは思います。自分自身も高校サッカーのいけいけが、どこまでやれるんだみたいな、そういう楽しみもありました。それよりも、三重県から「J」が誕生するという、そこを考えればこの形がベストだし、地域の方にもご理解いただけるのかなと思っております。総監督という名前ですが、現場には常に出て、彼の側で相談役としてやらせていただきたいなと思ってますので、今後ともよろしくお願いいたします。
新監督 霜田正浩よりご挨拶

皆さん、こんにちは。ご紹介いただきました霜田でございます。
久しぶりの公の会見なので、1つお話させてください。熊本の地震の災害、そしてこの間の千葉の豪雨災害。災害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。熊本にも千葉にもサッカーファミリーがたくさんいて、僕も知り合いがたくさんいますので、この場を借りて、彼らの1日でも早い復興を祈りたいなと思います。
その中で、やはりこうやって普通に日常生活ができて、サッカーができるということに本当に感謝しなければいけないなと思っています。そして感謝と言えば、まずはこの席に座らせていただいた後藤社長、それから樋口総監督、お二人には本当に心から感謝を申し上げたいと、この場を借りて伝えたいと思います。
ご縁があって後藤社長とクラブの目指すビジョン、これからのプロジェクトなど、すごく熱く語っていただいて、本当にヴィアティン三重というクラブがこういうことを目指しているんだな、こういう道で強化をしてこうなりたいんだな、っていうのを本当に熱く語っていただきました。そのプロジェクトに惹かれ、後藤社長の熱い思いに惹かれ、このチームで仕事ができたら良いなとその時も感じました。
こちらに来ることになり、あえて士郎さんと呼ばせていただきますが僕らからすると、指導者の大先輩で、”四中工の樋口士郎”を知らない日本の指導者は多分いないと思います。そういう意味では僕も士郎さんをリスペクトしていますし、いろんなことを学びたいと思っていますし、こうやって監督をやらせていただけることに関して、本当に心から感謝しかありません。言葉にするのは簡単なんですが、その感謝をどうやってピッチで表現するかは、やはり士郎さんが積み上げてきたものを先にJリーグに昇格できるような、そういう強いチームを作っていかなければいけないと、責任と使命感と覚悟を持ってここにやって参りました。今日も練習してきましたが、選手は本当に真面目にハードワークをしてくれる、すごく良い選手が揃っていると思います。なので、樋口士郎 総監督と二人三脚で、いろんなことを僕自身も学びながら、チームが勝って三重県から初めてのJリーグクラブを誕生させる。そういう強い想いを持って、日々生活をしたいと思っております。
地元の人たち、サポーターの方々、それからパートナーの方々、本当に三重一丸とならないと、大きな目標を達成できないと思いますので、ぜひ皆さん、メディアの方も含めて、力を貸していただければなと思います。よろしくお願い申し上げます。
質疑応答
── 重なる部分もあると思いますが、霜田監督はいつ頃オファーをいただき、ご自身の中で引き受けようと決められましたか?
霜田:時期的には7月末にお話をいただいて、その時はまだ士郎さんには会ってなかったんですけど、社長に東京まで来ていただいたり、あとは森本テクニカルダイレクターとサッカーの話をしながら、このクラブを目指すフットボールのプロジェクトにすごくやりがいを感じました。 その時はとてもポジティブに考えました。
── 霜田監督に白羽の矢が立った理由は?
後藤:士郎さんがおっしゃった通り全く同じで、なかなかJFLに来ていただける方ではないという、それぐらい色々な経験・実績を重ねてこられた方で、Jクラブでは監督されていた時ももちろん拝見しておりましたし、サッカーのスタイルを構築されて、次の世代にバトンタッチするような、そういうところもサッカーファンの1人として拝見しておりました。まさかご縁が本当にあるとは思っていなかったですし、今日は不在なんですけれども、森本テクニカルダイレクターがもともと面識があって、そこからサッカー談義になって、色々話をしてる中で、ヴィアティン三重…オレンジ色のチーム…霜田監督の過去所属されたチームもオレンジ色が多い…。そんなご縁もありながら、興味を持っていただいたことにまず感謝しましたし、その中でワールドカップの話も出ましたが、オランダがきっかけとなったヴィアティン三重の話にも繋がっていき、いろんなお話をさせていただいて、ほんとに興味関心を強く持っていただいたというのが1回目の出会いでした。その後に、士郎さんとの体制についての打ち合わせをさせていただいて、最終的にオファーを出させていただきました。

── 樋口総監督からヘッドコーチではなく「監督」という話があった際、率直にどう思われましたか?
霜田:今までいろんなチームで監督をやってきましたので、やらせてもらえる嬉しさと、士郎さんに気を遣っていただいて配慮していただいて、本当はどの監督さんも多分自分のやりたいサッカーがあって、そこをやるには、いろんな自分の経験を全部このチームに落とし込むっていうのが監督の仕事ですから、そうではなくて、自分(樋口氏)が総監督という立場になっていただいて、僕が全面的に指揮をとっても良いと言っていただいたのは、本当に嬉しさ反面、申し訳なさ反面っていうのが正直なところでした。
── その中、開幕まで2週間で、期間もあるわけではないですが、監督なりにチームをどのように仕上げていきたいとお考えでしょうか?
霜田:そもそも勝ち負けだけではなくて、ヴィアティン三重がどういうサッカーをやって、どういう試合をして、地元のサポーターに感動を与えて、その先に勝利があって、その先に昇格があると思ってますので、やっぱり勝つのが1番なんですが、勝つならなんでも良いだろうっていうことは、クラブのコンセプトからするとちょっと違うかなと思ってます。ちゃんとヴィアティン三重のフットボールを確立させるということと、それにこだわりすぎて、じゃあ勝てなくても良いのかっていうことになると、結果は絶対に大事なので、その内容と結果をちゃんと両立できるような、ある意味どちらかを取らなければいけない時がもし来れば、その時は躊躇なく結果を取る。そうやって、まずここ三重にJリーグチームを誕生させるっていうのが大きな目標ですから、そこはブレずにやりたいなと思っています。
── Jクラブでの監督経験がある中、Jと変わらないところ、難しさを感じている部分はありますか?
霜田:実際に指揮を執ったことはないんですが東京に住んでいまして、いろんなJFLのチームの試合を見に行く機会があって、クリアソン新宿もそうだし、横河武蔵野FCも、Y.S.C.C.横浜も、いろんなチームの試合を見てきたので、大体JFLがこのぐらいの選手がいて、このぐらいのレベルでっていうのは、把握してるつもりです。ただ、ここに来て、今日の練習でも感じたんですが選手は全員プロではないので、ちゃんと仕事をしながらサッカーをやって。今日みたいなハードな練習をした後に仕事するっていうことに関して、とてもそれに対して僕は選手たちにリスペクトがあって。プロの選手だと午前中練習して、午後は何もなくて、ケアする選手もいますけど、休んで遊んでいる選手もいますから、そういう意味では誤解の無いように言いますが、JFLの選手たちが働きながらサッカーをやってるっていうことに関して、とてもピュアで真摯に取り組んでいて、そういう姿勢みたいなのはJリーグにない、日本のフットボールの良いところだなと思ってますので、仕事が忙しいからサッカーできなくてもしょうがないよね、でもなくて、サッカーも仕事も全力で出すっていうところ、その取り組み方、姿勢が特にヴィアティンの選手たちは素晴らしいものを持ってるなと感じましたので、そういうところを出していきたいなと思います。

── 先ほど樋口総監督とは”二人三脚で”とおっしゃっていましたが、具体的にどのような関係性でしょうか?
霜田:士郎さんの弟さんと僕、仲が良いんです(笑)
親子って言うと怒るかもしれませんが、良き兄貴・先輩として、いろんなことを学んでいきたいなと思っています。
── 樋口総監督は、ご自身が監督を外れて総監督になるということに、率直なお気持ちは?
樋口:葛藤は色々する部分はありましたけれども、Jを目指す中で何が1番良いのか考えた時に、エゴでもないですけど、意思、意地を張るよりも、やっぱり能力を発揮してもらう、それを二人三脚でやっていく方がこのヴィアティンのためだと思いました。彼が来ると聞いて「超ビッグネームやん」と。これはそうやろうなと、自分の中ではすんなりとそれが1番Jに近いなと思ったものですから、お話をさせてもらったというところです。

── 樋口総監督もリーグ戦ではベンチに入るということでしょうか?また、霜田監督に期待することを教えてください。
樋口:ベンチに入り、いつも横にいるような形になると思います。霜田監督に期待してる部分は世界も知ってるし、Jも知ってるし、それからJFAの育成などもやられてますから、JFAの時に、実は(四日市中央工業高校出身の)浅野拓磨(サンフレッチェ広島)とか森島司(名古屋グランパス)とかもお世話になってるらしいんですよね。ですので、そういうところでもご縁がありますし、とにかく持ってる能力を全部発揮してもらって、困ったことがあったら相談してっていう感じでやれれば良いなと思ってます。
── 霜田監督へ、この話があった以前からヴィアティンについては知っていましたか?
霜田:以前監督だった間瀬秀一はジェフのトップチームで一緒にコーチをやっていた、樋口 靖洋さん(樋口総監督の弟)もS級(ライセンス)で同期だったので知ってました。それぐらいです。
── この体制強化も選手たちに伝えたと思いますが、伝えた時の状況とその選手たちの反応は?
樋口:森本テクニカルダイレクターから全体に話をしてもらって、その後に僕の方からこういう体制になるよと、みんなで頑張ろうぜっていう話をさせてもらいました。選手の様子は、急でしたので、びっくりしてる選手も多かったですが、今日のトレーニングに関しても、選手はやること一緒だっていうことで、 ほんとに前向き取り組んでいました。
── 霜田監督は、これまでの経歴を見て、やはりアクティブなサッカーを目指すと思いますが、準備期間が短い中で選手たちに期待することや、どんなところを植え付けていきたいと思いますか?
霜田:この名前の由来(ヴィアティンはオランダ語で14という意味があるなど)を考えれば、(トータルフットボールを体現していた)50年前のオランダ代表があれだけ世界的にいろんな人にインパクトを与えて、やっぱりサッカーって面白いな、素晴らしいなっていうのを、クライフというスーパースターがいたからこそできたと思いますが、全員で攻撃して全員で守備をする、ある意味1つのボールを全員で体張ってゴールを守って、全員で相手のゴールに入れていくっていうようなそういうシンプルなスポーツですから、勇気を持って、できるだけ相手のゴールに向かっていくサッカーをやりたいなと。
勇気を持ってチャレンジする姿に、多分サポーターは感動してくれると思いますので、勝ち負けの責任に関してはもちろん僕が取らなければいけないんですが、選手がやっぱり勇気を持って戦えるような状況をちゃんと作れるかどうかだと思ってますので、そういう意味では攻撃的とは言わないです、攻撃も守備も両方やらなければいけないので、アグレッシブに勇気を持ったチャレンジするサッカーをやりたいなと思ってます。
── 最後に霜田監督に質問です。この開幕2週間前に、ファン・サポーターにとってはものすごいビッグニュースだと思います。ファン・サポーターに意気込みをぜひお聞かせください。
霜田:戦ってみないと結果は出ないんですが、良い結果を出すための環境とか、選手の質、それから準備の質、クラブのフィロソフィーも含めて、いろんなものが整ってるなと感じてます。J3もJ2も見てますけども、その時、その年のシーズンの結果によって、今、上にいるか下にいるかだけの違いであって。エレベーターになってるクラブもたくさんありますから、先に上がったもの勝ちではないと思います。長く上にいたものが勝つものだと思っています。
そういう意味では、ちゃんと準備をして上がったチームはちゃんと上にいるんですけど、とてもポテンシャルのあるチームだと思います。僕が来たから急に勝てるとは僕自身1番思ってなくて。やるのは選手なので、やっぱり選手たちが同じ方向を向いて、1つのベクトルに向かって、1+1を13とか15ぐらいにできるような、そういうサッカーをやりたいなと思ってます。リスクにもチャレンジしますし、勇気も持たせたいし、そこで勝っても負けてもこんなサッカーやってくれたら”また応援に行きたいな”ってサポーターの皆さんに思ってもらえるような試合が続けば、そこは間違いなく勝利へ向かってるなと思います。開幕まで2週間ですが、この2週間できることやれること、全部やりますから、ぜひ開幕戦に大勢のサポーターに来ていただいて勝ちたいなと思います。














